国連の対イラク人道支援事業「石油・食料交換計画」をめぐる不正事件で、5日発売の米誌タイム最新号は、アナン事務総長の長男コジョ氏が1998年末、スイスの監査企業コテクナのウィルソン副社長(当時)から3000ドル(約33万円)を借り、これを頭金の一部にして高級車を購入、その後間もなく同社が国連側と受注契約を結んでいたと報じた。
コジョ氏は当時、コンサルタントとして同社に勤務し、事務総長もウィルソン氏の友人だったことから受注に便宜が図られた疑いが出ている。同誌によると、疑惑を調べている独立調査委員会(ボルカー委員長)は、事務総長自身が便宜を図った証拠はないものの、不正を見過ごした管理責任があったと批判する新たな報告書を7日に発表する。
日本経済新聞 2005年9月5日
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コジョ氏は当時、コンサルタントとして同社に勤務し、事務総長もウィルソン氏の友人だったことから受注に便宜が図られた疑いが出ている。同誌によると、疑惑を調べている独立調査委員会(ボルカー委員長)は、事務総長自身が便宜を図った証拠はないものの、不正を見過ごした管理責任があったと批判する新たな報告書を7日に発表する。
日本経済新聞 2005年9月5日
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