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うどんやラーメンなどの食べ歩きと旅のブログ2

GOOブログ終了に伴いAMEBAブログに引っ越しました。新記事はAMEBAで公開します。URLは自己紹介をご覧ください。

ATB自転車の泥除け交換

2024年10月24日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 こないだ自転車に乗ったら、後ろの泥除けがタイヤに当たる音が聞こえるのである。泥除けは、ビス1本でフレームに取り付けられているだけなので、カバーが下がっているものと判断し少し上に傾けた。

 取付用の金属板が錆びているのは分かっていたが、少しの力で折れてしまった。オーマイガー!この泥除けは飾りではなく、雨の日などで地面が濡れている時に、文字通り泥がかからないようにするための重要な部品であります。(当たり前や)

 これは修復不能なので、新しいものを買うことにします。密林・R天・ヨ〇バシ(仮称)を探って、最終的にR天で注文することにしました。

 元々の泥除けのように、ビス1本で取り付けるタイプもあるのですが、ビス・ナットが錆びついているので、サドルに取り付けるタイプにしました。数日で到着です。前と後ろのセットにしました。

 サドルは、締め付け用ハンドルを回して緩めます。

 簡単に取りつくかなと思いきや、サドルの径より小さいようで上手く入りません。内径リングが2つあるので、1つ外して取り付けたところ一杯に締めても少し緩いようです。最終的に、内径リングをすべて取り付ける⇒取付ねじをいっぱいに緩める⇒力を入れてサドルに通す。ということで、取り付け完了しました。

 泥除けの角度を調整して完了です。

 もう一段のATBは、数年前に後ろの泥除け交換は完了しているのですが、前の泥除けが崩壊しかかっているので、この際交換します。

 取り付け部分のナットを緩めるだけなのですが、経年劣化で錆びついています。CRC556を少し吹きかけて、六角レンチを使って少しずつ緩めていきます。ナットの頭を潰さないように、注意して作業します。多少時間はかかりましたが、交換完了しました。

 すべて作業完了です。これで、まだ延命できるでしょう。

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 2025年4月7日追記

 購入は2023年12月ですが、購入後1年4ヶ月で不具合が発生しました。なんと、プラスチックに割れが発生しました。自転車の使用頻度は高くありませんし、特に力が集中したわけではありません。ひとつ考えられる原因としては、後ろ車輪にワイヤー鍵をかけたとき、このカバー上に力が加わることがあります。(しかし、そんなに弱いとは...)お安い中華製なので、耐久力はありませんでした。

 買い替えるのもいやなので、グルーガンで補修することにします。割れている部分の表と裏をグルーガンで固めました。

 見た目は少し悪くなりましたが、これでしばらくは延命できるでしょう。


エコタンクカラープリンター「EPSON_EW-M634」セイコーエプソン(株)

2024年10月23日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 プリンターは、エプソンのエコタンク搭載の「EW-M571T」を使っている。主に、アマチュア無線のQSLカード(交信証)印刷に使っており、年間千枚くらい裏表(デザイン面とデータ面)を印刷する。近年は、eQSLやLoTWのデジタルQSLに移行しているので、紙QSL自体を発行することが減少しているのだが、到着した紙QSLには返信をするので、プリンターが無いと困るのである。

 ある日、いつものようにQSL(はがき台の用紙)を印刷しようとしたら、ががーっと異音がしてはがきを噛みこんだのであります。オーマイガー! 

 気を取り直して、噛んだはがきを除去して再度印刷を開始したら、10枚に1枚くらいはががーといって噛むのである。なんでやねん。

 そのうち5枚に1枚⇒2枚に1枚⇒毎回噛むようになってしまったのである。だめだこりゃ。

①印字むらも出ていたので、ヘッドクリーニングを実施

 ⇒印字むらもダメだし、はがき噛む

②究極のヘッドクリーニングを実施する(めっちゃインクを消費するので、連続使用は禁止。かつパネルに表示されるQRコードを読み込まないと、実施方法が分からないようになっている)

 ⇒印字はだいぶ改善したが、はがきの噛みは改善されず

③ヘッドの微調整を実施(保守メニューより選択)

 ⇒印字品質は改善されたが、はがきは噛む

④普通紙で実験してみた⇒問題なし(なんでやねん)

 メーカーのHPで確認したところ、この機種は今年が修理受付期限のようだ。(ギリギリセーフ)しかしながらプリンターを酷使しているので、高額な修理代金を払うより新品を買った方が得策と思い、Y田電機へGo

