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生きていくのがつらいとき Ⅰ ~聖書

2021年01月27日 | 日記

生きていくのがつらいとき Ⅰ

生きている意味が分からない…

 

「生きるって素晴らしい!」 すべてが順調なときにはそう思えます。でも,時には生きている意味が分からなくなってしまうこともあるかもしれません。

アメリカに住むサリー の例を考えましょう。
サリーはハリケーンの被害に遭って持ち物のほとんどを失いました。こう言っています。「もう無理だと思いました。毎日,不安やストレスに押しつぶされそうでした」。

家族を失ったときはどう感じるでしょうか。オーストラリアのジャニスはこう言います。
「2人の息子を亡くした時,わたしの心は砕け散りました。何も手につかず,こう祈りました。『神様,もう耐えられません。安らかに逝かせてください。もう起こさないでください』」。

ダニエルは妻の不倫を知った時,打ちのめされました。こう話します。
「妻から不倫を打ち明けられた時,心臓が引き裂かれるように感じました。その後,何度もこの痛みに襲われ,何か月も続きました」。

 

自然災害に遭ったとき

「まったくお手上げでした。土砂崩れと洪水で持っていた物は何も残りませんでした」。
(アンドリュー,シエラレオネ)

「ハリケーンが去って家に帰りました。何も残っておらず,言葉を失いました。娘はしゃがみ込んで泣きだしました」。
(デービッド,バージン諸島)

これまでに被災した経験があれば,彼らの気持ちが分かることでしょう。
被災者は喪失感,現実逃避,混乱,不安,悪夢を経験します。疲れ切った多くの人たちは,生きる意欲さえ失います。

もし災害ですべてを失ったとしたら,もういっぱいいっぱいだと感じることでしょう。生きている意味が分からなくなることさえあります。
でも聖書は,あなたが生きることには意味があり,確かな未来があることを説明しています。


聖書は生きる意味を教えてくれる

コヘレトの言葉・伝道の書 7章8節はこう述べています。
「事の後の終わりはその初めに勝る」
災害の直後は,まったく見通しが立たないように思えます。ですが,あきらめずにいると,少しずつ日常を取り戻せるようになります。

「泣き声や,悲しげな叫び声が聞かれることはもはやなくなる」と聖書は予告しています。
(イザヤ 65:19)

この預言は,神の王国のもとで地球がパラダイスに変わる時に実現します。
「しかし柔和な者たちは地を所有し,豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう」。
(詩編 37:11)

「義なる者たちは地を所有し,そこに永久に住むであろう」。
(詩編 37:29)

災害は二度と起きません。つらい記憶やトラウマは消え去ります。全能の神がこう約束しているからです。
「以前のことは思い出されることも,心の中に上ることもない」。
(イザヤ 65:17)

あり得ない,と思いますか。でも,すべてを創造した神様はあなたに「将来と希望を与え」,完全な政府を造って穏やかな生活を送れるようにしてくださいます。
「わたしは,あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている,と主(神)は言われる。それは平和の計画であって,災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである」。
(エレミヤ 29:11)

このことを知ると,少しほっとできますか。前の記事で出てきたサリーはこう話します。「神の王国が約束している素晴らしい未来をイメージすると,前を向いて生きていけます」。

神の王国が間もなく人類のために何を行なうか,学んでみてはいかがですか。
そうするなら,たとえ被災したとしても,災害がなくなる日を心待ちにしながら今を生きることができます。同時に聖書は,被災後の生活に役立つアドバイスを与えています。


心の支えになる聖書の言葉
十分な休息を取る
「一握りの憩いは,二握りの骨折りと風を追うことに勝る」。
(コヘレトの言葉・伝道の書 4:6)

トラウマになるような経験をした人が「ぐっすり眠れないと,症状が悪化し,感情のバランスを取るのが難しくなる」と専門家たちは報告しています。十分な休息は大切です。


気持ちを言葉にする

「人の心の煩い事はこれをかがませ(または,憂鬱にさせ),良い言葉はこれを歓ばせる」。
(格言・箴言 12:25)


家族や親しい友達に話しましょう。きっとあなたの気持ちを聞くだけでなく,励ましたり助けたりしてくれるでしょう。 


未来に目を向ける
「神の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義が宿ります」。
(ペテロ第二 3:13)




生きていくのがつらいとき Ⅱ
愛する家族を亡くしたとき へ続く>>>