『高気密高断熱で自然素材の家が好きな一級建築士のブログ』

茨城県取手市 シンク設計事務所 辰野峻也のブログです
これから家づくりをされる方の役に立つ情報をお届けします

家族の気配を感じる家 気密測定C値0.13㎠/㎡ 越谷市

2023年12月12日 00時07分39秒 | 気密測定
少し前に、越谷市の現場にて、気密測定を行いました。

家の断熱の仕様は、
■木造2階建て約40坪:屋根・壁・基礎、ウレタン吹付け
■サッシ:YKK APW330樹脂スペーサー、アルゴンガス入り
■玄関ドア:YKKイノベストD50
UA値は0.46です。

今回も㈱ダンネツさんの気密測定になります。
測定の準備をしてくれていますね^^
私たちも、現場の断熱などに空気が漏れるようなところはないかチェックしていきます。

今回も建て主様立ち会いのもと、気密測定を行いました。
こちらの建て主様の奥様は、一級建築士をお持ちのプロのお客様です。
こちらも緊張しますが、気が引き締まりますね^^
シンク設計事務所の取り組んでいる、高気密・高断熱の家、分離発注で建てる家に興味を持たれ、注文住宅の家づくりを楽しんで頂いております。

窓については、リビングメインの大きい窓に大開口の引違いの窓を使い、その他の窓は気密性の良い滑り出し窓、FIX窓、FIXプラス滑り出し窓等を採用され、空気が漏れにくい窓を積極的に採用されました。



気になるC値の測定結果は、、、

171.75㎡の床面積に対して23㎡の隙間ということで、C値=0.13㎠/㎡となりました。
今回も0.3㎠/㎡以下のとても良い結果となり、ホッとしています。
家全体で4.6㎝×5㎝の隙間しかないということになりますね。


↑ 家全体の隙間はこんな感じです。

C値は、高気密住宅では1.0㎠/㎡以下がよいとされていますが、0.3㎠/㎡以下であるとかなりいい数字が出ていることになります。
今回の気密測定も0.1台であったため、私たちも一安心でした。
何より、立ち会われたお客様の喜びの声が、いつも嬉しい気持ちにさせてくれます。
ありがとうございます。

今後も現場で私たちも気密の処理をしていきますので、引き続きしっかり気密の工事はしていきますよ。



いつもブログを見ていただき、ありがとうございます。






気密測定C値0.12㎠/㎡

2023年05月13日 18時59分15秒 | 気密測定
今週はつくば市の現場で気密測定を行いました。

家の断熱の仕様は、
■屋根・基礎:ウレタン吹付け
■壁:デコスのセルロースファイバー
■サッシ:YKK APW430トリプルガラス樹脂サッシ
■玄関ドア:YKKイノベストD50
の平屋の家になります。
UA値は0.40です。

今まで気密測定をお願いしていたコンフォートさんが引退され、今回からは㈱ダンネツさんにお願いすることとなりました。金子さんが測定の準備をしてくれています。

今回も建て主様立ち会いのもと測定を行いました。
建て主様も高気密・高断熱に熱心で、窓もトリプル樹脂サッシ仕様。
引違いの窓をいっさい使わずに気密性の良い滑り出し窓、FIX窓、掃き出し窓も大開口スライディング窓を採用されました。


気になるC値の測定結果は、120.93㎡の床面積に対して14㎡の隙間ということで、C値=0.12㎠/㎡となりました。
家全体で3.5㎝×4㎝の隙間しかないということになります。


C値は高気密住宅では1.0㎠/㎡以下がよいとされ0.3㎠/㎡以下であればかなり良いと言われています。
私たちも現場で気密の処理をしていますので一安心でホッとしました。


最近は、新たな物件の設計や申請関係の準備、リフォームの見積もり、アパート工事の準備などをしています。
なかなかブログ更新の思考にならないですが、元気で動いております笑顔



そうそう、今年も我が家にツバメがきていますがもうすぐひなが生まれそうな予感です。
一年の中で最も活気づくこの季節は、ツバメの鳴き声や、ウグイスの鳴き声を聞くのが特に好きです。活気づく緑や生き物に癒される毎日です。



ダブル断熱Ua値0.32平屋の気密測定結果は?

2022年08月10日 23時43分48秒 | 気密測定
各現場、順調に進行中でして慌ただしく動いております。
今週はつくば市の現場にて気密測定を行いました。

現場は無垢の床板をあづみの松を施工中です。

本物の木が素敵ですね!


