戦争法の発動を絶対に許さない
イランがホルムズ湾で日本関係他のタンカーを魚雷で攻撃し、タンカーが炎上する『事件』がありました。アメリカはイランによる攻撃と世界に対してコメントしています。私は真っ先に1964年のベトナム戦争の引き金となったトンキン湾事件を思い起こしました。トンキン湾事件はその後「ペンタゴンペーパー」の暴露によって、アメリカの捏造であることが世界的に歴史的に明らかになりました。
『イランによる魚雷攻撃』キャンペーンでもう一つ大変憂慮するのは、戦争法の国会答弁の中で安倍首相が声を張り上げ言っていた「駆けつけ警護」や、「国の生命線」であるシーレーンの安全確保、海外で様々な国際協力や支援活動、ビジネスをしているNGOや支援団体の皆さんや企業を守ることは自衛行為であるということ、その例の一つとして日本のタンカーが攻撃された時の救護や護衛は合法であるとの解釈(閣議決定)です。この二つが合わさると、アメリカは「イランが日本のタンカーに魚雷を打ち込んだ」と、プロパガンダを繰り広げるだけで、アメリカは軍隊を派遣せず(国内的にも国際的にも批判を免れる)、高額な武器や兵器を日本に売りつけて武器商人が多額の利益を得、日本が戦争法に則って自衛隊を派遣し戦争する(人的犠牲を出す)という構造が出来上がっているということです。ここは大変な正念場と思います。選挙で野党間の政策調整をすることは大変大事ですが、各野党も矜持をもってそのようなことは絶対にさせないようにしてください。後世の歴史のためにも。
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