『高気密高断熱で自然素材の家が好きな一級建築士のブログ』

茨城県取手市 シンク設計事務所 辰野峻也のブログです
これから家づくりをされる方の役に立つ情報をお届けします

年に一度の煙突掃除、薪ストーブは育てるもの

2020年10月30日 19時35分52秒 | 薪ストーブのこと
先日、お昼休憩後に煙突掃除を行いました。
屋根からの景色は絶景とまではいきませんが気持ちがいいです。
自分でやるのは4回目になり、慣れてきてはいますが、時間的には1時間くらいかかります。
 
こういう煙突掃除、考えによっては手間ですよね。
その他にも自分で薪を集めようものなら、その手間のかかりようは半端ではありません。
ですが僕は、これらの作業、手間を含めて、薪ストーブが好きなんですよね。^^
つまり、僕にとっては完全に趣味なのです。
 
薪ストーブ生活、最初の1年目は、煙突掃除、ストーブ本体の掃除はストーブ屋さんにお願いしました。
その際、ストーブのバラシ方や煙突掃除のポイントを教わりまして、2年目からは道具を揃えて自分でメンテナンスしてきました。自分ですることで愛着もわきました。
火のある生活をしたいけど、手間をかけたくない、かける時間がない方は、煙突掃除から薪の購入まで、全て薪ストーブ屋さんにお願いすることも可能ですので安心です。
僕は、今のところは自分でメンテしていますが、自分で動けなくなったらプロにお願いもできるという考えです。
 
そして毎年、メンテナンスしていて思うことがあります。
これは、育てている感覚に似ていると。笑
 
物には育てていくモノってありますよね。
身近なところでいうと例えば、革靴とか、革のバックとか、革製品ですかね。
あとは今でこそダメージジーンズなんかありますが、昔はドゥニームxxジーンズをはいてはいて色落ちするまで穿き込みましたね。笑
アウトドアでいうと、銅でできたケトルとか、ダッチオーブンなんかは育てていくものです。
まだまだ色々と育てるモノはありますが、
鋳物でできた薪ストーブも僕の中では育てている感覚です。
 
 
もう21年も前のこと、当時、僕は高校2年生で、その時どうしても欲しかったレッドウイングというブーツがありました。男性なら知っている方も多いと思います。
当時、レッドウイングは人気があり、直営店に電話しても、入荷は未定、予約というのもできませんでした。
直営店では、電話した際に入荷していれば当日のみ確保はできます、とのことで、それから2か月くらい、ちょこちょこレッドウイング原宿店へ電話して、運よく確保できた平日、学校が終わった後、一人でレッドウイング原宿店まで行き、アルバイトで貯めた自分のお金で購入できたという思い出があります。このときは、必ず買う!という情熱がありましたね。笑
そして同時にワックスやらブラシやらも購入、これから育てていくぞと思ったものでした。
 

↑21年前に購入した8875、眠っていた時期もありますがソールの張替えもして今でも履いています^^

このころから僕は、長く使えるもの、時間の経過によって愛着がわく味わいのあるものが宝物になっていたように思います。
一度気に入ったらずっと使い続けられる性格です。笑顔
 
 
家づくりで考えてみると、育てていくモノと同じように、経年劣化ではない、経年変化を楽しめる味わいのある素材がたくさんあります。
 
自然素材の漆喰や珪藻土等の壁材、無垢の床板、造り付の建具や家具、在来工法で柱や梁を化粧でみせることも、素材の経年変化で時が経つほどに美化していくように感じます。
 
本物の素材は、イニシャルコストこそソコソコしますが、ランニングコストまで考えるとお得なようなものも結構あります。
 
無垢の床板も50年後、表面をキレイに削ればたちまちきれいな床板となることでしょう。
僕のレッドウイングは21歳ですがまだまだ現役です。笑
 
薪ストーブは何年使えるのだろうと気になります。耐用年数もわからないのですが20年くらいは使えるのかな?30年はいけるのかな?わかりませんが、思い出と共に大事に使っていきたいと思います。
 
家づくり、声をかけていただけたなら、誠意と情熱をもって全力で取り組ませていただきます。
本物の高気密高断熱、自然素材でつくる『経年美化する家づくり』が好きです。
分離発注で一緒に家づくりを楽しみましょう。
 
 
 
PS.天気予報ではここ茨城県南は明日から朝の最低気温7℃や6℃となってきます。
部屋の温度が21度台になったら薪ストーブを使っていきたいと思っています。
今週末には使えるかなとワクワクしています^^


↑今朝の外気13.5℃とリビングの室内温度22.4℃


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