「プリンターですか?」

「です」

「機種とか希望ありますか?」

「EPSONのエコタンクがいいです、インクも余っているし」

「以前は、EM-M571を使っていたので後継機種とかあります?」(ストックインクを活用したい)

「あー、あれは安かったからですね。ちょうどそのクラスは無いのですよ。今だったら、EW-M634かな」

 ということで、在庫のあった「EW-M634」を買うことにしました。

「メーーカー保証は1年ですが、別料金でメーカー5年保証も付けられますよ」

「あー、以前はY田さん独自の保証を付けたこともあるのですが、たいてい5年が過ぎてから壊れるんですよね」

「そうですか」

 プリンターの延長保証は活躍したことがない、という体験上今回も付けませんでした。(M571Tからやめた)

 セットアップは①スマホで行う(パネルのQRコードを読み込む)②パネルの表示に従って行う③付属のCDを使って行うの3つがあります。(もちろん接続するパソコンで読み込む)

 スマホにアプリを入れるのは嫌なので、②で行いました。テスト印字を行って、ヘッドの調整を行います。普通紙・はがき共に問題なく印刷できることを確認しました。写真印刷はしないので、はがきにそこそこの品質で印刷できれば十分です。あとは、年賀状くらいかな

 そういう使い方では、十分に満足できる品質と思います。自分的には、プリンターの寿命は5年ちょっとという認識なので、そのくらいもてば十分です。


1.2GHz_FMハンディトランシーバー「FT-104」のバックアップ電池交換

2024年10月22日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 大昔、秋葉原を散策していたら、某ハムショップでFT-104が格安で売られていた。価格は忘れたが、(多分)在庫処分で「おお安いじゃないか」という値付けだったので即買いしたものです。20年くらい前の関東地方は、144MHzは違法局だらけで終日使えない、430MHzでは平日昼間は違法局く使えないが、平日の夜間及び土日になると、正規のアマチュア局が出てきて使えるようになる。1200MHzは平和である。という状況でした。そのため、1.2GHzのトランシーバーも人気で、430MHz/1200MHzのハンディトランシーバーというのもあった。

 このFT-104は筑波山等の山岳移動運用で、威力を発揮してくれました。(たくさん呼ばれた)福岡に来てからは、活躍する機会も減り静かに保管していたものです。といっても、こないだ電源を入れたみたら、1260.00MHzの表示になったのである。ありゃりゃ、バックアップ電池が切れたか。相当古い機種なので、メーカー対応は不可かもしれない。(修理は無理と思うが、電池交換については調べてはいない)もし出来るとしても、メーカー送りになって費用がそれなりにかかると思われます。

 バックアップが効かないということは、電源ONするごとに1260.00MHzになる。メモリーが保持されないという不具合があり、使いづらいことこの上ない。

 ボタン電池が使われているであろうと目星をつけ、筐体を開けてみました。小さなプラスねじが使われているので、ねじに合うドライバーを使わないとねじ頭を潰すことがあるので要注意です。筐体を開けると、ボタン電池があります。電池は絶縁シートで保護されています。

 絶縁シートをはがすと、CR2025という文字が見えます。

 CR2025は手持ちがあります。しかーし、FT-104の電池はソケット方式ではないので、このままでは交換ができません。ボタン電池には、はんだ付けはできません。はんだが思うように乗らないし、熱を加えすぎると電池自体が壊れます。(危険です)

 密林(仮称)で、タブ付のCR2025を注文しました。10個も必要ないのですが、他のトランシーバーにも使えそうなので、まあいいかということで買ってみました。数個買って送料がかかるより、10個で送料無料を選びました。トータル金額は、それほど変わりません。

 元のCR2025を取り外しました。

 小さな基板に、部品が密集して搭載しているので、最新の注意ではんだを吸い取ります。今回、初めて「はんだシュ太郎」を使いましたが、めっちゃ楽に作業ができました。

 電池の+-を間違えないように取り付けます。マイナス側のランドは比較的広いので、電池のタブを曲げてはんだ付けします。(これで電池が物理的に動くのを抑止できる)

 プラス側のランドはめっちゃ細いので、リード線で引き出して電池のタブにはんだ付けしました。このままケースを閉めると電池がショートするので、絶縁して組みたてます。これで、バックアップ電池の交換が完了です。