気密測定するためにコンフォート室さんが準備をしてくれています。
こちらの機械で家の中を負圧にしていくんですね。

準備が整いましたらまずは機会を動かして隙間チェックです。
ここが大事なところですよ。機械をまわすと家の中が負圧になり、サッシ回りなどわずかなすき間から風が入ってくるのがわかります。細かいところの漏れがないかチェックの時間です。
隙間は手を当てると風が入ってきているのがわかるのでコーキング等で隙間をふさいで無くしていきます。

今回の住まいは、樹脂サッシAPW330仕様、大きな引違い窓が2か所と他はすべり出し等の窓になります。玄関ドアはイノベストD50を採用しました。

25622の引違い窓が2か所あります。大迫力です。


隙間チェックが終わり、いよいよ測定開始です。


このときはいつも緊張の瞬間ですね。


あっという間に測定は完了し、測定結果の用紙が出てきます。


測定結果から、家の相当隙間面積は17㎠ということがわかりました。
毎回恒例ですがわかりやすいのでテープで表してみますね。
この家全体の隙間が5㎝×3.4㎝ほどの隙間ということです。

この相当隙間面積と家の気積から実質延べ床面積164.31㎡を算出しまして割ると、C値は0.10㎠/㎡となりました。かなり良い数字が出ましたね。ほっとする瞬間です。安心しました。

今回もC値 目標値の0.3㎠/㎡を達成できました。
大工さん、断熱屋さんの丁寧な施工あってのことです。いつもありがとうございます。

C値は最低1.0㎠/㎡以下にはしたいと本やYouTube等で言われているところですが、今回の測定ではその10分の1の0.10㎠/㎡となりました。

C値は小さければ小さいほどそれに越したことはないということで、今後も努力していく次第です。

気密に優れているということは、夏の冷房時、冬の暖房時、エアコン等の熱を逃がさないということです。
つまり、冷暖房を少ないエネルギーで運転可能な本物の省エネな家です。

また、気密に優れているということは、家の24時間換気についても、しっかり計画換気ができるということです。
ストローを思い浮かべてください。途中に穴が開いているストローではしっかり吸うことができません。しっかり24時間換気ができるということはそういうことです。
これ、前にも書いておりますが大事なことです。

今回は、建て主様にもお声がけして測定の立ち会いをしていただきました。
気密測定の負圧時、C値0.10の家の玄関ドアが開けにくいことや、近くの窓をわざと開けすき間がある場合とでの違いなどを体感していただきました。家づくりの良い記念になったのではないかと思います。建て主様、ありがとうございました。

シンク設計事務所では、気密測定の立ち会いもできますので遠慮なくお申し付けくださいませ。

本物の高気密高断熱の家をつくるシンク設計事務所です。
分離発注により原価で家を建てるシンク設計事務所です。



本日の気密測定結果はC値0.11、高気密高断熱の平屋の家づくり

2021年12月01日 20時19分27秒 | 気密測定
今日は稲敷郡阿見町の現場にて気密測定を行いました。
測定結果から、家の相当隙間面積は16㎠、この家全体の隙間が4㎝×4㎝ほどの隙間ということがわかり、この相当隙間面積と家の床面積等の気積から算出しまして、C値は0.11㎠/㎡となりました。
これまでで一番の良い数字になりましたね。うれしい限りです。



現場では隙間がなくなるように私たちも施工しています。
細かいところになるのですが、そういうところも数字に反映できているのだとすると、はやり丁寧な施工が大事だなと感じます。



気密、気密と高気密の重要性はこれまでのブログでも書いてきていますが、気密のために窓を小さくしたりすることはありませんのでご安心ください。

住宅はやはり、夏の日射遮蔽を考えつつ、太陽の光を取り込み、季節の良いときは窓を開ければ風が通り抜ける―。そんな住まいが理想的です。


↑気密測定中です

家の性能は、Ua値0.44、C値0.11となりました。
今後もC値0.3以下となるように気を引き締めていく考えです。
大工さん、断熱屋さん、建て主様、いつもありがとうございます。

本物の高気密高断熱の家をつくる、シンク設計事務所です。
分離発注により原価で家を建てる、シンク設計事務所です。








気密測定C値0.16、高気密高断熱の家づくり

2021年08月11日 20時10分29秒 | 気密測定
今日は土浦市の現場にて気密測定を行いました。
測定結果としましては、C値0.16㎠/㎡。
かなりいい数字が出ましたね^^嬉しいです。

