文芸女子になりたくて。

基本的にあずきちゃんネタで攻めます。最近多忙の為更新率は低いです。

感想文:第34話「ドキッ!夢の中のファーストキス」

2015-09-27 16:20:25 | あずきちゃん感想文


さて。昨晩は秋の象徴でもある十五夜でした。
さぞかし月が綺麗だったことでしょう。

しかし、まだまだ昼間は半袖でも平気なくらい暖かい今日この頃。
セミも鳴いていました。笑

まだ、残暑は続いているのでしょうか。

あずきちゃんの世界では色を染めた木の葉も落ち始め、秋も終わりを告げようとしています。

そして交換日記もついに3冊目に突入。

かおるちゃん、トモちゃん達の恋愛も少し落ち着いたところで…今回はあずきちゃんの番。


雨が降りそうな天候ですが、遅刻ギリギリで急いでいたあずきちゃんは傘も持たずに家を駆け出してしまいます。

案の定、すぐに雨が降り始め…仕方なく鞄を傘代わりにするのですが…

そんなところに勇之助君とバッタリ。
傘を持った勇之助君と相合傘で学校へ向かうのでした。

グラウンドから昇降口へ向かう所を教室からケンちゃんに目撃されてしまいます。

いいネタを仕入れたぜと言わんばかりに騒ぎ始めるケンちゃん。

今回はケンちゃん、2人の相合傘を目撃してもあまり取り乱した様子はありませんでした。
さすがに諦めかけているのでしょう。

皆さん楽しそうですね。

…さすが小学生男子。


気まずそうに教室へ入るあずきちゃん…とは対照的に勇之助君は堂々と。笑


そしてヨーコちゃんにはわざと傘を忘れたなどと嫌味を言われるハメに…。

そんなヨーコちゃんの発言にケンちゃんやまこと君、クラスの男子が便乗。


「ワザと!ワザと!」と囃し立てます。

でたww

「気にしてんのー?あずきっていっつも気にし過ぎなんだよなぁ!ばーか

と、呑気にあずきちゃんの髪をひっぱる勇之助君。

さすがです…。
こんなに騒ぎ立てられても全くダメージゼロ。
いつでも一枚上手の勇之助君。

やっぱいいなぁ、勇之助

そんな微笑ましくじゃれ合う2人を羨むかおるちゃんとトモちゃん。

残念ながらケンちゃんとまこと君にそんな器量はないでしょう。笑

…いや、まこと君ならあるかもしれない。

ケンちゃんはいいんです、かおるちゃんがリードするので。笑


そこで先生が来てホームルーム。

どうやら小学生カップルが中学生に脅されるといった事件が発生したようで。


「殴れたからといって殴り返したりしない事!いいか高柳ー?!」

と、多胡センセーはまたもやケンちゃん名指し。

私もうるさい生徒だったのでよく先生にエコヒイキされた時がありましたよ。笑

「ケンちゃんエコヒイキって意味ちがうよ~。」

どうでもいいけどかおるちゃん、ケンちゃんと近っ!!

勇之助君に負けじと大胆です。

ヨーコさんには負けますが。笑

下校時刻にすっかり雨は止み…


「よぅ、あずきー!相合傘が出来なくて残念だなぁ~」とからかうケンちゃんの頭を傘で叩くジダマww

「脳みそが入ってるかどうか叩いてみたの。」とすまし顔。

「スイカじゃねーぞ!俺の頭は!」

コントですかw最高ww

「悔しかったらあずきちゃんみたいに冷やかされる立場になってみたら?まぁ、もっともあんたは女の子と歩かないもんね~」

と挑発を続けるジダマにケンちゃんはムキになり、

「うるせぇ!俺だってなぁ!」なんて言うのですが…

その先は言えずに結局「ジダマの男女!」と言ってその場を立ち去ってしまいます。

ケンちゃん、不器用すぎ。

あずきちゃんには見透かされてしまっていますが。

俺だってイイ感じの女がいるんだぜ!とでも言いたかったのでしょうか。

違う?笑

本人目の前にしてそんなことが言えたならば勇之助君よりウワテとなりますが…不器用なところがまたケンちゃんの魅力なので。

そんなケンちゃんは謎の行動に出ます。

かおるちゃんの家へ電話し、「これからタコ公園に来い!」と命令。(実に偉そう。笑)

デートのお誘いだと受け取ったかおるちゃんは、とびっきりのおしゃれをしてタコ公園へ向かいます。


中学生の不良がたむろしているタコ公園。

なんだかとっても懐かしい風貌だことで。笑

そんな不良達にかおるちゃんといるところを冷やかされ、ジダマを見返そうという実に馬鹿げた(ごめん。笑)作戦を考えたケンちゃん。

度胸だけは一人前ですが。

かおるちゃん、騙されてます…このアホな男のプライドの為に利用されてしまうなんて
そんなアホな男に騙される女もまたアホって事で。

…なんて言ってみたり。笑

このバカップルは最強に可愛いから意地悪言いたくなっちゃうんだよね~

なかなか来ないかおるちゃんに痺れを切らし、ソワソワするケンちゃん。

「ケンちゃん!」と呼ぶかおるちゃんの声にビビる感じとかもう見てて面白すぎ。

「なんだその格好~?」と勝負服を決め込んだかおるちゃんに呆れるケンちゃん。

突然呼び出しといてそりゃないだろw

自分の事好きなの知ってて思わせぶりだな、もーケンちