こないだ(2023年12月6日)、金沢に行ったのである。トリックプールで有名な21世紀美術館に行きました。屋外にもブロンズ製の展示物があるのですが、見逃しそうなのは屋根の上の「雲を測る男」です。美術館のHPによると、「1961年米国の映画「終身犯」から着想を得た作品です。監獄に入れられた主人公が小鳥を飼い、鳥類学者となった実話に基づいており、映画の終わりで研究の自由を奪われた男が「今後何をして過ごすか?」と聞かれ「雲でも測って暮らすさ」と答えた話に由来しています」とのことです。
実話だそうですが、当時米国の監獄で小鳥が飼えたのか?とか、小鳥を飼っただけで、鳥類学者になれるのか?(房内で自由な研究ができたのか?)とか、終身刑を受けるほどの重罪とは何か?とかは不明ですが、(映画を見れば分かるのかも)前から見たかったので、美術館前面に行ってみましたが、良く見えませんでした。21世紀美術館のHPでは、前面からの写真が見られます。
美術館が主な目的地ですが、敷地内に「松涛庵」があります。こちらは入場無料ですが、ひっそりとしています。
松涛庵とは、「江戸時代末期、加賀藩12代目前田斉泰により、江戸根岸の隠居所「冨有園」の居室として建築されたものです。天井や柱が紅殻塗りであったことから赤い間と呼ばれていました。その後、鎌倉の別邸への移築を経て、昭和11年(1936年)前田家利為により、独立した数寄屋風の茶室として整備され松涛庵と命名されました。昭和54年(1979年)に金沢市内に移築され、平成13年(2001年)金沢市取得となっています。説明を書いた看板は、劣化により見にくくなっています。
もともと江戸で建築され、鎌倉を経て金沢に来たものですね。加賀藩ゆかりの建物なので、金沢で保存されるのは良かったと思います。
庭も素晴らしいですね。
この目印は「ここから先、立ち入り禁止」ということです。
靴を脱げば、ある程度まで室内には入れます。(立ち入り禁止部分もあるので注意)
加賀藩ゆかりの建物なので、時間があれば寄ってみてもいいでしょう。
21世紀美術館 石川県金沢市広坂1-2-1 松涛庵は無料(入館しなくても可)
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