おはようございます。
ジュエリービジネスプロデューサー 佐藤 善久です。
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今日はジュエリーCADソフトを使ってのデジタルジュエリーデータ造りの考え方です。
それぞれのジュエリーCADで操作法の特徴があり、造り方 攻め方はいろいろです。
それに 避けて通れないのが 「ブーリアン演算」です。
JCAD3/匠を例にしてお話しします。
図A 直方体がA 球体がBとします。
図B Aの物体からBの物体を引いたものです。(A-B)
図C Aの物体とBの物体を足したものです。(A+B)
図Aの2色のものと形状はかわりませんが、足し算しているので離れません。
また図Aの2色は物体が別々なので 色をそれぞれつけることができます。
図Dは Aの物体とBの物体を掛け算しています。(A×B)
重なっているところだけが残るものです。
このように 足し算・引き算・掛け算ととても便利です。
ただし、 ブーリアン演算は 「最終手段」です。
ここに実は 使える人・使えない人の差がでます。
ブーリアン演算は 物体を壊しているようなものですので、その際にデータにエラーが出やすくなります。
現状のJCAD3/匠では ブーリアン演算をかけてしまった物体の制御点の編集はできません。
なかにはSTL編集ソフトなんかもあるようですが、基本的には極力 ブーリアン演算を使わないようにしたほうがいいです。
例えば 甲丸リングなどに裏抜きをする場合、単純にリングに裏抜きしたい形状の物体をかませてA-Bのブーリアン演算をかけると裏抜きにはなりますが、JCAD3/匠を使いこなしている人は、そんな単純な裏抜きにブーリアン演算は使いません。
なぜか? 再編集できないからです。
ブーリアン演算中のエラーも避けたいですし、後々微調整やらができません。
そんなブーリアン演算でも使わないとならない事もありますが、特にリアルなジュエリーまでもっていきたいと考えているデータについては最終手段としてお考えください。
わかりにくいですが、リング裏抜きの動画をご用意しました。
ジュエリーCADでのリング裏抜き編
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また図Aの2色は物体が別々なので 色をそれぞれつけることができます。
図Dは Aの物体とBの物体を掛け算しています。(A×B)
重なっているところだけが残るものです。
このように 足し算・引き算・掛け算ととても便利です。
ただし、 ブーリアン演算は 「最終手段」です。
ここに実は 使える人・使えない人の差がでます。
ブーリアン演算は 物体を壊しているようなものですので、その際にデータにエラーが出やすくなります。
現状のJCAD3/匠では ブーリアン演算をかけてしまった物体の制御点の編集はできません。
なかにはSTL編集ソフトなんかもあるようですが、基本的には極力 ブーリアン演算を使わないようにしたほうがいいです。
例えば 甲丸リングなどに裏抜きをする場合、単純にリングに裏抜きしたい形状の物体をかませてA-Bのブーリアン演算をかけると裏抜きにはなりますが、JCAD3/匠を使いこなしている人は、そんな単純な裏抜きにブーリアン演算は使いません。
なぜか? 再編集できないからです。
ブーリアン演算中のエラーも避けたいですし、後々微調整やらができません。
そんなブーリアン演算でも使わないとならない事もありますが、特にリアルなジュエリーまでもっていきたいと考えているデータについては最終手段としてお考えください。
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で、JCAD匠って、ブーリアン後の変形(※制御点操作?)出来ないのですね。。初めて知りました。。
あ、僕は、3DESIGN ユーザーなんですが、確かにどのソフトでもブーリアンは、ペイン・ザ・ネックみたいで、こっちのソフトでも「変形→変形→ブーリアン・ディファレンス→オブジェクト消滅!?アレ(笑)」なんて事も実際に有ります。
で、結局の所、複雑なオブジェクトの変形後の完全な接合や複雑に変形したオブジェクトのフィレットには、フリーフォームと言う別概念のソフトが必要になり、エラーの出たSTLデータでも MagicsX と言うソフトが有れば修正出来ますが、どちらも¥100万円コースですね…(汗)
あ、3DESIGN だとブーリアン後のソリッドもビシバシ変形とか出来ますよ!乗り換えませんか?。あはは。(^^♪
それと「デジタル ジュエリー」と意う言葉僕も使っております。良い言葉ですね。。「a digital Jewelry(※デジタル化されたジュエリー)」と言う言い回しは、英語的にも正しい表記なので外人にも通じて良いと思います(※一応米国 GIA 卒です)。
後、以前に僕のブログにも書きましたが、「モデリング・データを共有する中世ギルド的な組織がいずれ出来る。」との見方ですが、恐らくそれは水面下での…。と成ると思えます。何故なら会社を超えた組織で、各々の会社の資産で有るデータのやり取り何て、公に出来ないからですね(笑)。。。※その辺りを睨んで、↓みたいな活動もしております。
http://www.jewelbrand.com/%7Efrom/
ちなみにインダストリアル・デザイン等のモデラー達の間だとすでに「数値の持ち合い」が、始まってまして(※当人からの情報です。)、まあどうせ将来サービス残業に徹夜とかをしまくるであろう僕たち宝飾業界のモデラーも好むと好まざるに関わらず、そうなるのは必然だと思いますが(苦笑)、20世紀型の考えはそこには及ばないのでは?と僕は思っております。多分。。。
あ、僕は別に 3DESIGN 信者じゃありませんし(笑)、JCAD匠みたいな国産ソフトが存在する事は、コストも含めて素晴らしい事だと思ってますし、日本人が誇りにしても良いとも思ってます。しかし、ソフトの世界は日進月歩なのは、ご存知だと思いますし、毎年新しいバージョンの出る 3DESIGN にも、もちろんライノ+プラグインや JewelCAD にもそれぞれの良さが有るかと。。。
しかし、CAD や周辺機器を導入した大手さん達が、その事実をひた隠しにしたりしている現状では、更なる普及は難しいかもしれませんね。。あ、ヨーロッパでも有名なデザイナーは、CAD を使っている事実を隠しまくっているのも情報として持っております。
で、日本だと特に「えー機械で作ってるのー?」と言う島国根性特有な「手作り信仰」をどうにかしないと、やはり難しい側面も有ると思いますが、使っているソフトは別でも様々な理由によるジュエリー・マニファクチャーのデジタル化が、促進されると良いですね。。(^^♪
ではでは、長々と書き連ねて失礼いたしました。。あ、今度の IJT にて、㈱安井インターテック様のブースにて初日の午後から最終日まで、3DESIGN のデモを僕が行なっておりますので、もし機会が有れば、お越しくださいね。では~♪