『高気密高断熱で自然素材の家が好きな一級建築士のブログ』

茨城県取手市 シンク設計事務所 辰野峻也のブログです
これから家づくりをされる方の役に立つ情報をお届けします

水回りの床に炭化コルクを採用、内装を自然素材で健康住宅に

2022年09月24日 20時46分39秒 | 高気密高断熱の家
つくば市『開放感のある庭とつながる家』は、大工工事が完了し、最後の仕上げの内装工事の段階です。
内装の仕上げ材「素材」選びでは、各所に自然素材を希望され、ふんだんに採用されています。


基本になる床は、水回り以外のすべての床に無垢フロアーあづみの松を採用しました。
長野信州の国産材になります。あづみの松は、目がキレイで優しい雰囲気が好きです。温かみは十分にありますから冬も裸足で大丈夫です。


水回りの床には、東亜コルクの炭化コルクを採用。
トイレ2か所、洗面室、脱衣室に敷き詰めていきます。炭化コルクは、住宅ではなかなか聞きなれない素材ではありますが、メリットがたくさんあります。まず第一に、なんといっても「天然素材100%」の自然素材、健康素材です。何らかのアレルギー症状をお持ちの方や小さなお子様にも安心できる優しい素材になります^^。また、コルクですから温かみもあります。熱伝導率は0.041W/mKと、グラスウールK16並の性能があるそうです。(メーカーHP参照 http://www.toa-cork.co.jp/faq/commodity.html
さらに、自己給放湿の特性により、調湿性能で結露の発生を抑制、異臭のもとを吸収する消臭効果もあるようです。良いことばかりですね^^

デメリットを探してみると、素材としてはないように感じます。しいてあげるなら価格のところかもしれません。シンク設計事務所では水回りの床はサンゲツフロアタイルが標準仕様です。それと比較すると施工費込みでは3倍ちょっとかかります。ですが水回りは面積が大きいところではないので、気に入れば採用も良いのではと思います。


壁は、玄関、ホール、LDK、洋室2部屋に珪藻土塗りを採用。
左官屋さんがコテで丁寧に仕上げます。本日は、下地処理をし、下塗りの施工をしていました。仕上がりが楽しみですね。


『開放感のある庭とつながる家』はダブル断熱+樹脂サッシ仕様でUa値は0.32。
気密測定結果の家のすき間値C値は0.10でした。

設備面では暖房には、床下エアコンを採用、冬はすべての部屋でより居心地の良い暖かい空間になります。

6.21kwの太陽光パネルを屋根に乗せ、9.5kwhの蓄電池も採用しています。自家消費率あげることが目的でちょうどいいところを考えています。

性能にも設備にもこだわりのある住まい。仕上がりが楽しみです。
いつもありがとうございます。






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