前話から引き続き、勇之助君からの初ラブコールがあったという事で浮かれ気分のあずきちゃんは朝早く学校へ行きます。
勇之助君も早く来ているかもという期待を込めて
一番乗りかと思うと、そこには学級委員のトモちゃんが。
そして次に来たのはまこと君でした。
その時ドキっとするトモちゃんは恋する女の子なのです。
可愛い~
そしてまこと君は、俺はいつもこの時間だぜ。と言います。
うっそ?!
まこと君は遅刻の常習犯じゃなかったっけ?
いつもチャイムギリギリなイメージだった!
まぁ早い理由が朝までゲームをやっててそのまま来たというので、それならわかる気がします。笑
小学生で徹夜とは…相変わらずなかなかの不良っぷり
結局勇之助君はだいぶ遅めの登校だったのですが、すぐさまゲームの話で盛り上がります。
勇之助君とちょっぴり話せただけで幸せそうなあずきちゃんは初期ならではの初々しさが出てますね
放課後、学校の近くに新しく出来たというクレープ屋へ女の子同士で行くことに。
放課後の遊び方までOLの様です。笑
しかし、一度家に帰ってランドセルを置いてから、というのが小学生ならではですよね
家に帰るもすぐに「クレープ屋さんに行ってくる!」と、家を出て行くあずきちゃんに、お母さんは「やれやれ…。」と呟くですが、その表情は暖かいもので「あずさも大きくなったのね。」と感じているかの様でした。
いよいよクレープ屋さんに入るとなったところで、トモちゃんは先生に叱られないかとソワソワしはじめます。
トモちゃんの真面目で正義感が強い性格が表れていますね
そしてお店の中に入るとそこにはまこと君とヨーコちゃんが!
バツを悪くするまこと君。
ショックを隠せないトモちゃんは用事を思い出したとベタな理由で突然帰ってしまうのです。
不審に思ったみんなは、トモちゃんはまこと君の事が好きなのではないかと察するのでした。
そしてジダマは、
「恋愛は忍耐力よ。あれくらいでキレてちゃハッピーエンドは遠いわね。」
と格言じみた事を言うのです。
これもあずきちゃんあるあるなのですが、ジダマはよく恋愛の格言の様な事を言うのです。
「ジダマ(おばあちゃん)の格言集」とか作りたい。笑
おばあちゃんの受け売りでしょうが、意外と的を得ているのです。
私は恋愛は忍耐力だとは思いませんが…。笑
恋愛を忍耐と思った時点でいい恋愛ではないと…ま、あたしの持論ね。
トモちゃんが帰ると同時にまこと君も帰ってしまいます。
…ん?もしかしてまこと君もこの頃からトモちゃんの事意識してた?
席も隣ですしね
積極的なヨーコちゃんに対しても喜ぶどころか少し迷惑そうな態度のまこと君。
女姉妹の中で育ったまこと君は女の子と2人で出かけることに対して、そんなに意識をしてないのかもしれません。
「クレープが美味しすぎて、トモちゃんが余計可哀想に思えた。今度、また一緒に食べに来ようね。」と心の中で呟くあずきちゃん。
あずきちゃんの優しい気持ちが表れていていいですね。
次の日、ヨーコちゃんは堂々と勇之助君をクレープ屋へ誘います。
勇之助君もあっさりOK。
そう、昨日ヨーコちゃんがまこと君を連れて行ったのは今日勇之助と行く下見の為だったのです。
さすがヨーコ様。
いいように利用されてしまったまこと君ですが、ヨーコちゃんに惚れているわけではないので何とも思わないでしょう。
「可哀想、まこと君…」と言うかおるちゃんの発言に対して、
一番可愛いそうなのはこの私かもね…と心の中で嘆くあずきちゃん。
確かに!笑
テンションガタ落ちのまま、体育の授業へ。
ケンちゃんに、
ヨーコから誕生日パーティーに誘われた、でも俺は断ったからな!
とわざわざ言いに来られます。
そのアピール何?!笑
彼氏気取り…
ん?誰かと似ている。
そう、かおるちゃん!
