縁と宴とで円が延々と永遠に

つい二日前、私は夢の中にいた。
一番近すぎて、夢のような時間がそこにあった。

私たちの生きてきた道のりは、
出会いと別れが満ち溢れている。
幾度も結ばれ、引き裂かれ、そして還る。
それはシンプルで、厄介で、素晴らしい。
その夢のような時間のなかで、あたしは
感謝し、感動し、驚きもした。
あたしの体が、サーカスの人みたいに柔らかかったら、
きっと地面に埋まるくらいお辞儀をしただろう。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。

国道沿いの蒸した夜の風は妙にキラキラしたあたしの
髪の毛をゆらゆら揺らした。
途方に暮れていたのに、安心した。

今、ちょっと抜け殻。
でも、また歩き出す。
やっぱり、歌を作り続け、歌い続け、信じて進むのだ。
信じて進むのだ。