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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「一つ脱いで後に負ぬ衣がへ」 芭蕉

東京最古の居酒屋、神田「みますや」を訪ねる機会に恵まれました。(写真)🍺
創業は明治38年(1905年)!(◎_◎;)
レトロな外観と店内も渋い雰囲気、、、燗酒に灘の名酒、かつ伊勢神宮の御料酒である「白鷹」を備えておられ、感激しました!(^-^)

東京では別の居酒屋で、安政3年(1856年)創業の「鍵屋」がありますが、途中で移転して別の場所に移っているため、創業当時から神田で営業している「みますや」こそ、「東京最古」と呼ばれています。(^。^)

関西では、古参の「阿倍野・明治屋」が1888(明治21年)創業。(途中移転あり)
京都の「赤垣屋」と「神馬」は意外に新しく、1934年(昭和9年)の創業だそうです。( ; _ ; )/~~~

最近は、SNS発達のせいか、老舗居酒屋にも、若いお客さんが多いですが、今回の「みますや」も御多分に洩れず、七割がたが二、三十歳代と思われるヤングなドリンカーたちでした。(^_^)

さて、「笈の小文」より、今日の一句。

「一つ脱いで後に負ぬ衣がへ」 芭蕉

汗ばむ季節に、上着を脱いで背中に背負いつつ旅路をゆく芭蕉翁の姿が浮かんで来ます。感性、想像力に訴える句と言えますね。( ; _ ; )/~~~

しかし、なぜ冒頭で、「一つ脱いで」と「字余り」にするのでしょうか?、、、私なぞ凡人は、ついつい「一つ脱ぎ」と五文字にまとめたくなります。!(◎_◎;)

(句意)
旅中のこととて、衣更の日を迎えても着替えの夏衣を持たぬ身だ。重ね着の一枚を脱いで背中に背負い、さて、これで衣更がすんだとしよう。

なんとも粋な句だワン!🐕‍🦺

後に負ぬ衣がへ」だけで、衣更の季節感とともに旅に生きる覚悟が伝わって来ます。(^。^)

では、馬関より、返句献上申し上げます。

 「古酒場雛鳥集め春の宴」 祖谷馬関

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