C値は良い数字が出ると嬉しいのですが、今回は条件もいいかなという認識がありましたのでほっとしています。
今回もコンフォートの室さんが測定してくれています。

測定結果から、家の相当隙間面積は25㎠でした。
この家全体の隙間が5㎝×5㎝ほどの隙間ということで、テープで表すとわかりやすいですね。↓



こちらの建て主様は、やはり断熱・気密には重点を置かれています。

サッシについても、高性能トリプルガラス樹脂サッシのAPW430を使用しました。
トリプルガラス樹脂サッシについては、冬の日射取得を考えると賛否ある窓なのですが、気密について考えると、かなり有効の窓に感じます。
予算が許すのであれば僕としてはお勧めの窓です。
理由は、
通常仕様の樹脂窓APW330、南側や景観の良い方向によく使用する大開口窓には、『引違いテラス戸』という窓があります。よくある掃き出しの引違い窓です。
LDKメインの窓として気持ちが良いので積極的に取り入れていますが(気密重視にするのであれば小さい窓が有利です)、気密を考えた場合は、引違い窓というのは構造上わずかですが上下に隙間ができてしまうんですね。
(わずかな隙間ですので家を建ててから気になるかはわかりません。あくまでも気密に関してはわずかに隙間があるよということです。『引違いテラス戸』は使いやすい性能の良い窓ですのでこれからもお勧めしていきます。)
当然ですが引違い窓の多い家ほど気密には不利です。
↓以前のブログ参照

こちらの建て主様は、気密性に優れた大開口窓を使ってみたいというご希望で、南側の窓にAPW431『大開口スライディング』という25622の大開口の窓の仕様となりました。
この窓が、気密測定時、実際に隙間風を感じることのない窓で、優れていると感じましたよ。
2階の大開口にも、同じくこちらの窓種を使っています。


↑大開口スライディング窓
窓の開け閉めの際、タテすべり、ヨコすべり出し窓のようにしっかり気密が取れます。
グッと閉める際に「気密取れそう」という感触でグッドです^^




↑その他の窓もタテすべりや組み合わせ窓の仕様として、引違いの窓は1カ所のみとなっています。




気密測定時は、一気に建物の空気を屋外に排出していきます。建物内部は負圧になりますね。
このとき、玄関ドアを開けようとするとなかなか開きません。気密の体感ができるんですね。
家の隙間が小さい建物ほど、開きにくくなります。(外部から誰かが押さえつけているような感じです)
内部の気圧が屋外よりも低いため、外開きの扉が開かないのです。 

今回も大工さんは鍵がかかっているのかと確認するほどでした。笑顔
結構な力で体重をかけて強めに押さないと開きません。
玄関脇の窓を少し開けて隙間を意図的に作ってあげると、玄関ドアを開けることがかなり楽になります。
気密のある家ほど、気密測定時、窓や玄関ドアが開けにくいというのも性能の見える化で面白いところです。


今回も、C値 目標値の0.3㎠/㎡を達成できました。
大工さん、断熱屋さん、建て主様、ありがとうございます。

気密に優れているということは、夏の冷房時、冬の暖房時、エアコン等の熱を逃がさないということです。
また、気密に優れているということは、家の24時間換気について、しっかり計画換気できるということです。

ストローを思い浮かべてください。途中に穴が開いているストローではしっかり吸うことができませんよね。
家も同じで、隙間があるところから空気が入り込み、思うような計画換気ができません。
しっかり24時間の計画換気ができるということはそういうことです。

冬に床が冷たくなるのは、床暖が入っていないからではありません。家全体のわずかな隙間から熱が逃げてしまいます。隙間の多い家では、暖気は上に行く性質ですから、下のほうの隙間から冷気が入り込み、暖房で暖められた空気は建物上部の隙間から逃げていきます。


今回の建物、所在地は茨城県土浦市になり、地域区分でいうと6地域になります。(2021年8月現在)
茨城県はほとんどが5地域に該当しますが、県南地域ですと土浦市、守谷市、龍ヶ崎市だけが6地域になります。

家の性能は、Ua値0.46、C値0.16となりました。
断熱性能は、HEAT20 G2グレード。
大事な構造は、長期優良住宅の耐震等級3になります。

本物の高気密高断熱の家をつくるシンク設計事務所です。
分離発注により原価で家づくりができるシンク設計事務所です。




セルロースファイバーの気密測定、タイミングは?

