ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

籠の中のふたり / 薬丸岳

2024-08-28 | 本 薬丸岳
籠の中のふたり / 薬丸岳

双葉社(2024.7)


父親を亡くしたばかりの弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は川越の家で暮らし始める。小学6年生のときに母親が自殺し、それ以来、他人と深く関わるのを避けてきた快彦だったが、明るくてお調子者の亮介と交流することで人として成長していく。だが、ある日、母が結婚する前に父親の安彦に送った手紙を見つけ、衝撃の事実を知る。母は結婚前に快彦を妊娠していて、快彦に知られてはならない秘密を抱えていた。そして、出生の秘密は亮介の傷害致死事件とも繋がっていく。二人は全ての過去と罪を受け入れ、本当の友達になれるのか。




とてもよかったです。
重いお話が多い薬丸さんですが、今回は、優しさにあふれた素敵なお話だったと思います。
優しい人の周りには優しい人が集まってくるんだなと、少し出来過ぎかもしれないけれど、登場人物たちの優しくて温かい雰囲気に癒されました。
最後、真相が判明した時は、そういうことだったのかー!と物凄くスッキリしました。
これはオススメです、ぜひ!
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