
先日、仲間内で「ラーメンコンテストの真似事なんてやってみない?」
っていうことで、ネット上でコンテストが開かれました。
っていうか、まだ投票期間だったりするんですけどね。
そのテーマが「あったかい」
【参考リンク「あったかいんだから」】
主催のたけあきさん曰く、こんな感じの「あったかい」だそうです。
1月ももう20日近く。
そろそろ新年一発目の自作をやろう!と、企てていたところなので、渡りに船。
それにしても「あったかい」ですか~。
ラーメン自体、基本熱いスープでいただく料理。
放っておいても「あったかい」んですよね。
でも、普通に作って「あったかいです」じゃあ脳がないので・・・
と頭の中で山崎正義が歌い出しました。
「お~うちへかえ~ろう~♪シチューをたべ~よ~うお~♪」
ああ、いいねシチュー。
ということで、非常に安易に、思いつきで決めてしまった2015年一発目のラーメンはシチューとラーメンの融合です。
それでは早速取り組んでいきましょう。

まずは鶏がら!
宮崎の地鶏、日向鶏のガラを5kg程購入。
これを下茹でして、血抜きして綺麗に処理したものを煮込んで行きます。

これは火にかけてまず沸騰してくるのを待っているところ。
10リットルから初めて、最終的には4~5リットルくらいに煮詰め、濃厚な鶏白湯を取る予定。

時折ガラを太い菜箸などでかき混ぜ、半日でこんな感じになりました。

良い感じにスープが乳化してたんですけど、粘度がもう一つ欲しかったので、翌日同じく日向鶏の手羽先の先を1kg買ってきました。
んで、店主さんに「金かけすぎだろう」と突っ込まれる朝。
さて、その間に製麺に突入。

今回は埼玉産の強力粉ハナマンテンと群馬産の準強力粉W8号を7:3の割合でブレンド。
ハナマンテンは腰のある力強さ、W8号で麺の滑らかさを出す予定。
実は洋食よりなので、デュラム・セモリナの使用も考えたのですが、考えているうちに今日になってしまいました。
この小麦粉をブレンドして、加水率は40%、かん水は5ボー目、塩1%を加えて水回し。
それを広げて成型。
何となく丸めたら・・・

にゃみ式&アトラスモーターの登場!

伸ばしながら、合わせながら2mmの厚さに。

これを2mmの切歯で切り出せば。
麺の完成。

なかなか良い出来。

1.2kgの粉でおよそ12人前打てました。
お次はチャーシュー。
チャーシューと言っても、これも鶏ですけどね。

手羽先の先と一緒に買ってきた日向鶏のもも肉を塩胡椒して、脱水シートに包みます。
このまま、半日冷蔵庫で寝かせます。

クッキングペーパーの上に広げて160℃のオーブンで60分。
余計な水分が抜けて、旨味が凝縮され締まった鶏チャーシューの完成です。
じゃあ、最後2日半煮込んだ鶏白湯スープを使ってシチュー風に仕上げていきましょう。

先ず鍋にバターを溶かして

バターと同量の小麦粉を入れ、さっと均一に合わせる。

このルーを、牛乳で伸ばせばホワイトソース、ベシャメルになるわけですが、ここで文字通り乳化した鶏白湯で伸ばしていきます。

だまにならないようよくよく混ぜて

塩、砂糖、日本酒で味付けしたら、ゆで玉子、にんじん、ブラウンマッシュルーム。
ジャガイモは煮崩れないよう、最後の方で入れます。
ブロッコリーとモロッコインゲンは塩ゆでしておきます。
そして出来たのが

こちら。

鶏白湯+ルーで、油脂が完全に乳化するので、マッタリ感が増します。
牛乳ではなく、乳化した鶏白湯を使ったことで、見た目がホワイトシチューっぽくても、鶏のうま味が前に出ています。
そして最後に、野菜を加えて煮込んだことで、野菜のうま味もプラスされ、鶏白湯ラーメンとシチューの中間だけど、どちらかというとラーメンというスープが出来ました。

そして麺!
シチュー的なスープが主役なので、麺は引っ込んでしまっていますが、料理全体にボリュームを与える役としては、良いと思われます。
あと鶏チャーシューです。塩胡椒してオーブンで焼くだけでしたけど、日向鶏自体が十分に美味しいので、下手な手を加えなかったことが良かったと思います。
これを酒の肴にも良さそうだし、おかずにしたら、ご飯が進みそうです。
嫁の感想として、「見た目が完全にシチューなので、麺を啜ると脳が混乱する」とのこと。
麺好きの長男は「美味い!」とのことでした。
構想1か月、制作3日という自分としては、(自称)壮大なラーメン、本日ここに完結いたしました。
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そして
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翌日のお弁当は残り物の有効活用。
こちらは嫁のお弁当。
じゃあ、私のは
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というと
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当然ラーメン弁当。
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会社で
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おそまつさまでした。
ではでは
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