サブのオーディオシステムは、12BH7A p_pのアンプを使って、インフィニティの小型スピーカーを駆動している。どうしても低域が弱いので、中古のパッシブサブウーハーを導入した記事は以前書きました。
しばらく使用していましたが、やはり低域の迫力にいまいち欠けるので、ネットでサブウーハーアンプを探していたら、密林(仮称)で、お手頃の中華製のデジタルアンプを見つけました。定格出力100Wというのは、どうかなとは思いますが、安くて使えそうなので導入してみました。
モノラルアンプですが、入力はRCA端子が(RL)用にあります。出力インピーダンスは4~8Ωとなっています。
電源は、DC24V・4A用のものが同梱されています。(本体にはDC12-24Vと書いてある)入力はAC100V~240VまでOKです。本体のDC入力プラグは、少し変わった形をしているので、手持ちのプラグには合いませんでした。
入力はR+Lでパラ接続しました。アンプ横のLPFは、フィルター機能+サブウーハーへの分岐用(片CHのみ)として、以前取り付けたものです。このA1001自体に、カットオフ周波数の調整VRがあるので無くてもいいのですが、分岐にも使っていて撤去するのも面倒なので、そのままにしています。A1001での調整範囲は、40~300Hzです。
フロントパネルにPBTL(パラレルBTLアンプ構成)とSUBの切り替えがあり、PBTLだとカットオフされずに出力します。SUB側でカットオフ周波数を調整できるので、サブウーハー専用で使う場合はSUB側にして、全体の音のバランスを考えてVOLで調整します。100Wもあるかどうかは分かりませんが、十分な音量で鳴ります。
使ってみたところ、かなり低域がいい感じになりました。パッシブウーハーには、うってつけの1台かなと思います。小型アンプを使っていて、少し音の味付けをしたい場合は効果があると思います。
A1001:5,666円(税・送料込) パワーアンプ部は、TPA3116D2を使用
パワーIC(TPA3116D2)のカタログスペックを見てみたら、CLASS-Dアンプでステレオ50W+50W、モノラルだと100Wと書かれていました。このICは歪率が少し高いという評価もありますが、サブウーハー用に限定して使っているので、自分の環境では問題ありません。
オペアンプは、お馴染みのNE5532が2個使われていますが、基板にはんだ付けなので交換は容易ではありません。基板の半田を撤去する必要がありますが、販売店のページには交換可能なオペアンプが例として書かれています。OPA2604、OPA2314、IM4562、JRC5532など
また「許可なく開けるな」とも書かれているので、オペアンプの交換などの改造は、メーカー保証を受けられなくなります。自身での改造・修理は、完全自己責任となります。
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A1001にはR+Lの入力RCA端子があるので、パワーアンプ出力のRとLを各々分岐して入れてやる方がいいように思いますが、めんどうなのでやっていません。