岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

税金の使い道

2013年02月11日 | Weblog
 今日は体調も良く、遠くに行くと腹痛に悩まされるのでマンション近くを何回も歩き、室内運動もして5千歩になりました。語録の文章も書いています。

 最近気になるのは景気を良くするために安倍総理が赤字国債を大量に発行して公共投資に投入し93兆円の補正予算を組んだこと。ぼくも行政に関わったことがありますが収入を考えないで支出のみを考えて予算化する不思議な世界。企業や家庭では収入に見合った予算を組むのにその発想がないのです。

 しかも国会で承認されれば政治家や官僚はその予算を使う巨大な権限を持ちながら、国債の返却ができなくても、また国債の利回りが高くなっても借金の積み増しになるだけで、その責任は一切政治家も官僚も負いません。

 反面大幅予算増をしながら生保や介護など社会保障は予算を削減し、これからの日本に必要な医療福祉介護など肝心なところは予算カットです。

 とにかくま夏の参議院選挙まで大量の借金で予算を積み込んで景気を上げ、選挙に勝った後はどうなるのか・・・との不安の声を聞かれます。

 政治家には国会という名のもとで権限はあっても責任は負わない仕組みなので、国債を返済する連帯保証を負う仕組みはつくれませんか?
 自分の金ならそんな無茶はできない筈です。

 大量の借金にさらに景気浮揚の美名のもとに大量の借金を重ねる日本の官僚政治の怖さと無神経を恐れます。日本が崩壊の道を辿っても誰も責任をとらないでしょう!

 今日は固い話になって申し訳ありません。
 団塊の世代が75歳を超える2025年を見通した政策が今回の予算なのでしょうか。

 でもこの大量借金予算で景気が良くなって国債が返済できるようになるとはとても思えないのです。今までの節減予算はどうなったのでしょうか?