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トリコモナス・性交なしでも罹患する性病の意外な感染経路とは~DOL~

2018年04月14日 | 日記

 

 

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性交なしでも罹患する性病の意外な感染経路とは
http://diamond.jp/articles/-/166959
一部引用

「心当たりがないんですか。では、ほかの感染経路かもしれません。
感染者が利用したタオルや下着への接触、お風呂のイスなどを介して感染する場合もあるようですよ。
うちの患者さんでもよく、まったく原因が分からないという方がおられます。本当に、性交渉だけでうつるものではないみたいですね」

感染経路は性交渉だけではない。
というのも、トリコモナスは乾燥に非常に弱く、長時間の日干しや乾燥機にかけられると死滅する反面、水分さえあればしぶとく生き延び、強い感染力を発揮するからだ。よってプールや共同浴場、トイレの便器、タオルなどを介して、性交渉を行っていなくても感染するケースはあり得る。

加えて、トリコモナスは犬や猫、ハムスターなどのペットにも寄生する。
しかも動物の場合、免疫力のない子犬や子猫には下痢や血便などの症状が現れるが、成犬・成猫は無症状な場合が多い。
トリコモナスは感染した動物の便を介して、人にも感染するという。

どんなに可愛い愛犬・愛猫の便でも、油断は禁物。動物の便を取り扱ったときには、
よく手を洗うなどして、感染しないように気をつけなくてはならない。

今年3月に開催された日本寄生虫学会では、ショッキングな報告もあった。

「女性では感染のピークが15~25歳と50代の2回あり、男性では50歳代までは低率で推移するが、
60歳以降に大きなピークが現れる。高齢者でも陽性率が高い。
腟トリコモナス症は現在も幅広い年齢層に蔓延しているものと推定され、注意すべき疾患である」


腟トリコモナス症は、非ウイルス性の性感染症としては患者数最多であり、性交渉による感染頻度が高いにもかかわらず、
感染症発生動向調査の対象から除外されており、国内の実態は十分に把握できていない。

また近年、先進国から途上国まで世界的に蔓延しており、2016年には注意喚起を促す論文が発表されたが、
日本に限らず、軽視されていることが問題視
されている。

報告では、2012年1月~16年12月に実施されたある臨床検査事業の尿沈渣顕微鏡検査の結果をもとに、
「国内の膣トリコモナス症の感染者は、約7万~700万人」と推定されることを明かし、「感染経路を含め、蔓延の実態を評価すべき」と訴えた。

700万人という数字はかなり多い。

膣トリコモナス症は、皆が思っている以上に身近な病気といえるだろう。
その上、女性が膣トリコモナス症に感染しても、約20~50%は症状が現れない(男性はほとんど症状が出ない)。