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親との関係を結びなおす~覚書~

2020年12月29日 | 目覚め
どうしても避けて通れないことだと私自身…実感中です。

人によって、その数だけ背景があります。
なので一概には言えないかもしれません。
正解も不正解もないでしょう。

それでも私が自分の体験を通して感じることは。
人生に色濃く影響を及ぼしている大半は、
やはり親との関わりの中で生じたことが発端になっているということ。

と言っても。
いきなり、一足飛びにそこにたどり着いたわけではありません。
また親との関係だけにフォーカスしていたわけでもありません。

むしろ今の私を視ていった時。
最終的に親との関わりが出てきて、
それがわかった時点で今も過去も同時にスルスルとほどけていった…そんな感じです。

これは、親が〇〇だったから、育った環境が〇〇だったからと。
親を含めた誰かを責めたり恨んだり。
自分が諦めたり開き直ったりする為の都合のいい言い訳にする(していました)
ということとは違います。


和服を着る時に似ているね…。
そうメッセージが流れてきました。
長くなりますが覚書として記しておこうと思います。
(ごめんなさい…着ない方は理解しにくいかも)

肌襦袢に、長襦袢に、袷に、帯。
和服は身体に何枚も何枚も平面的な布を重ねていきます。

その上、ファスナーやボタンがあるわけではありません。
重ねていく度に、伊達締めや紐なのでおさえていきます。

おさえる場所もどこでもいいというわけではありません。
着る人が痛いと感じたり苦しくならない場所があります。
力加減も調整しないと着ている間中…辛い思いをします。


最初にずれてしまうと…。
ずれたままの状態でどんどんと重ねていく為、
後から直そうとどれだけ小手先であちこち動かしても結局崩れは直りません。
パッと見、直ったかのように見えても動けばすぐさま元に戻ってしまいます。

紐の場所が悪いと始めは良くても…時間が経つにつれて、
苦しいのは増してくるし痛みや不快感も広がってきます。

最初の小さなズレが、
仕上がった後の着心地の悪さや崩れに結び付くことが、慣れないとわかりにくいのです。

なので、着崩れを直すのであれば。
面倒でも最初のズレを見つけてやり直すしか方法がありません。
逆に思いきってそうしたほうが結果的には早くラクになります。

ですから、どれだけ見た目が綺麗に仕上がっても。
そういったポイントをおさえたうえで着付けていかないと、
必ずどこかで「痛い」「苦しい」「しんどい」が出てきます。

「人生」を和服を着ていく行程になぞらえてくれるなんて…。
着付け講師をしていたからこそ腑に落ちるメッセージでした。


そういう観点(あくまでも着付けという)から見ると。
アファメーションをしても現実が変わらないのも納得。
「きっと私はうまくいく」と何度唱えても痛いものは痛い。
「ありがとう」と口先だけで述べても苦しいものは苦しい。

また、着付けの教本をどれだけ読みあさっても変わらないのも納得。
なぜなら、どれだけ教本を読んでも原因は自分しかわからないから。

そして、教えてもらった通りにやっても違和感が出てくるのも納得。
それは、人によって体型も違えば締める力加減も同じではないから。


誤解がないように言っておきますが。
アファメーションや学ぶことを否定しているわけではありません。

過去は関係ない。
それはある意味そうかもしれません。

親との関わりも言い出したらキリがない。
それもそうかもしれません。

でも、私は行きつくところが親だったということ。
そこから紐解いていくことによって。
それまでの「思い込み」から新たなものの見方へ変えていくことが出来たということ。


着付けで言えば。
着崩れする原因がわかったからこそ。
自分の工夫次第で身体にあったラクな着方が出来るようになっていく。
着付けという体感覚でわかりやすい喩えでメッセージをもらって感謝!


ただ、心は目で見て探して場所を特定するようにはいきません。
でも、そこがほどけていくとこんなに生きるのがラクなのかと。

これは、無理をして親と仲良くするということとは違います。
それに、もう既に亡くなられているケースもあると思います。

そうではなくて。
親が悪かったわけでも自分が悪かったわけでもない。
今の「私」に心の底から許可を出すことができた時。
同時に過去の様々なことも赦すことができました。 

「自分を愛する」ということが少しずつわかってきたのかな。
そんな風に思います。




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