かおるちゃんが彼女気取りでケンちゃんに変わってジダマやあずきちゃんに謝るやーつと同類なんじゃ…
そして、あずきちゃんもヨーコちゃんに誕生日パーティーに誘われます。
勇之助君も来るということですぐにOKを出すのですが…。
家に帰るとだいずは「おがわさらさらさん」から電話がかかってきたと言うのです。
おがわさらさら…とてもさわやかな…。
ピンと来ないあずきちゃんに対して、「おがらわさわさ」だったかな?とだいず。
わさわさって…笑
もはやコント。
そして小笠原ということに気づいたあずきちゃんはすぐさま電話を取り上げ部屋にこもります。
ヨーコちゃんのパーティーの日は友達とゲームをして遊ぶ約束をしているので断わったと言う勇之助君。
がっかりするあずきちゃんなのですが、
「あずき、あのゲームやりたがってただろ?それに、来る連中も面白い奴ばかりだから、うちへ来ない?」
と勇之助君。
自分の友達の輪の中にさらっとあずきちゃんを誘う勇之助君はさすが。
本当に社交的ですよね。
将来出世しますよ、あれは。
まさかの嬉しすぎるお誘いについついオッケーしてしまいます。
しかし、予定は1時から。
ヨーコちゃんの誕生日パーティーも1時からなのです。
プレゼントも用意してしまった手前、今更パーティーを断る事もできずに悩むあずきちゃんなのでした。
翌日、パーティーにケンちゃんが来ることを期待し、浮かれ気分のかおるちゃん。
ケンちゃんが行かないと言う事を知っているものの、あまりにも幸せそうなかおるちゃんを前にすると事実を言えなくなるあずきちゃん。
いや、そこは言った方がいいと思うけど!?笑
なんで知ってるのって聞かれたらどう答えていいかわからない。
と言うけれど、あずきちゃんはケンちゃんと隣の席だし、幼馴染みだし、知ってても不自然ではないと思うんだけどな。
もしそれが嫌ならたまたま話しているのを聞いた、と言うのもありだし。
あたしは、本人から聞いたという事実を隠したい時「風の噂で聞いた。」と言いますけど。笑
まぁあずきちゃんは言ってもまだ小学生。
さぐりさぐりで不器用だけど、あずきちゃんなりの精一杯の気遣いなんだよね。
そしてあずきちゃんは「かけもち」をすればいいのだ、と思いつくのです。
私も若い頃はよく「かけもち」したな。
元気がないと、無理です。笑
さっそく、「かけもち計画」に行動を移すあずきちゃんは休み時間に勇之助君をこっそり呼び出し、日曜日少し遅れてもいい?と話すのです。
そのシーン、何だかいいんです。
みんなに見えないところでこっそり呼び出すとか…
その時、
「あれぇ?勇之助とボールは?」
と言うまこと君の声が聞こえるのですが、わざわざボールまで付け加える所がセンスあるねぇ!笑
そしてパーティー当日。
かおるちゃんと共にヨーコちゃんの家へ行くのですが、そこにいたのはまこと君だけ。
主役のヨーコちゃんはというと、有名なホテルの美容院まではるばる行ったようで、さらに渋滞にはまったらしく遅れるとのこと。
仕方なく、主役なしの3人でヨーコママお手製フレンチをフルコースで堪能するのですが。
不思議な光景です。笑
妙なメンツだし。
それにしても、ヨーコちゃんのパーティー…この集まりの悪さ!
あずきちゃんとかおるちゃんの参加動悸は男目当てだし…なんだかヨーコちゃんが可哀想に思えてきます。笑
かおるちゃんはケンちゃんが来ないと知っても何だかんで楽しんでいました。
が、しかしあずきちゃんは大事な予定がある手前、食事どころではありません。
とうとう痺れを切らしたあずきちゃんは大事な用事を思い出したと席を立とうとするのですが、タイミング悪くヨーコちゃんが帰宅。
髪型変わってませんが…まぁそこはつっこんじゃだめか。
結局、食事をするだけして帰るのは悪いと思ったあずきちゃん。
しばらくはパーティーに付き合わざるを得なくなるのでした。
どうして私ってこんな時にいいこちゃんになっちゃうの…と嘆きますますが、
あずきちゃんの行動は大人なら常識なのですよね。
小学五年生でここまで気を遣えるなんて立派です。
すっかり遅くなってしまったあずきちゃんは急いで勇之助君の元へ向かいます。
遊びには間に合わなかったけど、勇之助君に家まで送ってもらう事になったあずきちゃん。
胸のドキドキが聞こいないように少し離れて歩くだなんて…
なんて初々しいんだろう…!素敵だな
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