あるOMさんが急逝された遺志を引き継いで、ご愛用の10m長・ファイバーポールを、2月頃に入手した。全長10mは、7MHzのフルサイズ・バーチカルも立てられるし、各バンドの1/4波長に合わせたエレメントを交換するだけで、HFの『ほとんどのバンドに出られる』のが嬉しい。
【写真:単に1/4波長の電線をファイバーポールに沿わせた簡易なアンテナ】
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◆簡易なアンテナだが、あるとないでは大違い。
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このファイバーポールを入手して以後、
7~50MHzまでは『エレメント交換だけ』で運用できるようになった。
SWR調整は『FT8の周波数』にピンポイントで合わせてある。
ハイバンドになると『アマチュアバンド全域』で、
おおかた同調が取れているので、
phoneやCW運用のためにFT8の周波数から少し外れて、
多少SWRが上がったとしても『マニュアルチューナー』で微調整で対応。
まぁ、メーカー製のアンテナを高く上げられたら、もっといいのだが。
こんな簡易なアンテナでも、21MHz帯あたりだとEUまで飛んでいる。
PSK Reporterで確認したら、オーストリアでも受信してくれている。
28日に、家の用事をしながら、のんびりと運用してみたが、
ウクライナとは、一発でリターンをもらえた。
ま、ウクライナなんて珍局でもなんでもないのだが・・・。
最近は、7MHzの運用も『HFJ-350M』を使っている。
AVE50Wとのことなので、ハイパワーを入れたらコイルを焼くので、
概ね25WくらいをMAXにしているが、
JAがスキップする時間帯に『ANT調整』を兼ねてCQを出していたら、
WU1ITUという、アメリカのマサチューセッツ州に拠点を置く社団局から呼ばれた。
へぇぇ、こんなこともあるんだなぁ・・・。
おぉ!東海岸か!と、喜んだのだが、
送られてきたグリッドロケーターは『CN85』とあり、
どうやら、西海岸のオレゴン州か『その辺り』とわかり、少しがっかりした。
まぁ、小設備でやってんだから『しゃあないがな』。
7MHzで国内向けのCQ送出は『1W』にしている。
用事をしながらの『ながら運用』なので、
RIGの前にへばりつくこともしていない。
ほとんど『ほったらかし運用』なのだが、
1Wもあれば、沖縄以外m国内くまなく電波が届いている。
送られてきたQSLカードをみたら・・・。
多くの局が『100W』だの『200W』と書いている。
QRPで運用している側からみたら、
『国内相手だったら、そんなにハイパワーはいらないです』だ。
まぁ『オレは上級資格を持っている』のを自慢したい気持ちもわかるが。
DXをやるなら、ハイパワーは威力を発揮する。
しかし、アンテナをみたら『AH-4+LongWire』とか書いてあると、
何だかアンバランスな印象を受けてしまう。
国内相手だったら、そんなにパワーはいりません。
いろんな住宅事情は、私も似たような環境なのでわかるのだが、
ハイパワー機にオートアンテナチューナーというのは、
少し『安易すぎやしないかな』と思うのである。
ま、ひとそれぞれ・・・ですけどね。
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