バンジャルマシンの水上市場を撮る時は狙ったイメージというものがあった。「重なり合うようになった舟」「活気」「商品」…を表現したかったが、今年の写真ではそれを表現できずに、とほほ状態で終わると思っていた…。
以前より舟の台数が減ったのは明らかであり、活気を求めても仕方が無い。 ガスランプの「シュー」という音とともに近寄ってくる舟のあの感覚は無く、LEDライトを頭に付けた舟が増加したように思う。
時代と共に無くなっていくものの現在を撮り、S.MORIらしく表現すれば良いのだと、再認識をしてこの1枚を選択した。
なんとな～く、壁掛けカレンダーのフォーマットが落ち着く一枚です。(2013年のオファーは、まだ無いですが…)