岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

道草食ってみた「身近にある山菜取り」 番外編

2011-03-25 12:37:33 | レシピ
先日お送りした「道草食ってみた」ですが、その時に
「あれ「たらの芽」ににてるよねぇ食べられないかなあ・・・」
と言ってたのが、よくよく本を見たら載ってました。

その木がこちら


こんな外観で(後姿は息子)


こんな若芽が出ています。これが柔らかくて美味しそう。

調べたらこれはニワトコという樹らしい。

【ニワトコ-Wikipedia-】

引用を交えつつ解説すると、日本と朝鮮半島に分布する多年草。
日本国内では魔よけにするところも多く、6月下旬に出来る赤い果実は果実酒にも出来るらしい。
また、マイナスイメージの伝承も多く、「ニワトコで作ったゆりかごでは赤ん坊が世紀を吸い取られる」とか「ニワトコの枝で子供をたたくと成長が止まってしまう」など極め付きは「キリストを裏切ったユダはニワトコの樹で首を吊ったと言われる」などなど、ちょっとしたミステリーが隠されています。
・・・日本と朝鮮半島に分布なのに、なぜ聖書に登場?・・・あくまでニワトコの近種ってことですかね?

まあいいや、これを幾つか芽を折って採り、自宅に持って帰ります。
生のものをそのままちょびっと噛んで見ましたが、なかなか灰汁が強そうです。
まずは水でざっと洗って、幾つかはそのまま天ぷら用に、残りは塩水で茹で、その後流水にさらして灰汁抜き。
紫がかっていた若芽ですが、茹でることでことで鮮やかな緑色に変身!
そして煮汁は鮮やかな緑色に、これが灰汁の正体ですな。

出来たのがこちらの2品

【煮びたし】

灰汁抜きしたニワトコの若芽をちょっと濃い目の出汁でさっと煮立てて、汁ごと冷ましたもの。
灰汁抜きしたもののややニガニガした味は残りますが、これはこれで「春の息吹」と感じるくらいの心地よい苦さ。
煮びたしにしたので、ご飯との相性も良いですね。

【天ぷら】

定番ともいえる天ぷら。
生で食べたときに感じていた灰汁のに苦々しい感じはなくて、咀嚼すると爽やかさが広がります。
煮びたしが美味しかったのも含めて、これは採って正解でした。

・・・さてこんなことがあった翌日、お腹が・・・アタタタ・・・もしかすると当たったか?・・・アタタタ。
ものすごいお腹が下ってるんですけど・・・。
寒い時期ですから寝冷えした雰囲気もないし、疑わしいのはやはり昨晩のニワトコか?
念のため家族にも聞いてみましたが、別に大丈夫な様
しかし、ニワトコが一番怪しいので思って調べてみました。
最初は良く似た別種を食べてしまったのではないかと思ったのですが・・・

「軽い下剤の効果があり、多食すると腹痛、下痢の恐れあり」

これだ!ユダはここにいました!

皆さんも用法用量を守って正しく道草食いましょう・・・でも道草シリーズなかなか楽しめました。
命にかかわらなければ、こんなのも笑い話です。

ごちそうさまでした。
ではでは





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2 コメント

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ニワトコ (狼大好き!)
2011-04-14 01:38:52
ヨーロッパにもセイヨウニワトコという種類のニワトコがありますよ!
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レスであります (iwaYoh)
2011-04-14 12:59:43
>>狼大好き!氏へ
>セイヨウニワトコ
ありがとうございます。
これで調べたら、ハリーポッターにもニワトコの杖が出てくるらしいですね。
セイヨウニワトコも同じように食べられるのでしょうかねえ?
返信する

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