 電池を買ったときに、資料が同梱されていました。CR2025のスペックです。

 型番:CR2025

 電圧:3.0V

 容量:150mAh

 サイズ:Φ20x1.6

 電池交換は自己責任です。下手に基板を損傷すると、復活不能になります。


YAESU144/430MHzハンディトランシーバー「FT-728」のバックアップ電池交換

2024年10月21日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 こないだ、YAESUの1.2GHzハンディトランシーバー、FT-104の電池を交換したのである。その際、タブ付きCR2025を10個買ったので、まだ9個余っています。(通販で2~3個買っても送料がかかるので、10個まとめ買いで送料無料にしました)そういえば、FT728のバックアップ電池が切れていたなあと思い出し、この際交換することにしました。

 バックアップ電池が切れると、当然設定がリセットされます。FT-728の広域帯受信改造は、周波数の上下ボタンを同時に押しながら電源SWをONするだけですが、これがいちいちリセットされてしまうので使い勝手が宜しくありません。

 FT-104の要領で、筐体を開けます。ボタン電池は予想通り、CR2025でした。

 FT-104に比べると基板が大きいので、作業は比較的に楽です。はんだシュッ太郎で電池のはんだを吸い取り、古い電池を取り外します。ビニール線が4本出ている謎の黒い部品は、当時サードパーティの会社が売っていたPTT2回押しでランプがONになりっぱなしになる部品です。じゃまなのと、今では不要なので取り外しました。

 新しいCR2025を絶縁処理の上、タブ部分にはんだ付けしたら完了です。

 さて、動作試験を行おうとしたら、電池ボックスの一部が崩壊しました。プラスチックの一部が経年劣化により崩壊したものです。電池ボックスは入手不可なので、なんとか修理しないといけません。

 ホットボンドで崩壊部分を修復しました。なんとか、これで使えるようになりました。

 たまに受信感度が低下する時があります。このFT-728はフィールドでもかなり活躍したので、BNC端子が力を受け少し傾いています。そのため、BNCコネクタ⇒基板までの配線が接触不良となり、アンテナの角度によっては受信感度が低下したものです。(当然、送信も不安定だったと思われる)コネクタの増し締めと、再はんだで復旧しました。


自作7MHz送信機(TX)「2SC1815x2」で運用してみました

2024年10月19日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 こないだ、IC-706MK2G(以下IC-706と表記)のフロントパネル黒ずみを修理したという記事を書きました。せっかくなので、自作(AYU40キット改)を使って、7MHzを運用してみました。IC-706は、受信機として使います。2SC1815は、1個数十円で手に入る汎用トランジスターで、以前はメーカー品の電子機器でも広く使われていました。保守用にも重宝するので、ジャンク箱には沢山入っています。7MHzの終段としても使えて、1個だと200mWくらいの出力が得られます。2個パラに接続すると約300mWにパワーアップできます。(2倍にはならない)

 送信/受信の切り替えはトグルスイッチで行います。(完全手動です)サイドトーンはないので、送信中は送信機のもれ電波をIC-706で受信してサイドトーン代わりにします。Sは9くらいまで振るのでちょうどよいレベルです。また直接送信波をモニターできるので、電波の質も確認できます。(綺麗な直流音です)

 水晶は、7MHzの下部付近の1波のみなので、QRPをつけてCQを出してみます。出力は300mWで、アンテナは半波長の逆Vです。このアンテナでは、10Wもあれば国内交信は問題なくできます。一応ダイヤルらしきものがありますが、飾りです。(VXOにしようかなとしましたがうまくいきませんでした)

 せっかくの自作TXなので、キーも工夫してみましょう。ガチャガチャで購入した、トイキーを改造したものを使います。こんなおもちゃの電鍵でも、十分に使えます。

 7MHzの下限付近にはQRP局が良く運用しています。気が付いてもらえるでしょうか? 10分くらいQRPを付加してCQを出してみましたが、全く反応がありません。少し上の周波数で、移動局のQRP局が出ていて結構呼ばれていましたが、こちらのCQには気が付いてもらえません。少し周波数はずれていますが、試しにその局を呼んでみましたが無反応でした。やっぱり、300mWは厳しいなぁという感想です。TXにダミーロードをつないでCWの練習用には十分使えます。(笑)

 300mWといえども立派な送信機なので、当然無線局免許申請はしております。


YAESU社「FT-991AM」のCOMポート認識せず

2024年10月17日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 2024年8月の北海道ツアーには、車にFT-991AMとHF帯のモービルホイップアンテナを積んでいった。6mでは国内があまりオープンしなかったので、7MHzのFT8運用が主体となった。FT-991AMは50W機だが、FT8の場合フルパワーで運用するとファイナルに負荷がかかり、それを飛ばしたという話も聞くので、20W~30W程度に出力を絞って使っていた。それでも国内QSOは十分である。

