アイ!サラマッポ in バギオ

フィリピン人介護者のケアを受けながらの、フィリピンでのインディペンデント・リヴィング…、心の赴くまま、ここに記します。

グリーン・バレーで、しばらく様子を見ます…。

2009-06-19 17:37:51 | フィリピン-バギオ

拝啓

 今日は、南シナ海で発生した台風3号(フィリピン名Typhoon Feriaの影響か、早朝から強い風が吹いています。しかし、今回は上陸せずに北上する模様です。5月7日の台風2号(Typhoon Emong)は、南シナ海に発生後、大変なスピードでバギオ市を直撃、南シナ海に面するお隣パンガシナン州やラ・ウニョン州では、漁師さんなど数十名の死者・行方不明者が出ました。タガログ語で台風を「Bagyo・バギィオor バギョ」といいますが、ここバギオも、よく台風の通り道となることから「Baguio・バギオ」という地名になったという説もあるそうです。
 さて、私は、17日に1か月間過ごしたコンドミニアムを出て、結局、グリーン・バレーの元のコンドミニアムに戻りました。前日(16日)は、これまで病院になどかかったことのない、いつも元気な介護者が急に腹痛を訴え、移るのを一日延ばし、翌日またトラブルが…。
 
当初移る予定だった、バギオ市の中心部バーンハム公園近くのコンド・ユニットは7階。ところが、当日(17日)は荷物を持ってそこ(地下駐車場)へ行ったものの、電動車椅子のリクライニングがびくともせず、エレベーターにさえ入ることができない始末…。数時間、お昼下がりまで公園の近くで過ごしました(粘りました)が、とうとう最後まで動かず、即、エレベーターを使わずに住める、グリーン・バレーの元のコンド・ユニットに戻るべきだと判断した次第です。
 
ここには、昨年来7か月間いて、ここを出た後1か月間、いろいろなことがあった後だけに、入った瞬間に、勝手知ったる我が家…という懐かしい感じで、少しほっとしました。そして、何と、車いすの方もホットしたのか、家に入って数分後、急にリクライニングができるようになった(動き出した)のです!(その後、また止まりました。)
 
先月から1か月間過ごしたコンド・ユニットは、わりと新しく、静かで環境もよかったけれど、湿度が異常に高い、という落とし穴があったということです。
 
移乗用のリフトは充電器がやられたようですが、電動車いすと同じように、充電時にバッテリーを取り外し、こちらで手に入れた充電器を使えば問題なさそうです。
 
問題は、電動車いすのリクライニングのトラブル。上下しようとする際に、突然止まったり、また動き出したりする、ということです。「走行」…動くのには、今のところ問題ありません。原因がはっきりしないので戸惑っているのですが、この電動車椅子も6年間使い、もうかなり疲れがきているようです。
 電源が入らなくなっていたプリンターとバッテリー充電器は、突然カムバックしましたが、テレビとビデオカムは前と同じ状態です。コンピューターは、Internet Explorerに問題が発生、未解決です。
 私の通信機関であるコンピューターと携帯電話がやられなかったのは幸いでした。

 それに
、おかげ様で、体調はマニラにいた頃より良く、快調です。慣れた介護者二人が住み込みでいてくれ、助かっています。私にとってとても大事な電動車いすやリフトが、動いたり止まったり…。そんな瞬間、瞬間に、私同様一喜一憂してくれる彼女たちには救われる思いがし、ありがたいことだと心の中で手を合わせています。
 
ここしばらくの間、電動車いすの様子を見ながら、もう少しここでのんびり過ごしたいと思います。雨季ですから、ここも湿度は高いですが80~85%ほどで、前のユニットほどではありません。まあ、大丈夫です。床ずれなんかに比べると、今回は機械の問題ですから…。
 
それから、日本の家族に頼んで、家に眠っている手動(手押し)の車椅子を急きょこちらへ送ってもらいました。約1か月後、手動の車いすが届いた後で、こちらの電気技師に、壊れてもいいから…ということを前提に、電動車椅子の配線やコントローラーを開いて見てもらおうとも考えています。

 また、しばらく家で大人しくしていようと思います。
 
取り急ぎ(?)、お知らせまで。

                             敬具