『誰しものハートに眠る気づかぬ願いの扉を開く』のが愛の錬金術！！

　質問・私は自己主張が強くて｢仕
切や｣だと小学生の時から友達によ
く言われます。

　この性格は社会人になっても変わ
りません。

　相手の行動が遅いとついイライラ
して自分がやってしまいますから。

　交際していた彼氏ともこの短気な
性格が問題となって別れました。

　会社では広告営業の仕事をしてい
ます。営業成績がいいので、同期で
一番最初に管理職に昇進しました。

　せっかくチームリーダーになって
部下ができたのに、誰も私の言うよ
うに行動しません。

　どうも部下から煙たがられて嫌わ
れてるみたいです。

　三十路過ぎから気力も体力も少し
劣えてこの頃、独身生活にもちょっ
ぴり不安を感じています。

　これまでは広告営業の仕事に喜び
とやり甲斐を感じていましたが、今
はチームノルマの達成を毎月考える
と憂鬱になります。

　｢このままではダメ｣だと感じてい
ろいろな自己啓発を検索していたら
叡空さんのブログを知りました。

　どうしたら私の性格が変わり、人
と上手くいくでしょうか。教えてく
ださい。




　叡空・あなたは今、人生のなかで
初めて『現象世界の自分とは他人と
の関係で生じる価値』だと気づきは
じめた。

　これまで、あなたは『世界の中心
は自分にあり、｢自己中心のスピード
｣で世の中すべてが回っている』と

　『無意識に強い思い込み』を持ち
続けていた。

　誰の声も届かず｢砕くことのでき
ない岩盤エゴ｣を。

　その『思い込みの力』そのものに
『善悪はない』。

　時に『揺るがぬ信念の力』として
行動の種になる。

　現象世界の特に営業職では｢自己肯
定力の強い｣人が成果を出すものだ。

　他者に断られることで｢多くの人達
は自己否定された思い｣を抱くから。
　そこで一歩踏み出すことを躊躇し
てしまうもの。

　恐らくあなたの部下たちも。

　人は『自分が容易にできることを
他人もできる』ものと『考えて期待』
する。

　そして『思い通りにいかない時』に
苛立ち、怒りまで感じる。

　今のあなたのように。

　人の能力は『違いが在るだけで優劣
は絶対にない』。

　求める時代や環境『その時々の状況
で、社会が人々に｢求める能力が変わ
ってくる｣』から。

　例えば人とのコミュニケーションや
対人関係、会社勤めが苦手なフリーター
やニートと呼ばれる人達に今、次々と
彼らの能力を発揮する場が拡がってき
ている。

　ゲームオタク、引きこもりと一昔前
には軽蔑されていた人達がユーチュー
バーや｢世界的なEスポーツのスター｣
として、尊敬と富、生活の糧を得てい
るのだから。

　一方、専門職で｢高収入で食いっぱ
ぐれがない｣と言われ、人々から尊敬
を集める職業だった歯科医や弁護士が

　過剰となり一般サラリーマン以下の
収入で生活に喘ぐ人達が年々増え、
｢同業者間の格差｣も拡がっている。

　ただ容姿が良いお笑いタレントがモ
テる時代から、｢長年体を張ってきた
リアクションお笑いタレント｣が共感
を集め、日の目を見るように。

　IOT時代に入ったというだけでなく、
人類の意識やあらゆる価値観が大きく
変化している『パラダイムシフト』が
起きてきている。

　これからは『無理に苦痛を感じる
仕事をして働かないでもいい』時代
が『常識になる』かもしれない。

　ベーシックインカム、一定のお金を
みんながもらい『一人ひとりが歓びの
なかで好きな仕事にチャレンジする』。

　地球は紛争の一方で、創造性に溢れ
る時代が、近づいてきている足音が聴
こえる。

　今の人類は『創造と破壊が入り乱れ
た』カオス(混乱)状況。

　だが、社会の価値観や求める能力が
いかに変わっても変わらないものが在
る。

　それは『人の間で愛の存在を感じる』
こと。

　あなたは『今の環境と時代の恩寵
を受けて能力を発揮している』に過ぎ
ない。

　これからの営業は電話アポや外回り
の｢人間のコミュニケーション能力に
頼る｣ものから変わるだろう。

　メールやラインで異性に想いを告白す
ることが一昔前には『考えも及ばなかっ
た』ように。

　そうした時、あなたが苛立ちを感じる
若い部下たちのIOTを使った営業能力に
時代の風が吹くことになる。

　だから、あなたは『大いなる存在の恩
寵の風はどの方向にも吹く』ということ
をもっと意識しなさい。

　自分の能力など『どこにもなく｢周囲の
人達と時代に生かされている』ことを。

　恋は『恋人が存在して初めて出逢える』
ように。

　世界は『自分と他人が創る』愛の現れ
だから。

　他人を『自分の能力価値観で判断』する
と｢大いなる存在の風｣は弱まる。

　人は誰しも『ハートに沈黙の願いを秘め
ている』から。

　それは『他者に自己の存在を認められる』
ことだ。

　あなたは『自分の性格を変えようとする
のではなく、魂の個性を他者に役立てるこ
とに意識を向けなさい』。

　自分だけでなく『周囲の人達の想いを感じ
ることを意識したら』部下たちの｢ハートの
願い｣が観えてくるから。

　人は他者に『魂の存在を認められた時、
自分の思いを超えた』能力が覚醒する。

　『この人に役立ちたい』という共感、愛を
感じるから『何とか期待に応えたいと想う』
から。

　これが外部脳他力共鳴による『借力錬
金術』だ。

　『自分だけの力で実現できない道』を開く
集合無意識の祈り、サンガ(想いの集団)力
が『個人限界を超える』愛の錬金術となる。


　そして、一人ひとりの想いの花束が重な
る時、あなたが、なぜチームリーダーにな
ったのか
『大いなる存在の愛のシナリオ』を識るだ
ろう｡合掌