 FT8だけなのもアレだしなと思い7MHzのCW運用(50Wのフルパワー)を行い、またFT8に戻ったらパソコンが無線機を認識しないのである。なんじゃこりゃああ!! FT8ができんやないかい。

①無線機とパソコンを再起動した⇒NG

②COMポートを確認したら、仮想COMポートで無線機を認識していない。

③仮想COMポートソフトの問題かもと考え、ソフトの上書きを実施⇒NG

④COMポートを認識しない以外では不具合はない。SSB/CW/FMは正常である。

 万策尽きました。メーカー保証は切れています。購入したハムショップは遠いので、直接メーカーに修理依頼をすることにしました。

 八重洲無線のHPから修理に関する情報を得て、事前に既定のフォーマットで問い合わせをしたところ、修理受付可なので福島のSC(サービスセンター)に送るように返事がきました。また、修理が込み合っているので日にちがかかる旨の注意がありました。

 購入時の箱に入れて福島に送付しました。

 数日で、到着の案内と見積書がメールで到着しました。修理代金+送料+代引き料金+消費税で、総額29.7K円です。(修理も高くなったなあ)

 日にちがかかるということで、待つこと約5週間で電話連絡がありました。修理完了したので、代引きで送付するとのことです。費用は見積通りでした。

 修理内容は、USBインターフェイスIC「 CP2105-F01-GMR」が故障しているので交換とのことです。原因としては、「ICに異常電圧がかかったための故障です、ご注意下さい」と書かれていました。

 この CP2105-F01-GMRを調べてみたら、約4mm四方の正方形で24pinの形状のようです。実装状態は見ていないのですが、小さくてはんだ付けする場所が多いICを自分で交換するのはしんどいなぁという感想です。メーカー修理が無難かなあ。

 注意としては「ICを交換しているのでCOMナンバーが変わっています、お使いのソフトで設定変更して下さい」とありました。

 早速、動作試験を行います。指摘どおり、COMポートナンバーは変わっていたので、デバイスマネージャで調べてWSJT-X側の設定変更を行います。

 まだ動かないので、仮想COMポートのソフトウェアの上書きを行い、パソコンを再起動したところ無事に無線機を認識しました。無線機側の各種設定は、FT8用に変更していましたが、それらはそのままの状態でしたので助かりました。

【故障の考察】

 USBインターフェイスのICに異常電圧がかかったということですが、パソコンのUSB端子からどうして異常電圧が発生したのか?

・車での運用のため、無線機からモービルホイップアンテナ間の距離が1m程度で近い。

・FT8で運用する場合は、パワーを絞っていた。

・CWで運用する場合は、フルパワーだった。また、無線機とパソコンケーブルはつないだままである。

 以上の事から推測ではありますが、無線機アンテナ間の距離が近いため、RFの回り込みで瞬間的に過大電圧が発生したか?

【傾向と対策】

・無線機とアンテナを極力話したい⇒車での運用の場合は難しい

・CWのフルパワーで運用する場合は、USBケーブルを外す。⇒ハムログと連携する場合は、無線機の周波数自動取り込みができなくなるが仕方ない。(これが一番現実的か)

・CW運用時のパワーを低減する。⇒とは言うもののできれば50Wは欲しいところ。

・USBケーブルにフェライトコアを入れる。(これはある程度効果はありそう)

 と考えられますが、50W程度で運用してUSB_I/Fが壊れるか? ちなみにパソコン側の故障はなく、無線機側のみ故障しました。


ICOMトランバー(HF~UHF)「IC-706Mk2G」のパネル修理

2024年10月15日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 IC-706MK2Gは、何度も海外に持って行って活躍してくれた。余生は静かに暮らしているが、数年前にICOMの修理不可リストに載ってしまったので、メーカーは一切修理をしてくれない。

 小型でHFからUHFまで使えるトランシーバーだが、この706シリーズでは経年劣化によるパネルの黒ずみが起こることが知られています。この無線機も例外にもれず、パネル面が黒ずんできて見にくくなってしまっています。なんとか判別できるので使えないことはないのですが、できれば修理したいところです。

 最初に断っておきますが、修理は完全自己責任です。簡単には交換できないので、自信の無い方にはお勧めできません。失敗すると元も子もなくなります。

 ネットで調べていたら、パネルの偏光板を交換すると良いという記事がありました。

 ↓ 参考にさせていただいたページのurlです。

 https://www.whiteboard.ne.jp/~nxx/sub1.htm

 密林(仮称)で、アーテックの偏光板を注文しました。

 つまみは、引っ張れば取れます。

 ラジオペンチを使って、VFOやVRのナットを外します。

 裏面の黒いビス2本を外します。基板を外すのは、パネルを少し広げるようにして押し出します。力の入れすぎ注意です。MIC用のコネクタは外しても外さなくても支障はありません。ばらしていくと、スプリングなど細かい部品が飛んでしまうことがあります。(案の定飛ばした)

