「お茶の時間」という言葉の響きが好きです。家族と、友人と、1人で…。
色々な方に「珈琲が好きなんです」と言っていますが、いつからそんなに珈琲が好きになったのか…と記憶をたどっていくと…5~6年前ぐらいかな?(あれ、意外と最近)
実家では、父がやはり珈琲が好きで毎朝飲んでいました。と言っても自宅で淹れるわけではなく、家の二軒隣の珈琲店で淹れたものを毎朝飲んでいました。
お店に伺って飲むこともあれば、厚みのあるぽってりした真っ白いカップになみなみと入った珈琲を(ちゃんとラップがしてありました)いそいそと自宅に持ってきて飲んでいることもありました。創業が昭和34年。「喫茶店」という言葉がぴったりの佇まいのお店だと大人になってから思います。
一度だけ、店内に入ったことがありました。小学生の頃です。お店の奥にある庭木にモリアオガエルが卵を産んだから見てごらん!と、父に連れられて。
緊急しながら入ったお店は、黒い革のソファーがあって全体的に薄暗く、男性の姿しかなく…大人の場所で子供の来るところじゃないとはっきり感じました。時折お店の外で父と立ち話をしているマスターの背面にはガラスの器具(おそらくサイフォンだったのかな?)が光って見えて、更に緊急しながら奥まで進んだ記憶があります。
目指すカエルの卵は、庭木の幹に泡のような感じでありました。滅多に見られないからと父は興奮気味でしたが、私は大人の視線が気になって…いつものように、はしゃぐことも憚られて、じっくり観察せぬまま引き上げたような…。なので、珈琲というと大人の男性…その頃の私にとっては「おじさんの飲み物」というイメージが強かったです。
もっとも、子供の頃から珈琲を飲んでいるはずもなく、家ではもっぱら紅茶や日本茶。特に華やかな洋食器を使って楽しむ「お茶の時間」は大好きでした。料理は目でも楽しむものという母なので、自分で作ったお菓子を子供とはいえ、ちゃんとポット&カップとお皿を揃えて出してくれたので気分は淑女。子供なりに嬉しくて毎回ドキドキしながら、母手作りのケーキを食べ紅茶を飲んだものです。
私にとって「お茶」は、紅茶という時期が長かったです。その後「磯淵猛さん」という方がTVや雑誌に登場され、紅茶の魅力を伝えられるのを見たり読んだりして、更に紅茶が好きに。その当時、藤沢に「紅茶専門店ディンブラ」という磯淵さんのお店があったので(今もあるのかな?)一度だけ行ったこともありました。残念ながら、ご本人はいらっしゃらなかったのですが、美味しい紅茶をいただいて帰りました。
ちょっと話がそれますが、水谷豊さん主演の「相棒」という番組。水谷さん扮する右京さんが紅茶をいれて飲むシーン…好きなんです。相棒以外でも、TVや映画、小説なんかでもお茶を飲むシーン…すごく好きなんですよね~笑。8月の鯨、名探偵ポワロ等など…。
おじさんの飲み物のイメージが強かった珈琲が、いつから大好きになったのか…自分でも意外ですが、はっきりと思い出せない…。強いて言えば20代は「コーヒーフロート」だけは、アイスクリームの甘さと珈琲の苦味が相まって美味しいと感じていたかも。
同じく20代の頃に、都内にある某有名百貨店の輸入食器売場併設のティールームに行ったことがあります。自分の好きなカップを選んで飲むことが出来るというところに惹かれてワクワクしながら…。コの字のカウンター式で、どこに腰かけても綺麗に並んだカップが見えるつくり。大倉陶園のカップを選び、注文したのは「キリマンジャロ」。
家ではいつも紅茶だからたまには珈琲でも…と思ったんだと記憶しています。キリマンジャロを選んだのはなんとなく。見たことのある銘柄だからと適当にオーダーしました。格好つけて飲んだものの…酸味がキツく感じられ、しかも飲んだ直後から猛烈な腹痛に襲われ冷や汗をかきながらトイレに駆け込む羽目に!
完全にお腹を下しグッタリ。膝もぶるぶるして…しばらくトイレから出られずヨレヨレになって帰ったのを思い出すと今だに笑ってしまいます。後にも先にも、外出先でこんな経験はこの時だけ。…以後、酸味のある珈琲は苦手になり、苦味と香り重視。ちなみに珈琲を飲んでお腹をこわすなんてと誰しも首をかしげるのですが、間違いなく珈琲!(過去にやはり珈琲を飲んでお腹をこわさないまでもチクチク痛くなったことはありました)
この時の情けなくも苦しい体験からしばらくは珈琲から遠ざかりました。色々なお付き合いの中で伺った友人知人のお家で珈琲を出していただくことはあっても、自分から積極的にとはならないまま…30代後半へ。
年齢による嗜好の変化なのか、30代の終わり頃から40代に入る時ぐらいから大好きになったんだと思います。たまたま、地元で自家焙煎の美味しい豆を購入できる幸運に恵まれたのも大きいかも。
あれこれ試してみましたが、今はお世話になっているこのお店が1番!ガリガリと自分で挽いて、立ちこめる香りを楽しみながら淹れたてをブラックで飲む時が幸せ…。
幸い、珈琲を飲んでもあの事件以後は腹痛におそわれることも一切なく(笑)私の「お茶の時間」には珈琲が欠かせぬものになりました。
毎日、手にとってガリガリやっているコーヒーミル。一般的なイメージで四角い形のものをと思っていたのですが、お店の奥様おすすめの形でこれを購入。とっても使いやすくて茶筒型って本当に便利!
