『高気密高断熱で自然素材の家が好きな一級建築士のブログ』

茨城県取手市 シンク設計事務所 辰野峻也のブログです
これから家づくりをされる方の役に立つ情報をお届けします

点検、見廻り…

2011年04月05日 23時27分57秒 | Weblog
地震が起きた時、私は千葉県松戸市で研修を受けていました。

5階建ビルの2階で振れを感じ、その後すぐに大きな揺れになりました。

研修を受けていた皆で慌てて外へ飛び出すと、道路はすでに人であふれ、

騒然としていました。

はじめて体験するとても長い振れに、大きな不安を感じたのを覚えています。


 
事務所のある取手市は、『震度6弱』。

東北沿岸部に比べたら被害は小さいものですが、

それでも周囲の瓦屋根が落ちたり、塀、灯篭が倒れたりなど

多くの被害が出ています。


当日は電話もなかなか通じず、パソコンや書類が倒れ

めちゃめちゃになった事務所の片づけにおわれましたが、

震災翌日から、地震後の点検、見廻りをさせていただきました。

幸い大きな被害もなく、お客様の無事も確認でき安心しましたが、

同じ茨城県内でも沿岸部や県北の地域では、道路の陥没、液状化などで

建物が傾くなどの大きな被害が出ているようです。



まだまだ余震が続くなか、不安な生活をおくられていることとは思いますが

お客様と建てた家を末長く安心して住んでいただけるよう、

これからもしっかりとした耐震計画をし、家全体のバランスを考えた

家づくりをしていきたいと考えております。



改めて、被災に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。











震災から三週間。

2011年04月03日 23時37分38秒 | Weblog
この度は 東日本大震災で被災された皆様へ

心よりお見舞い申し上げます。

また今回の地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに

ご遺族の方へは謹んでお悔やみ申し上げます。



震災から三週間が経ちました。

東日本大震災は、地震・津波・そして福島第一原発の事故、

という最悪の事態が重なる未曾有の危機となりました。

連日のテレビからの報道には、胸が張り裂ける思いです。

亡くなられた方や未だ行方不明の方があまりにも多く、

残された家族や幼いお子さんのことを思うと、

誰もが胸を締め付けられる思いになったことと思います。



そして今もなお、救助されておらず、安否の確認が取れていない方、

自らの危険を顧みず救助・支援のために昼夜働いている方、

避難生活で不安と恐怖の中励まし合い頑張っている方々、

原発のもとで日本のために命懸けで任務にあたっている方々が

たくさんいらっしゃいます。

一人でも多くの命が救われることを願い、

また、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。


私に出来ることは、節電、募金、献血などくらいしかありませんが、

これからもできることを 

この先ずっと、復興できるまでしていきたいと思っております。





昨日は、茨城県建築士事務所協会主催の、

「震災復旧のための震災建築物の被災度区分判定基準及び

復旧技術方針」に関する講習会に出席してきました。


少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるなかで、

あまり報道はされませんが建物にも多くの被害があるようです。

応急危険度判定を実施した建物が茨城県内だけで15,800棟も

あると聞いてきました。

応急危険度判定とは、地震直後の建物の立入の可否を判断するもので、

被災度区分判定とは、応急危険度判定が実施された後等に建築物の

復旧を目的とし、震災建築物の構造躯体に関し被災度を判定し

継続使用、復旧の要否などを判断するものです。


これからも日本全体で復旧復興に全力で取り組まなければなりません。

私も、何か出来ることがあればという思いで受講してきました。



避難所にいる皆様 原発の無事を祈ることしかできませんが

これ以上被害が出ないように祈るばかりです。


みんなで被災地を支えましょう!!!