 目的のパネルが見えてきました、もう一息です。パネルの金属フレームを外します。6個の爪ではまっているので、注意深く外します。

 パネルには偏光板が貼っているので、爪などではがします。金属ドライバーなどを使うとキズが付く恐れがあるので、使うとしても木のへら状のものがいいでしょう。(爪ではがしました)パネルには経年劣化により、偏光板のカスがべっとりと付着しているので、これを除去するのが一苦労です。

 ヘッドクリーナーを綿棒に付けて、かなり力を入れてこすり取ります。また頑固に固着している部分は、爪ではがしとりました。これに1時間位かかりました。

 パネルの大きさにアーテックの偏光板をカットして装着します。(乗せるだけ)組み立てて完成なのですが、これが一筋縄ではいかず、接触が悪いのかパネルに力をかけ過ぎてしまったのか不明ですが、一部表示がされない現象が発生しました。何度か組みなおしますが、ある時は全く表示がされなくなり焦りました。(やらなきゃ良かったかなと思った瞬間)

 何度か組みなおして動作試験を繰り返した結果、なんとか表示させることに成功しました。ふー、あぶなかったぜ。

 見た目すっきりになって、まだまだ現役で使えそうです。

 注:修理は自己責任です。かなりムズイしコツがいります。結果によっては0点か100点かになります。壊れてもいいのでチャレンジしたい、または絶対に自信がある方以外にはお勧めしません。


28MHzZepp形アンテナ「ZA-28K」サガ電子工業(株)の修理

2024年09月24日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 サガ電子工業の28MHzZepp形アンテナは、10mのバンドコンディション把握用に屋外に設置している。もう10年以上経つのだが問題なく動作していた。台風時でも風圧面積が小さいので、直撃の際もそのままで問題なかったのだが、ある日強風が吹いた後で動作不調に陥ってしまったのである。

 SWRを測ると無限大で、アンテナアナライザーで測定しても同調点がありません。ケーブルの心線・アース側ともエレメントと導通がありません。壊れたか・・・ ほとんど送信用には使っていないので、同調用のC(高耐圧コンデンサ)が焼けたとかは考えにくい。屋外に長期間設置しているので、内部に雨が流入したとか虫が入っとか、コイルが錆びたとかは考えられる。

 分解する前に、Mコネ部分をチェックすると経年劣化により接触不良が疑われます。

 ケーブル側も、同様に経年劣化がみられます。どちらも、やすりがけと無水アルコールで洗浄しますが、結果は変わりません。(やっぱりな)

 分解修理してみるか・・ 同調部分はプラスチックの形成部品なのでばらし方が分からない。ネットで調べてみても不明である。メーカーのHPには「分解しないで下さい」と書いてある。

 このままでは燃えないゴミで出すしかないので、ダメもとで分解してみることにします。ドライバでぐりぐりすると、筒の部分がずれるので注意深く引き出します。

 ゆっくりと内部を引き出します。はんだを外さないと完全には引き出せないので、無理に引っ張ってはいけません。高耐圧コンデンサが見えてます。

 Mコネ側のはんだを外すと、中身が取り出せます。

 配線が1本切れているのが確認できます。ケーブルの心線側は繋がってますが、アース側が切れています。心線側はCに繋がっているので、エレメントとは直流的に絶縁されています。アース側はコイルを経由してエレメントに繋がっているので、直流的にはショート状態です。

 

 コイルや接続部分が汚れているので、掃除をします。(思った通り汚い)

 ケーブルが切れているので、手持ちのビニール線をはんだ上げして延長します。

 切れている部分の線からも、ケーブルを引き出します。

 リード線の長さを合わせてはんだ付けします。

 完成かと思ったのですが、Mコネのアース側とエレメントの導通が確認できません。テスターで探っていくと、コイルとの接続部で接触不良が起こっています。再はんだ付けを行い、導通を確認します。

 エレメントのコネクタ部分をチェックしてみたところ、ここも汚れが目立つので、やすりがけと無水アルコール洗浄を行います。(かなり汚れています)

