goo blog サービス終了のお知らせ 

うどんやラーメンなどの食べ歩きと旅のブログ2

GOOブログ終了に伴いAMEBAブログに引っ越しました。新記事はAMEBAで公開します。URLは自己紹介をご覧ください。

池島炭鉱ツアーその7「池島廃墟ツアー」長崎県長崎市池島町(最終回)

2025年06月14日 | 旅行

 池島炭鉱ツアー参加者のうち、オプショナルツアーに引き続き参加する人は、トイレ休憩をはさんで車で移動します。最大参加人員9名ですが、ツアー用バン1台の車の定員に制限されるようです。島には猫が沢山います。元々家猫だったものが、炭鉱の閉山に伴い島を離れる際に連れて行けずに野に放されたものが増えたようです。桜耳の猫もいますが、そうでないものもいるようです。人や車を怖がらず車道にもいて、車が来ても逃げないので不運にも轢かれる猫もいるということです。

 島の生き物ベスト4です。多い順に、①猫、②猪、③人、④やぎです。そのうち②の猪のみ見ませんでしたが、遭遇すると危険です。あと、マムシもいるので「さるく」(歩く)時は要注意です。

 軍艦島(端島)もそうですが、狭い島内には炭鉱関係者が多く住んでいたので、なにからなにまである一つの町が存在しました。多くの住民は団地に住んでいましたが、炭鉱の閉鎖とともに、島を離れていき団地はゴーストタウン化しました。

 島内ツアーに参加すると、そのうちの1部屋に入ることができます。(通常は立ち入り禁止)

 あ、就寝中の部屋があります。炭鉱は3交代制だったので、昼間寝ている炭鉱員の方もいらっしゃったのでしょう。

 団地5F(最上階)の部屋に入ります。(通常は施錠されている)

 子供さんがいらっしゃったようです。

 昭和の雰囲気満載の部屋です。なんとなく、このまま住めそうな気もします。

 とはいっても、閉山後20年経っているので、鉄筋コンクリート造りの建物は老朽化が進み森に飲み込まれそうになっています。屋上に出て、写真が撮れます。屋上部分は手すりとネットが整備されており、安全に見学することができます。

 人が住まなくなった住宅は、急速に劣化が進んでいきます。

 平地になっていますが、かつて炭鉱関係の施設があったそうです。Youtuberが勝手に禁止区域に立ち入って撮影する事例が相次いだため危険防止のため、撤去されたとのことです。また、その他の施設についても侵入防止策を強化せざるえないとか。万一事故でも起きたら、管理者責任を問われる可能性があるので、事前に対策を行っています。立ち入り禁止部分に勝手に入ることは、現に慎むべきことと思います。今まで自由に歩けていた地域まで、規制される可能性があります。

 階段を下りていくと、「就寝中」という札がかかった部屋がありました。坑内労働は3交代制だったので夜勤の方は、昼間お休みになっているので静かに下りましょう。(もちろん現在は空室なのですが)

 次に向かうのは、三井松島リソーシス(株)の土地で通常は規制されているエリアに入ります。

 立坑が残されています。ワイヤーは張っているように見えますが、実際は切断されているためテンションはかかっていません。

 ここは炭鉱夫が坑道から帰ってきたときに使う大浴場です。建物の中には入れませんが、ガラス越しに見ることができます。当時は、海水から真水を作る装置が稼働していたので、水は豊富に使えました。今は、本土から海底の水道管を使って持ってきています。

 だいぶ日も傾いてきました。この島の周辺海域の深い部分に坑道が広がっていました。空気を循環させるために、こういう島を利用して煙突を作り坑内の生命維持を行っていました。池島の周囲には、幸いこういう自然の島があったため、換気のための人工島を作る必要がなかったそうです。池島は、良質な石炭を産出するだけではなく、採掘の環境も揃っていたと考えられます。そのため、比較的近年まで採掘を続けられていたのかもしれません。

 もう少し、廃墟を廻ります。8F建てのアパートですが、エレベータがありません。この建物の裏の部分は斜面になっているので、5Fにも入り口があります。なので5F以上に住む人は裏から入れば楽に移動できるようになっています。土地の形状をうまく生かした作りです。1Fから4Fと5Fから8Fの外壁の傷み具合が違います。大きな台風に直撃されることも多い場所なので、上部の階の傷みはより進んでいます。それと途中の階には建物をつなぐ渡り廊下があるので、横移動も楽にできまた。

 ちょうど見学していた場所に、島内を巡回しているバスの停留所があります。

 平日と土曜日運行で、日曜日は運休です。非常に本数は少ないのですが、人口を考えるとある方かなとも思えます。

 バス停付近で地域猫発見しました。群れでいる場合が多いような気がしましたが、単独行動の猫もいるようです。

 ということで、廃墟ツアーは終了です。最後は港へ送っていただきました。池島⇒瀬戸は500円ですが、現金しか使えません。また、窓口には1万円札は使用できないと書いてあるので、要注意です。島では両替ができないので、1万円札で支払う客が多いと、釣銭に困るためかなと思います。

