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余白というおくりもの

2022年09月17日 | 日記
母の淹れる日本茶は何でこんなに美味しいんだろう。
子供の頃からそう思っていた。

来客があると、当時はお出しするのはお煎茶が多かった。

母が淹れたそのお茶を、緊張しながら応接間に運ぶのが私の役目。

どこのお茶屋さんで、どんな銘柄かは全く覚えていないけど。
口に含むと…とろりと甘くて「なんて美味しいんだろう!」
と毎回感動しながら私も飲ませてもらった。

母に教えてもらった通り、同じようにやっても…。
私が淹れるとちっとも美味しくない。

何が違うんだろうと、いつも思っていた。


その頃の、懐かしくも美味しいお茶の味を思い出すきっかけになったのが、
友人が教えてくれた「余白」のお茶。

昨年の12月1日に出来たばかりの新ブランド。
「ときのうつろいをいつくしむ」
HPに綴られている言葉が、まるで詩歌のようで…優しく心地いい。

それぞれのお茶の紹介も趣きがあり、ひとつの読み物のようでイメージが広がる。

一方で、おいしい淹れ方や味についての表記は工夫がされていて、
とてもわかりやすくて見やすい。

ティーバッグになっているのも嬉しい。





「余白」のお茶に出会った時。
母の淹れるあの美味しいお茶の味が呼び覚まされたのが不思議だった。

その不思議の謎を解く鍵を持っていらっしゃったのが、お茶の監修をされた素敵な方。
次回は、ぜひその方のご紹介をさせていただきたい。

二十四節気をさらに3つに分けた七十二候に照らし合わせて、日本茶を展開。
(今後季節ごとにラインナップが変わるそうです)




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