無銭業務日誌 - JA6MXU -

No moneyのHamの業務日誌
無線関係の内容が主です。

uSDX トランシーバー(Classic version)

2024-01-19 14:39:00 | 無線全般
uSDXトランシーバーを組み立てた。このuSDXは80m, 40m, 20m, 15m, 10mの5バンドのもの。


  基板には表面実装部品(SMD)が取り付けてあるのでリード部品などを取り付けるだけで完成できるキットです。(老眼でも作れるキット)







 一番苦労するのはトロイドにコイルを巻く作業です。13個を巻き終えたらホッと。
 一応ケースに入れて電源オンしてみた。
大丈夫か?動きました😅


 調整はローパスフィルターと効率の調整で、コイルの粗密or巻き直しで行う。

 まず、LPFの調整で2次高調波をカットする様にπ型LPFのコイルLx2の調整をする。これはnanoVNAでCHANNELをCH1 THROUGH、FORMATをLOGMAGにして行なう様です。通過特性を使うのは初めてかも?
 nanoVNAのCH0をuSDXのRF基板のRF-GNDに繋ぎ、uSDXのアンテナ端子からnanoVNAのCH1に接続してノッチの周波数を見る。


 結果は80m以外は第2高調波の周波数にノッチを合わせることができた。減衰量は60dB程度。
 80mはコイルL52を巻き変えて巻数を13t → 12t にして再調整。ノッチの周波数を見ながら2f目指して調整を行いOKとなった。

 次に効率の調整。これはLPFの前段のコイルLx1で行なうが、この調整のときにファイルのFDT86256を壊してしまった。
40m, 20m, 15mバンドで5W程度の出力。効率は60%強までは確認したが10mでやってしまった。壊れた原因はuSDXのアンテナ端子SMAに繋いだSMA←→M変換ケーブルのSMAコネクターの圧着箇所が外れてSWRが無限になってしまったため😢
 ファイルのFDT86256はここら辺では入手し難いので通販サイトに注文した。また壊す恐れがあるので、多めに5個発注。
 実際にアンテナを繋いで聞いてみると、結構いける様だ。それとCWのデコードができるのが良い。

2024.01.20.加筆
FDT86256が届いたので新しいのと交換して出力と効率の調整を行った。最初は怖かったのでUSB接続(5V)で調整。その後12Vの電源を繋いで調整した。


 各バンドで5W程度の出力。効率はハイバンドがちょっと悪い(60%強)だけど、まあ良いか!

 最後にFTDX101と鳴き合わせで周波数の補正。メニュー 8.3 Ref fre で次の値となった。







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3 コメント

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購入検討中です (jl2cpa)
2024-08-04 00:21:53
μsdxの購入を検討しており、興味深く拝見させていただきました。
もしよければ1点教えてください。nanoVNAでLPFの調整を行う際に、「CH0をuSDXのRF基板のRF-GND」へつなぐ際はワニ口クリップでも良いのでしょうか?
お手すきの際に返信いただければ幸いです。
返信する
Unknown (ja6mxu1969)
2024-08-07 19:05:42
こんにちは。SMA-同軸-ワニ口(ミノムシ)クリップまでで較正しておけばSMAにピンをつけたものと差はないと思います。ただ、ピンの間隔が狭いのでしっかりと固定するのが難しいのではないかと思います。SMAにピンを半田付けしたものはしっかりとしますので調整はやりやすかったです。参考になりましたでしょうか?
返信する
Unknown (Unknown)
2024-08-08 20:47:05
>ja6mxu1969 さんへ
>こんにちは。SMA-同軸-ワニ口(ミノムシ)クリップまでで較正しておけばSMAに... への返信

どうもありがとうございます。
較正に気を付けつつ、ミノムシでトライしてみようかなと思っています。
キットをAliexpressで注文したので、届くのが楽しみです!
返信する

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