 最後に組み上げて完成です。Mコネの心線とエレメントは不導通、アース側とエレメントの導通を確認しました。

 アンテナアナライザーで測定すると、28MHz台で同調点を確認できたので修理完了です。

 修理費用:手持ちの部材を使ったのでゼロ円

 自身での修理は、自己責任です。

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 数か月後、アンテナが不調に陥りました。下ろして調べたところ、筒にテンションがかかるため、ずれて内部配線が断線していました。一度ばらしているので筒の締まりが緩くなっていると思われます。断線した線を接続し、ナイロンロープで補強しました。


「jarl.com」を騙る詐欺メールにご注意ください

2024年09月23日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 フィッシング系の詐欺メールは毎日のように来るのだが、今回は日本のアマチュア局が利用している「jarl.com」のメール転送サービスを利用した詐欺メールが来たのでご紹介します。

 テキストでも貼っておきます。

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受信トレイでのメール同期に失敗しました

こんにちは、

メールサーバーはIMAP/SMTPエラーのため、4件のメッセージをブロックしました。

保留中の受信メッセージが4件あります

クリックして 保留中のメールメッセージを表示、解放、または削除 してください。

メールアカウント:〇〇@jarl.com

ありがとうございます、
メールシステム管理者 jarl.com

この通知は 〇〇@jarl.comに送信されました;購読設定や親切な提案に関する時折の更新を受け取りたくないですか?

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①不自然な日本語が使われている。

②送付先の名前がない

③JARLが今までこのようなメールを発出したことはない

④不自然な送付元のアドレス

 以前も、jarl.comの期限が切れるので再登録が必要みたいなフィッシングメールが来たことがありますが、ちょっと内容を変えたようです。

 詐欺メールですので、クリックしてはいけません。jarl.comのアカウントを乗っ取られます。


トヨタ_シエンタ(HYB)のエアコンフィルター交換

2024年09月19日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 こないだ、トヨタシエンタの車検を受けたのである。車検の他、定期のオイル交換及びオイルエレメント交換、ワイパー交換、発煙筒交換をしてもらったのである。タイヤとバッテリーは元気なので、大きな出費は抑えられた。しかしエアコンフィルターについて、指摘がありました。(車検とは、直接関係ない)

「エアコンフィルターが汚れているので、交換しますか?」

「いくらですか?」

「6千円です」

「うむー、とりあえず今回はいいです」(ちょっと痛い出費だし、フィルターの汚れだったら自分で掃除してみるか)

 ということで、エアコンフィルターを自分で確認してみることにします。フィルターは、助手席のボックスの奥にあります。

 ボックス上部の左右部分は、ツメではまっているだけなので少し力を入れて外します。(工具は不要です)

 参考(フィルターを購入した時の説明書)

 アーム部分は、左にずらせば外れます。

 フィルターボックスが見えました。前面カバーを外します。これもツメではまっているだけです。

 フィルター本体を引き出します。指摘通り、汚れが目立ちます。前回交換してから、2年経過しています。一応、掃除機で吸ってみましたが、見た目は変わりません。しかし、フィルターに溜まった埃は吸ったと思います。

 密林(仮称)からフィルター到着しました。1個1,290円ですが、送料がかからない2千円以上になるように2個注文しました。(どうせ使うからな)

 一応、PM2.5対応となっています。

 大きさ・形状共に純正品と同一なので、エアコンフィルターボックスにぴったり収まりました。

「カーライフのフィルターを宜しくお願いします」と「ジジ店長」が申しております。

 そういえば、取り外したフィルターに緑の不思議な物体が挟まっていた。なんじゃこりゃああ? 「Valeo」と記載があるので、ググってみたら「消臭抗菌剤わさびデェール」というのがヒットしました。どうやら、「合成したわさびの抗菌成分をエアコン内に拡散し、微生物の働きを抑える役目」とのことです。設計寿命は1年ということなので、すでに2年は経っているので今回は廃棄することにします。これだけ単体で売っているので、エアコンのにおいが気になるようなら、買ってもいいかもしれません。ただし、フィルター本体価格より若干お高めの価格設定ですので、今回はパスしました。


ICOM社IC-706MK2Gのマイク(HM-103)カールコード交換

2024年09月01日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 ICOMのトランシーバー、IC-706MK2Gのマイクコードは劣化こそしていないが、LANコネクタの爪が折れている。メーカーでの修理は不可ということだったので、新しいマイクを購入したのだが、それもほどなく折れてしまった。当時は、海外に持って行ったりして、かなりハードに使ってはいたのだが、無理にマイクを着脱したということはない。つまり、普通に使っていただけなのに、折れてしまったのである。爪が無いと、コネクタがしっかりと固定されないので、変調がかからない場合があるので宜しくない。

