万物の姿がほのぼのと薄れてのどかな春の景色となる。同じ現象を夜は「朧」と呼ぶ、、、そうです。(^。^)
ネットには、続いて、「実証的見解」なる記述がありました。
気象学では、視程距離が一キロ以下のものを霧といい、その淡いものを霞とするが、霞は気象用語としては使われない。m(._.)m
霞は霧の淡い状態、夜は朧と呼ぶ。
それにしても、日本語の奥深さと同時に、日本人の繊細かつ豊かな感性に息を飲むような気分になりますね。( ; _ ; )/~~~
ちなみに、霞は春の季語、霧は秋の季語となります。(^_^)
春霞というと、山に咲く満開の桜を連想しますね。(^。^)
関西では、奈良県の吉野山が桜の名所として有名です。
ひと目千本と言われるほど、山一つを覆い尽くす桜、桜、桜。( ^_^)/~~~
霞んだ空気の所為なのか、はたまた、桜の花の淡い色がそうさせるのか、花見頃の吉野山は、あらゆる風景が滲んだ水彩画のようです。(^-^)
吉野山へのケーブル乗り場、待ち合わせた彼女がこちらを見つけて、小さく手を振る。
それもまた、春霞の向こうにあって、桜色のシルエットになる。
近付いていくと、微笑む彼女の輪郭が段々と現れて、ほっとする。
彼女の襟元には真新しいスカーフ、、、穏やかな風に吹かれて、嬉しそうです。
と、いつかの夢に出て来たワンシーン、、、なぜか彼女の顔立ちも霞んでおり、思い出せない、、、悔しい思いの一句。
「春霞手を振る君のシルエット」 祖谷馬関