『地粉の店 やどり木』の店主のつれづれ日記 ~心をこめて毎日を送る人たちへ~

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人の体は食物でできている

2013-06-13 20:42:07 | 日記
上白糖が苦手です。
いつの頃からか記憶は定かではありませんが
上白糖以外のお砂糖を使うようになりました。
長い間1人暮らしをしていたので取り入れやすかったのもありますが・・・。

パンにも三温糖を使ったり黒糖を使ったりしてみましたが
結局てんさい糖に落ち着きました。
おなかに優しいというのと身体を(上白糖よりも)冷やしにくいというのと
何よりほんのり優しい甘さがほっとする、そんな理由で。

そうすると・・・
てんさい糖を使っていることに興味をもつ方や
上白糖が身体に合わないという方が意外にも多くて驚きでした。


私自身食物アレルギーはないと思っていますが
(アレルギーほどでなくても身体が嫌がるものはあります)
若いころは肌荒れにだいぶ悩まされました。
相当にひどい食生活でしたので。
花粉症もひどく、それを改善したい一心で食べ物に目覚めた気がします。

人の体は食べ物でできています。
自分がどんなものを食べるかで、体は変わっていくのです。
何を選んで食べるのか、それは人生においてかなり重要な選択なのではないでしょうか?

現代人は死後、なかなか腐敗しないという話を聞いたことがあります。
防腐剤が入った食品をたくさん摂取しているからだそうです。


ある時、実家から送られてきた人参があることを忘れ
スーパーできれいなオレンジ色をした立派な人参を買ってきました。
ところが、1週間もするとぐちゃぐちゃと腐り始めたのです。
「立派な人参」として出荷するためにたくさん肥料をやったのでしょう。
土から出て葉っぱもなくなってしまった人参には
栄養過多だったのかもしれません。
それでも実家で採れた人参は水分が抜けてしなびることはあっても
腐ることはありませんでした。

本来、野菜は植物なので時間が経てば枯れるそうです。
でも枯れずに腐る野菜も世の中にはあるのです。
昔の人は今のように栄養摂取の状況ががよくなくてもいくつまでも元気でいらっしゃる。
それは人が元々持っている力を活かしているからではないかと思うのです。

生命力のある食物とファストフード―
自分のためにも地球のためにもひとつひとつのことを
ていねいに選んで生きていきたいものですね。