恋愛模様:ケンちゃんver.～あずきちゃんへの想い～

今回はケンちゃんの恋愛模様について。
ケンちゃんは長くなりそうです…。
あずきちゃんへの想い。
かおるちゃんへの想い。
複雑に揺れる恋心。小説書けそうです。笑
なのでケンちゃんは二回に分けます。
まずはあずきちゃんへの想いから。




ケンちゃんはいっちょまえに小学一年生の頃からあずきちゃんに恋をします。



五年生になっても素直になれないケンちゃんは自分の想いを伝える事なく、あずきちゃんに対してはスカートめくりをしたり意地悪ばっかしてしまうのです。
好きな子に意地悪しちゃうとか、小学生っぽくていいですね



柄にもなくケンちゃんは、消しゴムに好きな人の名前を書き最後まで使い切ると両想いになるというおまじないをするのですが、隣の席のあずきちゃんにバレてしまうのです。
かおるちゃんがケンちゃんに片思いしている事を知っているあずきちゃんは困惑するのでした。




あずきちゃんにアピールするものの、いつも空回りに終わります。
この時はあずきちゃんからお弁当を分けて貰いに来たのですが、あずきちゃんの計らいにより、かおるちゃんから貰うことになってしまいました。



突然みんなの前で一緒に帰ろうと、あずきちゃんを誘う勇之助君。
戸惑いを隠しきれないケンちゃんは自分を押し殺すかのように意地になり、ヒューヒューと冷やかすケンちゃん。
きっと、すごく悔しかったと思います。
昔からずーっと好きだったのに素直になれず、振り向いてもらうこともなかったのに、転校してすぐに大胆な行動であずきちゃんの心を奪ってしまうなんて…
なんだかとっても切ないです。



ある時あずきちゃんがケンちゃんと夜9時過ぎまで一緒だったという噂が流れてしまいます。
その噂に便乗したケンちゃん。
勇之助君に誤解されてしまうと思ったあずきちゃんはもうカンカン。

あずきちゃんが勇之助君に恋しているということにも気づき始めます。



そして、2人が仲良く交換日記を始めたところを目撃してしまうのです！
嬉しさのあまり、スキップしているあずきちゃんを目の当たりにし、あずきちゃんの勇之助君への想いはほぼ確定といった現実が突き刺さります。



悔しくて、歯がゆいけれど、やっぱり素直になれないケンちゃんはあずきちゃんを冷やかすことで精一杯のアピールを計らいます。
どんな事でもいいから構って欲しいのでしょう。
しかし、そんな冷やかしにさえ相手にされなくなってしまいます。

このあたりから、ケンちゃんは諦めモードへ入っていきます。




夏休み、あずきちゃんは親戚がいる仙台へ訪れるのですが、そこでたまたま近くに泊まっていたケンちゃんと一緒に行動する事になり、手作りこけしに挑戦します。
あずきちゃんの作っているこけしが勇之助君に似ているとからうのですが、あずきちゃんはケンちゃんのこけしこそかおるちゃんに似ているとからかい返します。
焦って赤くなるケンちゃん。
かおるちゃんの事を意識し始めているように見受けられます。



このあたりからは逆にあずきちゃんと勇之助に対して協力的になっていきます。
親がラーメン屋を営んでいるケンちゃんはよく出前のお手伝いをします。
出前を頼んだ勇之助君の家に食器を取りにいく際、気を利かせてあずきちゃんに頼んだりしていました。



新学期、席替えであずきちゃんと勇之助君は隣の席になります。
教科書を忘れたあずきちゃんは勇之助君に見せてもらうのですが、くっつきたいからワザと忘れたんだろ！と、みんなの前でからかいます。
からかい癖はまだ治りません…。
しかし、前の様にあずきちゃんが好きだからといよりも、本当に面白がってやっているようにも感じます。
あずきちゃんに対する気持ちにも少し余裕が出て来たのではないでしょうか。



勇之助君へのクリスマスプレゼントの為マフラーを編んでいたあずきちゃんなのですが、あずきちゃんの弟はケンちゃんへのプレゼントなんだと勘違いし、その事をケンちゃんに伝えてしまいます。
誕生日が近い事もあり、舞い上がったケンちゃんは次の日スカートめくりをするのですが、これが最後のスカートめくりとなります。

結局、あずきちゃんからは貰えなかった手編みのマフラーですが、その後かおるちゃんから貰う事となり、ケンちゃんの気持ちは大きく揺れ動きます。



交換日記を無くしてしまったあずきちゃん。しかし結局ケンちゃんの家にあったので勇之助君に渡すのですが、
「大事にしろよな、そのノート。」
とケンちゃん。
ライバルだったはずの勇之助君ともすっかり友情を育み、
2人の関係を認めているような発言でした。
ちなみにここでケンちゃんが巻いているマフラーはかおるちゃんから貰ったものです



その後のケンちゃんはあずきちゃんと勇之助君を見守る傾向になっていきます。
時にからかったりはするのですが気を利かせてあげたり優しい一面を、見せる事もありました。



そして、あずきちゃんとは幼馴染として家族ぐるみで関わる事は増えていきます。
お父さんとケンカし、家出したケンちゃんは荷物を持ってあずきちゃん宅へ訪れます。
かおるちゃんちに行けばいいのに！と怒るあずきちゃんに対して、
男が女に頼るようになったらおしまいだ。とケンちゃん。
あずきちゃんは、あたしは女じゃないってゆーの！？と怒鳴るのですが。笑

『女』をやたら懸念しがちなケンちゃんですが、唯一あずきちゃんに対しては気兼ねせず、ありのままの自分でいられる存在になっていったんだと思います。

あずきちゃんも勇之助君の前では出せない一面をケンちゃんになら見せれるといっようなことがあるんじゃないかと思います。

ケンちゃんの初恋は儚くも破れてしましいましたが、
あずきちゃんとは幼馴染としてのいい関係を築いていきます。

あずきちゃんの弟『だいず』を自分の弟の様に可愛がっていている事もあり、あずきちゃんとは家族ぐるみでお世話されたりしたりの男女を超えた、ある意味特別な仲になったんじゃないでしょうか。