 ということで、これも新しいカールコードに交換することにします。

 マイク側はコネクタではなく、基板に直接はんだ付けされています。

 ICOMのマイクコードの配色と、汎用LANケーブルの配色は異なるので、対応する線をテスターで調べながら交換します。8本中、使用するのは5本のみです。

 交換が終わったら本体に接続し、変調がかかっていることを確認します。

 LANコネクタの爪が折れただけで、マイク本体を交換するのは勿体ないです。自分で交換すれば復活しますが、結構面倒くさいです。


ICOM社ID-1のマイク(HM-154)カールコード交換

2024年08月31日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 昨日は、ID-880Dのマイクコードを交換しました。ID-1も同様にマイクコードが劣化して崩壊しています。これでも電気的には繋がっているので使えるのですが、使い勝手と見た目が良くありません。

 これも、LANカールコードを使います。

 無線機側はそのまま使えますが、マイク側のコネクタはLANコネクタではないので改造する必要があります。ICOMマイクと汎用LANケーブルの線の配色は一致しませなーんので、どれが対応しているのか調べる必要があります。マイク内のケーブルを切断して、1本づつ接続することにします。

 マイクコードを通す部分も劣化しており、新しいコードが通らないのでドライバーで少し広げました。

 これは結構面倒くさい作業です。最後は本体にマイクを接続し、他のトランシーバーで変調がかかっているか確認します。周波数のアップダウンも確認します。正常なので、組み上げて完了です。

 明日は、IC-706MK2Gのマイクコード交換です。

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 しばらくは順調に動作していたHM-154ですが、ある日アップダウンスイッチが効かなくなりました。なんでやねん! マイク機能は正常なのでいいのですが、やはり気持ちが悪いのでばらしてみました。何度が修復を試みましたがうまくいきません。 

 密林(仮称)を探っていたら、HM-152用の交換用ケーブルというのがありました。おしい!!でも形状は同じなのです。たぶんだけど、同じ仕様だと踏んで注文しました。(ID-1に適合とは書いていない)C国発で1,181円(送料込)で格安です。予定より早めに、無事到着しました。ビニール袋二重にくるまれているだけですが、破損はありません。

 コネクタ接続なのですが、基板までばらさないとうまく刺さりません。(かなり力がいる)

 あとは組み上げれば完成です。アップダウンキーも正常になり、変調もちゃんとかかります。

 新品同様に復活しました。


ICOM社ID-880Dのマイク(HM-133J)カールコード交換

2024年08月30日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 ID-880Dのマイクケーブルの劣化が激しい。特に車載用として使っていたわけではなく、直射日光に当てていたということもない。屋内で使っているので、他の無線機と条件は同じなのだが、ID-880DとID-1のマイクコードは崩壊する一方なのである。

 通常のLANコネクタを使っているため、汎用品でもいいだろうということで、ヨ〇バシの通販で取り寄せました。C国製でC国発のものは避け、協和電線産業(株)のものを購入しました。(といってもC国製)

 元のカールコードと比較すると、少し小ぶりになっていてちゃっちい感じはしますが、逆にじゃまにならずいいかもしれません。(個人の価値観による)付属品として、マジックテープ方式のケーブルベルトと携帯バックがありますが、今回は使う機会はありません。

 マイクコードの交換は簡単至極です。どちらも同じLANコネクタなので、さくっと交換したら完了です。念のため、他のトランシーバーで受信して、ちゃんと変調がかかっていることを確認します。

 明日は、ID-1のマイクコード交換です。マイク側はコネクタではないので、さくっと交換というわけにはいきません。

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 ある日、アリエクを見ていたら「HM-133J」用のカールコードというのが売っていた。本体670円、送料込みだと1,347円なので注文しました。こっちの方が作りがしっかりしていていい感じです。HM-133J用と謳っているので、問題なく使えます。

 


ICOM社「1200MHzトランシーバー_ID-1」のスピーカーコード交換(SP-22)

2024年08月19日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 ICOM社のマイクコードやスピーカーコードの劣化が激しい、という記事は以前書きました。ID-1のスピーカーコードも劣化が激しく、ショートするくらいなのでビニールテープを巻いてだましだまし使っていました。

 ID-1のスピーカーは「SP-22」という型番で、中華製です。もう、あちこちでショートしてしまっているので、根本的に対策するのは、ケーブル交換しか手はありません。

 裏ブタのプラスねじ4本を外すと、全面パネルが外れます。スピーカー自体は重量があり、ホシデン製が使われています。プラス・マイナスの表示がないので、あらかじめテスターで調べおくといいでしょう。(ケーブルを切断前に、芯線側とアース側を判別しておく)ケーブルクランプは、ラジオペンチで挟むと外れますが、外れにくい場合はケーブルを切断すると、簡単に取ることができます。