 港には2にゃんいました。キジトラさんは、目つきは鋭いですが攻撃的ではありません。

 茶トラは、よりフレンドリーで寄ってきました。長生きしろよー

 瀬戸に戻って帰りましょう。

 袋は船室に入ってみました。12月で寒いので、船内には電気ストーブがあり快適です。波もそれほどなかったので、快適クルーズでした。

 市営駐車料金は、600円なので現金で支払って出庫します。(半日停めたので、最大料金になってました)半日ツアーでしたが、お手頃金額だし通常入れない規制エリアも見学できる良い体験でした。参加人数に制限があるので、行く場合はお早めに予約をしたほうがいいと思います。

 終了


池島炭鉱ツアーその6「池島炭鉱ツアー」長崎県長崎市池島町

2025年06月14日 | 旅行

 ついにタイトルの「池島炭鉱ツアー」の回になりました。(引っ張ったな)池島は文字通り大きな池があったのですが、これを海に繋げて港としました。

 歩いても回れますが、日曜・祝日を除く運行の島内バスもあります。今回はツアーに左官するので、足の心配はありません。

 午後のツアーは定員9名です。事前にHPでチェックしたら、12月1日(日)の予約は2名でしたが、前日のフェリーが欠航したため、その客が流れ込み総勢8名でした。受付で代金を支払います。炭鉱ツアー+オプションの廃墟ツアーは、3,170円です。支払いは現金のみで、お釣りの無いようにとHPには書かれています。

 池島炭鉱の紹介ビデオを見た後、電気式トロッコ列車で坑内に向かいます。ヘルメットとライトは貸してくれるので、手ぶらで参加OKです。

 トロッコ列車に乗って、炭鉱へGoです。

 雰囲気出ますねー

 あまり深場へは行かないので、少し下ったら下車します。

 もちろん稼働はしていませんが、当時の機器類が残されています。

 上のチューブは総風口で下にあるのが石炭を掘り進む、ドラムカッターという機械です。

 ドラムカッター先端の刃は摩耗していくので、取り換える必要があります。この体験ができます。坑内にはこういう体験プログラムがいくつか用意されており、だいたい一人1回はなにかしらの体験ができるようになっています。ドラムカッターの替え刃体験はN村が当たりました。

 池島の海底炭、おさわり体験です。(これは全員参加可)

 国策により、石炭産業から石油にエネルギー転換が行われたため、日本の炭坑は存続の危機に見舞われることになります。また、高度な安全管理を行っている日本の炭坑は、どうしてもコストが高くなってしまいます。そのため、この大きな池島の海底炭を東京に運び、炭鉱存続のキャンペーンに使ったとのことですが、池島炭鉱は2014年(平成26年)にすべての事業を停止しました。軍艦島(端島)炭鉱の閉山は1974年(昭和49年)なので、それに比べると長く操業をしていました。

 本物の石炭を貰えました。

 坑道は適当に掘っているわけではなく、きちんと直線を確認しながら堀り進む必要があります。この縦横の線は、掘り進む方向を確認するためのものです。これも体験プログラムの1つです。

 斜坑を上って行きます。かなり急な斜面に感じますが、何度くらいあるのでしょうというクイズがありました。体感的には30度くらいあるかなあと思ったのですが、どうでしょうか?

 答えはこれです!(見えんやないかい) 実際に、現地で体験してみてください。

 ここは緊急避難場所です。坑内で事故があり、逃げだせなくなったときの避難所です。

 まず、地上と連絡をとらないといけないので、電話は必須です。左は自動交換機(クロスバ交換機)用でダイヤル式の電話器です。右はそれより古い時代の交換手を呼び出す電話器です。右のハンドルを回すと、電気が発生し交換手に信号が伝わる仕組みです。

 電話用ケーブルが切断されると電話器が使えません。そのため緊急連絡用の無線機も用意されています。

 通常の電波を使う無線機もありますが、地下坑内から地上へは無線が通じません。そのため、漏洩ケーブルを使った無線機が用意されています。この太い棒状のものがアンテナで、漏洩ケーブルに密着させて通信を行います。

 緊急避難所にたどり着けなくて、空気がなくなる恐れがある場合は、エアーマントを被ります。黄色の管から空気が供給される仕組みです。これも代表一人が体験できます。

 発破体験できます。(もちろん爆破するわけではなく、コンデンサに充電⇒爆破ステッチ点火というプロセスを体験できる)