大好きな大倉陶園の「金蝕バラ」シリーズのコーヒーカップ。
普段使いには、イギリスのDUDSONコーヒーカップも愛用しています。
色々な方に「珈琲が好きなんです」と言っていますが、いつからそんなに珈琲が好きになったのか…と記憶をたどっていくと…5~6年前ぐらいかな?(あれ、意外と最近)
実家では、父がやはり珈琲が好きで毎朝飲んでいました。と言っても自宅で淹れるわけではなく、家の二軒隣の珈琲店で淹れたものを毎朝飲んでいました。
お店に伺って飲むこともあれば、厚みのあるぽってりした真っ白いカップになみなみと入った珈琲を(ちゃんとラップがしてありました)いそいそと自宅に持ってきて飲んでいることもありました。創業が昭和34年。「喫茶店」という言葉がぴったりの佇まいのお店だと大人になってから思います。
一度だけ、店内に入ったことがありました。小学生の頃です。お店の奥にある庭木にモリアオガエルが卵を産んだから見てごらん!と、父に連れられて。
緊急しながら入ったお店は、黒い革のソファーがあって全体的に薄暗く、男性の姿しかなく…大人の場所で子供の来るところじゃないとはっきり感じました。時折お店の外で父と立ち話をしているマスターの背面にはガラスの器具(おそらくサイフォンだったのかな?)が光って見えて、更に緊急しながら奥まで進んだ記憶があります。
目指すカエルの卵は、庭木の幹に泡のような感じでありました。滅多に見られないからと父は興奮気味でしたが、私は大人の視線が気になって…いつものように、はしゃぐことも憚られて、じっくり観察せぬまま引き上げたような…。なので、珈琲というと大人の男性…その頃の私にとっては「おじさんの飲み物」というイメージが強かったです。
もっとも、子供の頃から珈琲を飲んでいるはずもなく、家ではもっぱら紅茶や日本茶。特に華やかな洋食器を使って楽しむ「お茶の時間」は大好きでした。料理は目でも楽しむものという母なので、自分で作ったお菓子を子供とはいえ、ちゃんとポット&カップとお皿を揃えて出してくれたので気分は淑女。子供なりに嬉しくて毎回ドキドキしながら、母手作りのケーキを食べ紅茶を飲んだものです。
私にとって「お茶」は、紅茶という時期が長かったです。その後「磯淵猛さん」という方がTVや雑誌に登場され、紅茶の魅力を伝えられるのを見たり読んだりして、更に紅茶が好きに。その当時、藤沢に「紅茶専門店ディンブラ」という磯淵さんのお店があったので(今もあるのかな?)一度だけ行ったこともありました。残念ながら、ご本人はいらっしゃらなかったのですが、美味しい紅茶をいただいて帰りました。
ちょっと話がそれますが、水谷豊さん主演の「相棒」という番組。水谷さん扮する右京さんが紅茶をいれて飲むシーン…好きなんです。相棒以外でも、TVや映画、小説なんかでもお茶を飲むシーン…すごく好きなんですよね~笑。8月の鯨、名探偵ポワロ等など…。
おじさんの飲み物のイメージが強かった珈琲が、いつから大好きになったのか…自分でも意外ですが、はっきりと思い出せない…。強いて言えば20代は「コーヒーフロート」だけは、アイスクリームの甘さと珈琲の苦味が相まって美味しいと感じていたかも。
同じく20代の頃に、都内にある某有名百貨店の輸入食器売場併設のティールームに行ったことがあります。自分の好きなカップを選んで飲むことが出来るというところに惹かれてワクワクしながら…。コの字のカウンター式で、どこに腰かけても綺麗に並んだカップが見えるつくり。大倉陶園のカップを選び、注文したのは「キリマンジャロ」。
家ではいつも紅茶だからたまには珈琲でも…と思ったんだと記憶しています。キリマンジャロを選んだのはなんとなく。見たことのある銘柄だからと適当にオーダーしました。格好つけて飲んだものの…酸味がキツく感じられ、しかも飲んだ直後から猛烈な腹痛に襲われ冷や汗をかきながらトイレに駆け込む羽目に!
完全にお腹を下しグッタリ。膝もぶるぶるして…しばらくトイレから出られずヨレヨレになって帰ったのを思い出すと今だに笑ってしまいます。後にも先にも、外出先でこんな経験はこの時だけ。…以後、酸味のある珈琲は苦手になり、苦味と香り重視。ちなみに珈琲を飲んでお腹をこわすなんてと誰しも首をかしげるのですが、間違いなく珈琲!(過去にやはり珈琲を飲んでお腹をこわさないまでもチクチク痛くなったことはありました)
この時の情けなくも苦しい体験からしばらくは珈琲から遠ざかりました。色々なお付き合いの中で伺った友人知人のお家で珈琲を出していただくことはあっても、自分から積極的にとはならないまま…30代後半へ。
年齢による嗜好の変化なのか、30代の終わり頃から40代に入る時ぐらいから大好きになったんだと思います。たまたま、地元で自家焙煎の美味しい豆を購入できる幸運に恵まれたのも大きいかも。
あれこれ試してみましたが、今はお世話になっているこのお店が1番!ガリガリと自分で挽いて、立ちこめる香りを楽しみながら淹れたてをブラックで飲む時が幸せ…。
幸い、珈琲を飲んでもあの事件以後は腹痛におそわれることも一切なく(笑)私の「お茶の時間」には珈琲が欠かせぬものになりました。
毎日、手にとってガリガリやっているコーヒーミル。一般的なイメージで四角い形のものをと思っていたのですが、お店の奥様おすすめの形でこれを購入。とっても使いやすくて茶筒型って本当に便利!
大好きな大倉陶園の「金蝕バラ」シリーズのコーヒーカップ。
普段使いには、イギリスのDUDSONコーヒーカップも愛用しています。
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