ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

戦慄の絆

2012-11-01 | 映画 サ行


一卵性双生児のエリオットとビヴァリー。 幼少の頃から人体解剖模型で遊んでいたふたりは、有名な産婦人課医師となる。首尾よく立ち回るエリオットを研究熱心なビヴァリーがサポートし、医師界の頂点に登りつめていった。 そんな時、女優のクレアが診断に訪れる。ビヴァリーは奔放な彼女に惹かれていくが、それは双子の精神的均衡を崩していくことでもあった。 クレアを愛するほど、分身エリオットへの忠誠を欠いていくビヴァリー。一心同体だったふたりは次第に自らを自己破滅へと陥れていく・・・。 

戦慄の絆 1988年/アメリカ/デイヴィッド・クローネンバーグ





いやぁ~、なんていうか、撮ってる方もおかしくならないかと思ってしまうくらい、異常な世界でした。
演じるジェレミー・アイアンズのことも心配になってきてしまい、いやぁ~、本当になんていうか……。
一卵性双生児ってこんなに心が繋がっているというか、いやぁ~、言葉が出ないですね。

兄の薬物依存については、弟と同じでなければ…という理由はなんとなくですが、そういうものなのかな~と納得できましたが、弟の薬物依存はどうも首を傾げたくなりました。
どうして自分は孤独だと感じ、薬物に逃げたのでしょうか?
兄の名声は弟の研究があってこそだそうで、兄は表舞台、弟は裏方という構図が問題なく出来上がっていたと思うのですが、弟はそうは思っていなかったのでしょうか。
クレアの存在も、あまりにも急な展開で、いつの間にそんなに燃え上がったんだ?とちょっと不思議に感じました。

でも、そういう細かいところにかまってはいられず、どんどん嫌な世界に入り込んでいき、いやぁ~、なんて言っていいのやら…。
手術のシーンが気持ち悪かったです。
赤い手術着が不気味でした。

ジェレミー・アイアンズの二役が本当に素晴らしく、特に、兄の変貌振りはさすがだなと思いました。
あ~、まさに『戦慄の絆』でした。

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