全国各地にいろいろなラーメンがあり、ラーメンブームに乗って各地のラーメンが知られることとなりました。
なかでも、新潟という土地は地域によって4つに分かれた特色のあるラーメンがあります。
もっとも有名なのが燕市の「背脂ラーメン」煮干し効いたスープに極太麺、仕上げに豚の背脂を「これでもか!」というほど降りかける豪快なラーメンです。
次に「新潟市のあっさり醤油ラーメン」ガラ中心のスープに、中細麺で作る東京ラーメンなどに近い外見ですが、ラードなどの脂が多めに乗っており見た目よりもややコッテリしたラーメンになります。
個性的なのが「巻町の割りスープ味噌ラーメン」味噌ラーメンなのですが、味噌だれの使用量が多く、そのままではかなりしょっぱい、これに割り用の鰹出汁がついて、好みの濃さに自分で調整できるという、新潟でも割りと最近編み出されたスタイルです。
このラーメンが有名になることで都内や首都圏内のラーメン店でも、割りスープを用意するラーメン店が増えたほどです。
そして今回紹介するのが「長岡市の生姜醤油ラーメン」生姜が効いた醤油スープが特徴のラーメン。その長岡生姜醤油を代表する青島食堂がなんと都内は秋葉原に支店があるということで行ってきました。
さて秋葉原の駅に到着。昭和通口を出て徒歩3分線路の高架下を歩いていくのですが・・・なかなか見つけられず。
あまりに見つからないので、スマートフォンのナビ機能を久しぶりに使いました。
今しがた通り過ぎたところに戻ってみると・・・
が~~ん!シャッター閉まってます。
あ~~休みかあ~・・・と諦めようとしたところ、シャッターに近づくと、こんな張り紙が
6月の定休日・・・ふむふむ・・・あれ?今日はその日じゃないぞ・・・と同時に、なにやらあたりに芳香が漂ってきます。
くんくんと鼻を利かすと、確かにするラーメンスープの匂い、生姜の香りもしています。
もしかして中休みで仕込みをしているのかも・・・と、そのお店の側面に回りこむと
シャッターが一部だけ開いていました。
その中には券売機、奥でラーメンを食べている人もいます。
営業しているのかな・・・と恐る恐る入店
「いらっしゃいませ~!」というシャッターほぼ全おろしのお店とは思えない勢いのお出迎え。
そして、中で食べている人がいなければ営業していることさえも判断できませんでした。
気を取り直して、正に気を取り直して券売機に。
「青島ラーメン(700円)」というのが基本みたいですね。「大盛」が50円増しというのは昨今では良心的。
ただ、麺大盛があるのに、麺だけの大盛の食券が別にあるのがややこしくて気になります。
そして全部が50円と100円の2種類存在するあたりも・・・。
とはいうものの、買った食券は「青島ラーメン」のみ。
これをテーブルの上において、ラーメンが運ばれてくるのを待ちます。
テーブルには胡椒が3種類も!
さて、カウンターの向こうでは女将さんらしき女性が大鍋で麺をゆで、平ざるを器用に使って「チャッチャ」と麺上げしていきます。
湯で時間は45秒くらいでしょうか?かなり短い時間だったと思います。
そしてやってきた青島ラーメン!
スープは鶏ガラ、豚骨ベース。煮干しなども使われているが、何より生姜が効いていて切れがあります。
しかし脂もやや多めで、その甘みもあり「体が温まる寒冷地のラーメン」というのに納得が行きます。
麺は、前述の通り大鍋でしっかりと泳がせながら茹でられた、しゃっきりとした茹で上がり。
何枚も無造作に乗せられたチャーシューも、肉の食感を残してありこれも魅力。メンマも薄味でこのラーメンと調和が取れてますね。
全体的なバランスも良くて、万人に好まれそうなラーメンですね。
もともと自分が生姜が好きなのもありますけど、今度家で作ってみたいラーメンではあります。
あと新潟方面に旅行した際には是非こちらの本店におじゃましたいですな。
・・・と、ラーメンは美味しかったのですが・・・しかし納得行かないのは、シャッター・・・。
ただでさえ地味な立地なので、ちゃんとドーンと空けておけば目立っていいと思うんですけどね?
まあ余計なお世話ですが・・・とにかく。
ごちそうさまでした。
ではでは
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