ジュエリービジネスプロデューサー 佐藤 善久の「ジュエリー進化論」ブログ

デジタルジュエリー・ジュエリーCAD・地金買取ビジネスなど、ジュエリービジネスを佐藤 善久がプロデュースします。

デジタルジュエリーデータ造りの考え方

2008-01-11 05:02:53 | デジタルジュエリー
おはようございます。

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今日はジュエリーCADソフトを使ってのデジタルジュエリーデータ造りの考え方です。



それぞれのジュエリーCADで操作法の特徴があり、造り方 攻め方はいろいろです。

それに 避けて通れないのが 「ブーリアン演算」です。

JCAD3/匠を例にしてお話しします。





図A 直方体がA 球体がBとします。





図B  Aの物体からBの物体を引いたものです。(A-B)





図C  Aの物体とBの物体を足したものです。(A+B)

図Aの2色のものと形状はかわりませんが、足し算しているので離れません。

また図Aの2色は物体が別々なので 色をそれぞれつけることができます。





図Dは Aの物体とBの物体を掛け算しています。(A×B)

重なっているところだけが残るものです。



このように 足し算・引き算・掛け算ととても便利です。

ただし、 ブーリアン演算は 「最終手段」です。

ここに実は 使える人・使えない人の差がでます。

ブーリアン演算は 物体を壊しているようなものですので、その際にデータにエラーが出やすくなります。

現状のJCAD3/匠では ブーリアン演算をかけてしまった物体の制御点の編集はできません。

なかにはSTL編集ソフトなんかもあるようですが、基本的には極力 ブーリアン演算を使わないようにしたほうがいいです。


例えば 甲丸リングなどに裏抜きをする場合、単純にリングに裏抜きしたい形状の物体をかませてA-Bのブーリアン演算をかけると裏抜きにはなりますが、JCAD3/匠を使いこなしている人は、そんな単純な裏抜きにブーリアン演算は使いません。

なぜか? 再編集できないからです。


ブーリアン演算中のエラーも避けたいですし、後々微調整やらができません。

 
そんなブーリアン演算でも使わないとならない事もありますが、特にリアルなジュエリーまでもっていきたいと考えているデータについては最終手段としてお考えください。


わかりにくいですが、リング裏抜きの動画をご用意しました。



ジュエリーCADでのリング裏抜き編


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