2011年3月11日に北京の東湖別墅で行われました、チャリティイベントの報告です。
前のブログ(★)で書きましたが、 「何が出来るかわからない。」 という震災直後の気持ちの答えを、一年後の3月11日に、北京在住の日本人、中国人、外国人の方々と共有できた一日だったと思います。
昨年12月、一人の方が言い出した一言・・・・・「来年の3月11日は日曜日だから、何かしたいね」という言葉がきっかけで,今回のチャリティイベントの企画が始まりました。
12月に初期メンバーで話し合い、その後全体ミーティングは毎回20名ほどが参加して意見の交換が行われました。
有志メンバーのみなさんは、仕事を持ちながら、子育てしながら準備してきた2か月間でした。
フリーペーパーの告知記事を見て、日本人・中国人・アメリカ人のボランティアの申し込みも有りました。
昨日、午前9時から準備に取り掛かり、すでに80名もの方々がこのイベントの有志メンバー&ボランティアメンバーになっていました。
開場前には受付に、約100名の方々が待っておられる状態でした。
午前11時に会場の扉を開けると、会場内は一気にたくさんの来場者の方々で盛り上がりました。
手作り物の販売コーナーもどんどん商品がなくなっていきました。
子供さんや外国人の方も参加した、キッズコーナーや、スクラップブッキング体験コーナー、生け花体験コーナーも大盛況でした。
リトミックや読み聞かせもちびっ子たちに大人気でした!
北京にある病院やエステや美容室のみなさんが協力して出展した、「医療・美容ブース」も好評でした!
北京にある日系食品会社さんの協賛をたくさん頂いた「食品ブース」も、抽選会やワインのテイスティングなどもあり盛り上がりました!
出展者側の方々が心を込めて作ったもの、提供したものを、来場者の方々が気持ちを込めて購入する。
その購入して頂いたお金は、義捐金になる。
そして、被災地の方々に、私たちの心とともに届けられる・・・・・・・。
被災地の方々は、「もう自分たちのことは忘れられたのではないか・・」と、心配されていると聴きました。
震災後、被災地支援の為に何度もチャリティバザーをされている、北京在住のママたちのグループ「Action Mom China」の提案で、被災地の方々に向けてメッセージも届けることになりました。
たくさんの方々、子供さん達までもが心を込めてメッセージを書いてくれている姿に感動しました。
同じく、「Action Mom China」の提案で会場入口では、震災の写真展示もしました。
震災のことを忘れないために、北京在住の有志メンバーが2か月間考えてきたチャリティイベントでした。
北京時間13時30分(日本時間14時30分)からは追悼コンサートが開催されました。
ピアノとバイオリンの美しい音楽が、会場内に響き渡りました。
この日の為に、生け花の先生に作って頂いた「祈りの花」が司会の方から紹介されました。
続いて、声楽歌手の方による澄みきった美しい歌声が会場内に響き渡り、全員の心が一つになりました。
そして、あの時が近づいてきました。
司会者の方によって、震災に関する追悼の言葉が朗読され・・・
北京時間、13時46分・・・ 日本時間、14時46分・・・。
司会者の合図のもと、全員で1分間の黙祷を捧げました。
舞台前には子供たちもたくさんいましたけれど、誰一人として騒いだりする子供はいませんでした。
会場全体が一体になりました。
約250名の黙祷が、北京から被災地に向けて届けられました。
本当に感動するひと時で、涙が溢れだしました・・・・・。
その後、再び音楽コンサートがあり、イベントが再開され、帰りがけにはたくさんの方々が募金をして帰られました。
約100名にのぼる有志メンバー&ボランティアメンバーと、550名の来場者の方々によってチャリティは開催されました。
私たちの心は無事に届けることが出来ました。
来場者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・550名。
有志メンバー&ボランティアメンバー ・・・・約100名。
集まった義捐金 ・・・・・・・・・・ 49,870元(約65万円)。
義捐金送付先・・・・ハタチ基金、福島乳幼児・妊産婦ニーズ対応プロジェクト、元気な遊びのひろば「PEPKids Koriyama」、NPO『はっぴーあいらんど☆ネットワーク』
「とどけ愛心」 from 北京
ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
皆様とともに、北京から被災地に向けて、愛の心を届けることが出来たことに感謝いたします。
実行委員長として、輪を広げ、思いをつなぎ、どんどん増える参加者を取りまとめ、イベント当日まで全員の気持ちを盛り上げて、かといって出しゃばらず、最後まで総監督のように指揮して下さいました。リーダーの鑑です!この引っぱりがなければ、イベントのあの素晴らしい一体感と成功は無かったでしょう。本当にお疲れさまでした。今後とも宜しくお願いいたします。
だいぶ出しゃばっていたと思いますが・・・(笑)
イベントが無事に出来たのも各ブースリーダーの方々ががんばってまとめて頂いたお蔭です。
有志メンバーと来場して下さった皆さんのおかげです。
継続して支援活動をされているAction Mom Chinaさんの活動に北京在住者は乗らせて頂いたチャリティイベントでした。
本当にお疲れ様でした。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。
そして、北京でこの震災のイベントができたこと、本当に良かったと思います。
今回、参加できず、会場にも行くことが出来ず非常に残念でした。
また、次の機会があれば、何かお手伝い出来たら…と思っています。
ブログをTBいたしました!
宜しくお願い致します!