2020年02月26日 22時49分04秒 | 気密測定
今日は『木で包まれた土間のある家』の気密測定を行いました。
こちらの住まいは断熱材にデコスのセルロースファイバーを使用します。
数ある断熱材の中からセルロースファイバーの性能、メリットに興味を持たれ、採用となりました。
サッシは弊社標準仕様のYKKapの樹脂サッシAPW330樹脂スペーサー仕様、一部土間部分などに複合サッシを使用しています。


こちらの住まいは気密重視で計画を進めてきたのではなく、窓の多い明るい住まいです。
掃き出し窓を含めた引違いが8つ、タテすべり・ヨコすべり・FIX窓が8つ、
上げ下げ窓が6つ、それから片引き窓というレールのついた窓が2つ、
勝手口ドアが2つと、玄関は引戸YKKのコンコードD2です。
計27カ所の開口部を設け、積極的に光を取り入れた明るい家、風が通り抜ける家を目指しています。
デザインを気にされ気に入った窓をたくさん採用しましたが、比較的隙間ある窓をたくさん採用しましたので気密測定はどうなるのか心配ではありました。




気密測定をするタイミグですが、今回は断熱材セルロースファイバーの吹込み施工前に行いました。
理由は、この写真の時点で気密工事は完了しているからです。
セルロースファイバーの場合は硬質ウレタンとは違い、断熱材が気密してくれるということはありません。ですのでこのタイミングで気密測定を行わなければ万が一大きな隙間があった場合の対応が難しくなってしまいます。
隙間チェックの意味で、このタイミングがベストであると思います。
今回も気密測定をお願いした業者さんは有限会社コンフォートの室さんです。

↑測定中です
↑屋根のシートも測定中は負圧によりパンパンです!

やはり、測定時はタテすべりヨコすべりFIX窓以外の窓は少しですが、手を当てると感じるくらいにすき間風が入ってきます。
大工さんも設計の私たちも屋根、壁、床の隙間処理は完璧に廻ってきています。
測定結果は………。


相当隙間面積51㎠、
C値は0.29㎠/㎡ということで目標値はクリアです。
こちらの条件でもC値0.3以下ということで安心しました。

まとめとして、やはり今回、測定して感じたことは、
気密測定は家の仕様でけっこう変わるということ。
なぜなら、今回は基礎も基礎断熱ではなくお客様の希望により床断熱を採用しています。
基礎断熱とした場合のほうが気密はとりやすいと感じますし、家の面積のところでも有利になってくるところです。
それから窓に関しては多い少ない、大きい小さいでかなり変わってきます。
気密重視で家づくりを行うのであれば、タテすべり、ヨコすべり、FIX窓の採用、大きい窓は1、2カ所とする等でかなりC値は良くなってくると感じます。
結論、私たちはお客様にこれらのメリットやデメリットをお伝えして納得のもと採用いただき、その条件によって、気密処理はしっかりとやる。
気密重視で窓を制限するよりも、自然素材のある木の家、気持ちの良い空間をつくる。
このほうが健康的で住み心地としても大切なところと思っています^^

引き続き、シンク設計事務所はUA値0.46、C値0.3を目標に、本物の高気密高断熱の家づくりを目指して家づくりを行っていきます。





約5年間住んだ我が家のC値と気密の経年劣化はあるのか

2020年02月12日 20時37分13秒 | 気密測定
本日、2015年5月に引越ししました私の自邸、事務所兼住まいの気密測定を行いました。
引越しして4年9か月後の気密測定となります。
約5年間、実際に住んでいるということで、どの程度の気密劣化があるものなのか気になるところです。
総2階で窓の少ない四角い建物に近いほど、気密測定は有利とのことですが、うちの窓は少なくありませんし総2階でもありません。
又、我が家は引違い窓が全部で12カ所もあり条件としては良くないような気がしていました。というのも、引違い窓は上部とレールのところに隙間があり、気密測定に立ち会うとわかるのですが、測定中はこの引違窓に手をかざすと隙間風が入ってくるのが本当にわかります。今は冬ですので測定中は実際に冷たい風が入り続けていました。
↑掃き出し窓の上端
↑掃き出し窓の下端

↑ヨコすべり窓

一方で、タテすべり、ヨコすべり、FIX窓はほとんどすき間風を感じません。
本当に気密重視の家を建てたい方は、引違い窓はさけて選ぶほうが◎。
とはいえ、我が家はリビングの大きな窓に幅2600mm高さ2200mmの大開口引違いを設けていますが、私としては大のお気に入りです。気密は少々よくはありませんがなんといっても大開口、明かりも取れるし、リビングにひとつぐらいは大きい窓に憧れていましたので気密気密を追うよりそういう感性のほうが大事にしたいところです。
これから家づくりを検討される方には使い勝手やこのようなメリット、デメリットを説明して窓選びをしていただきたいと思っています。

