私の故郷は、長野県安曇野市だ。ちょっと前まで、長野県南安曇郡豊科町(みなみあずみぐんとよしなまち)といった。平成の大合併(小泉内閣)という地域経済合理化の政策の煽りを受けてわが町も2005年に合併した。
昨晩、自宅に帰ると・・・安曇野市から封筒が。
何か、俺悪いことでもしたか??
違った
市民から3000人を抽出したアンケート調査だった。
私は即行ペンを執り記入して投函したわけだが、その内容とは・・・
「長野自動車道 豊科(とよしな)インターチェンジ名称変更」だった。
変更後は、安曇野ICにしようとのこと。それについての意見交換だった。
私は、個人的には反対である。
合併で豊科町(とよしなまち)という名前は2005年に消滅し安曇野市(あずみのし)となった。今や、旧町名の名残を残すものは少なくなった。そして、その代表格が高速道路のインターの名前。私個人の意見だが、それは誇りだった。全国の人が、カーナビ、ネット、地図で安曇野に来る際はまず、「豊科」を目指す。人々の記憶の片隅に豊科が残るのだ。
常念岳が聳え、人々を迎えてくれる。白鳥と玉葱の里 「豊科」なのだ。 ちょっとくらいプライドを持ったって悪くない。そう思うのだ。
そうだ、安曇野は広いが、豊科こそ安曇野の中心地なんだ。このままでは学校も駅もすべて「安曇野・・・」となっていきそうで憂慮いている。
現実的な話としては・・・
変更費用は合計1億9千万円
費用対効果は年間10億円と見込まれているらしい。
この計算過程は??なにも書いていない。名称変更と地域振興との繋がりをしめす根拠がないのだ。住みやすい、潤いのある安曇野市のするためにはどうしても必要不可欠なのだろうか??