 手持ちの適当なケーブルを使って、交換を実施します。

 モノラルジャックは、もったいないのでケーブルをはんだ付けして再利用しました。自己融着テープ+ビニールテープで補強して、ショートを防ぎます。

 本体のSPプラグに接続して、音が出れば完成です。

 必要なもの(推奨品)

 適当なケーブル、プラスドライバ(比較的先端が小さいもの)、半田ごて及び半田、ニッパ、ラジオペンチ、自己融着テープ及びビニールテープ、少しのやる気

 材料費:手持ちのケーブルのため:0円 モノラルジャックは再利用

 その他 修理自体は難しくありませんが、15年程度で崩壊していくプラスチックを使っているメーカーってどうなの?という疑問は残ります。中華製ということなので、こんなものかと思う反面、もう少し品質管理を厳格に行った方がいいんじゃないのと思います。他のアマチュア無線機器メーカーでも同様な事象が起こっているならば、ここまでは書きませんが、Y社・K社・A社の機器では30年経過したものも問題はありません。ID1やID880のマイクコードも崩壊しているので、近々修理を行うべく汎用部品の注文を行っています。そのうち、修理結果はブログで紹介いたします。


バッテリー修復「パルスリペアーバッテリーチャージャーZYX-J30」ANHTCZUX

2024年08月05日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 パルスリペアーバッテリーチャージャーの実験をしてみました。密林(仮称)で、パルスリペアーバッテリーチャージャーを検索すると、いろいろと出てきます。中華製で数千円程度と、お手軽価格のものが多く口コミもそれほど悪くはありません。ハイブリッド車のバッテリーは、比較的高価なので延命できればラッキーくらいの気持ちで購入しました。パルス充電をして、バッテリーのサルフェーションを除去するというものです。

 車はトヨタのハイブリッド「シエンタ」です。最初のバッテリーは、3年目の車検時「取り換えた方がいい」と言われてディーラーで交換しました。(2021年12月新品交換)

 バッテリーチェックのために、バッテリーテスターを使用しました。

【時系列】

①2021年12月 バッテリーを新品に交換

②2022年7月19日

 チェックのみ IR:7.6mΩ、電圧:12.2V、CCA:384A

 7ヶ月経過:元気なので大丈夫だろう。

②2023年6月27日  

 パルス充電前 IR:7.5mΩ、電圧:12.5V、CCA:330A

 パルス充電後 IR:7.4mΩ、電圧:13.6V、CCA:435A

 1年6ヶ月経過:若干の劣化化がみられるので、パルス充電を20時間程度行った結果、大きく改善がみられた。

③2023年11月2日

 パルス充電前 IR:8.0mΩ、電圧:12.2V、CCA:304A

 パルス充電後 IR:7.7mΩ、電圧:12.6V、CCA:327A

 1年11ヶ月経過:20時間程度パルス充電を行った結果、少し改善がみられたが、バッテリーのCCAは新品時より15%程度劣化している。(まだ十分に使えるだろう)

【考察】

①最初のパルス充電では大きな改善がみられたが、次の充電では少しの改善がみられた。効果は認められる。

②簡易なマニュアルは添付されているが、簡易すぎてあまり役にたたない。充電が完了すると「FUL」と表示されるとあるが、20時間以上行っても表示は出ない。自分のマニュアルには充電時間が記載されていないが、ネット情報では18時間で満充電、自動停止すると記載されているものもある。しかし18時間でも自動停止しなかったので、そのまま充電したら30時間後くらいに停止したという情報もある。良く分からないが、安全を考慮して20時間で止めました。

③パルス充電中は、激しいRF(高周波)ノイズを発生する。中波帯からVHF(145MHz)帯で、約0.5秒毎にパルス性のノイズが発生する。AMラジオを聞いていると、ザッザッというノイズが確認できる。FM帯も放送波がない周波数ではノイズが確認できる。短波帯では特にひどい。テレビは放送は放送信号が強いということとデジタル放送のためか、画面が乱れるとか音声にノイズが乗るということはない。中華製の製品は、これに限らず高周波の不要輻射に関して無頓着な製品が多い。動作すればOKという感覚なのだろう。

④バッテリーテスターも中華製の低価格商品のため、値は目明日程度と思われますが、パルス充電の効果は「ある程度ある」と感じます。また半年後くらいに、バッテリーのチェックとバルス充電を試してみようと思います。