とにかく、気密測定した私の家の条件は、
■家の性能としてはダブル断熱仕様(UA値0.33)基礎断熱
■窓はAPW330
■新築時から約5年経過した状況
■引違い窓が12カ所と比較的多い
ということです。

↑気密測定中
今回も、前回同様、気密測定をお願いした業者さんは有限会社コンフォートの室さんです。

気になる測定結果は………、C値0.37㎠/㎡と出ました。
約5年経過してC値0.37㎠/㎡。
気持ち的にはC値0.3㎠/㎡程度であると嬉しいと思っていましたが、条件も条件ですし気密劣化はあるとのことでC値0.37㎠/㎡はかなり良いところの数字かなと思いはじめているところです^^

又、気になる「5年間住んだ我が家のC値と気密の経年劣化はあるのか」と題しているのですが、実は工事中には気密測定をしておりません。ですので約5年前の工事中に気密想定していたらどの程度の気密性能だったのかはわかりません。すみません(>_<)
以上を踏まえて、今後どのタイミングで気密測定をするか考えることが出来ましたので良しとします。
今後は必ず工事中に測定をしていきます。理由は工事中であればもし見落としている隙間などがあれば対処していくことが可能だからです。

シンク設計事務所はこれからもUA値0.46、C値0.3を目標に、本物の高気密高断熱の家づくりを目指して家づくりを行っていきます。

車で1時間程度まででしたら建築可能です。
住宅を検討中、性能の良い家が欲しい、分離発注について詳しく話を聞きたい方は是非一度お会いししましょう。
その際、高気密高断熱、自然素材の家の我が家を見学希望であれば、事前にお伝えいただければご案内することも可能です。
今後も家づくりについて全てオープンにお話ししていきます^^

シンク設計事務所 辰野峻也


気密測定C値0.14

2020年02月08日 17時28分35秒 | 気密測定
昨日、取手市の現場にて気密測定を行いました。
測定結果はC値0.14㎠/㎡。想定していたよりもずっといい数字が出て驚いています。
C値は0.5㎠/㎡目標としていたので、かなり嬉しい結果となりました。


C値とは建物の延べ床面積に対する隙間面積の割合で、この値が小さいほど気密性が高いことを意味します。
値が小さいほど隙間がない家ということです。
隙間をなくすことは、一度温めた温度を魔法瓶のように逃がさなくするために必要なことです。

測定結果によるとこの現場の場合、相当隙間面積は29㎠ということでした。
29㎠ということはこちらの↓5㎝×6㎝=30㎠のテープの切れ端より隙間が小さいということです。
わかりやすいですね^^


ちなみに、国の定めた次世代省エネルギー基準はⅠ~Ⅱ地域の場合C値2㎠/㎡、Ⅲ~Ⅵ地域の場合C値5㎠/㎡となっています(H11基準)。Ⅰ~Ⅱ地域というのは北海道です。茨城県取手市の場合6地域(H11基準ではⅣ地域)に指定されていますので5㎠/㎡ということになり、この住まいの場合のC値0.14㎠/㎡とは約33倍の気密性ということになります。

では国の定める5㎠/㎡の隙間はどれくらいになるかいうと、この取手の家の場合ですと30㎝×32㎝=960㎠の隙間まではOKということですが、それでは隙間ありすぎ!ということがわかると思います。
ですからそもそもの5㎠/㎡の基準はハードルが高くありませんから、あとはそれぞれのハウスメーカー、工務店、設計事務所の企業努力になります。

ハウスメーカーさんも数字を出しているメーカーさんがあります。
私たちも、こういうことがお客様の安心に繋がればと思い、今後は数字を出していこうと思っています。
シンク設計事務所ではC値0.3㎠/㎡を目標としてやっていきたいと思っているところです。



※2020年2月12日追記
ここから
「住宅の気密性能試験結果報告書」が届きました。
こちらの書式は全国で指定されていて、気密測定技能者従事事業所しか作成できないものとなります。
正式な測定数値はC値0.15㎠/㎡でした。
↓気密性能グラフを見ると家の性能がわかりやすいです^^

一番上の角度がついた線が、通常在来工法気密性能レベル:10㎠/㎡
その下の角度30度程の線が、次世代Ⅲ~Ⅵ地区気密性能レベル:5㎠/㎡
その下の角度の線が、次世代Ⅰ~Ⅱ地区(北海道)気密性能レベル:2㎠/㎡
一番下の太い線が、こちらO邸の気密性能:0.15㎠/㎡
 
今後も家の性能には特にこだわり、本物の高気密高断熱の家&自然素材&分離発注の家づくりを行っていきます。