 元炭鉱マンの方が説明してくれるので、詳しい話を聞くことができました。

 続いて、オプショナルツアー(池島廃墟ツアー)に参加の人は、トイレ休憩をはさんで車で出発します。

 つづく


池島炭鉱ツアーその5「道の駅さいかい」長崎県西海市⇒「瀬戸港」長崎県西海市

2025年06月14日 | 旅行

 多少、時間の余裕がありつつもフェリー乗り場に向かいます。途中で道の駅さかかいがあったので、トイレ休憩に寄りました。

 道の駅の直売所「みかんドーム」があります。

 ちょうど、直売所30周年記念祭の当日でした。(1日限り)

 200円くじに行列ができています。特産品の詰め合わせ袋や、温泉旅館の宿泊券などの豪華賞品もあります。末等はペットボトルかな。お、おばちゃんが詰め合わせセット当たったみたいや。せっかくの感謝祭なので、一口乗ってみることにします。

 がらんがらーん♬「当たりましたー」

「お菓子のいわしたでの引き渡しになります。本日限り有効ですが大丈夫ですか」

「もちのろんです、今から向かいます。ところでお店はどこですか?」

「引換券の裏に、店の住所が書いてます」(ところでズコットってなんや?)

 幸い、フェリーの出港には時間がある。さらにカーナビに住所を入れてみたら、大瀬戸に行く途中なので時間のロスは大したことない。レッツゴー

 道の駅さいかい: 長崎県西海市西海町木場郷496-1

 ここや、駐車場に滑り込みました。

 ズコットらしい。なんか、帽子みたいやな。

 でかっ、定価1,600円もするものが当たったがな。まあ、これだけ貰って帰るのもなんか気まずいのでお買い物をしました。

「牛乳のジェラート下さい」(500円)

 濃厚でうまうまー

「シュトーレン下さい」1,800円(日持ちがするので、ちまちま食べようかな)トータルすると、ズコットよりお高くなってしまったがいいでしょう。

 肝心のズコットですが、調べてみたらイタリアのドーム型のケーキのことのようです。ケーキの中身については、いろいろな種類があるようです。(写真は帰ってから撮りました)これは賞味期限が当日限りなので、日持ちしない商品です。しかし、思ったよりでかいので2日くらいかけて食べようかと思います。車にはクーラーボックスに保冷剤をたんまり入れているので、要冷蔵品もばっちりです。

 ふわっふわの食感でとろけるようなケーキで、めっちゃ美味いです。

 瀬戸港に向かいますが、一応フェリー運行会社に電話を入れてみます。今日は電話に出るかな?

「もしもし本日の池島便は運行してますか?」(出た)

「通常運行です」

「わっかりました」(天気がいいので大丈夫そうや)

 車を市営の有料駐車場に停めて、窓口に行くと。「欠航のお知らせがあるやないかーい。なんでやねん」

 出航20分前になって、窓口が開きました。(運行しとるやないか)片道1人500円です。(安いな)乗船券と上陸券には分かれていますが、切ることなく乗船時に回収されました。

 12:44発の便で池島に行きます。結局、通常運行でも窓口の「欠航」のお知らせはそのままになっていました。

 座席もありますが、外で景色を楽しむのもいいです。

 所要時間は28分です。(近いな)その日は揺れも少なく、快適な航海でした。これが池島です。

 瀬戸港市営駐車場:長崎県西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷208 30分60円、1日最大600円 現金のみ(札は千円札のみ)

 フェリーは定刻の13:12に池島港に入港しました。

 つづく


池島炭鉱ツアーその4「西海橋公園」長崎県佐世保市⇒「新西海橋歩道橋」長崎県佐世保市

2025年06月14日 | 旅行

 針生送信所で教えてもらった情報で、新西海橋公園に到着です。新西海橋は有料道路ですが、一般道には西海橋があり無料で通行することができます。また、新西海橋の支払いは現金のみでETCカードは使用することができません。橋だけだと100円で、有料部分を長く走ると200円でした。

 車は有料ですが、人が歩く分については無料です。ただし、夜間は通行できません。

 なかなか美しいフォルムの橋です。

 ここからだと、針生送信所の電波塔が良く見えます。電波塔の写真撮るならここやな。

 歩いて対岸に向かいます。

 向こうに見えるのが、一般道にかかっている西海橋です。

 ここは日本三大急潮、針生瀬戸の渦潮が有名なのです。

 しかーし、訪問時は潮があまり動いていないのか、渦は小さ目でした。

 橋の途中には「勇者の窓」があります。大丈夫と分かっていても、なかなか乗る勇気が出ません。(高い所は苦手なので、勇者じゃなくてもええわ)

 対岸に渡りきると、この上に展望台があるので上ってみます。これは階段コースですが、左側にはスロープコースもあります。階段の方が直線的に上っていくので距離は短いです。

 頂上到着です。

 新西海橋の全景が見えます。

 西海橋公園:長崎県佐世保市針生東町2678 Pあり無料

 新西海橋と針生の渦潮を堪能したので、先に進みます。

 つづく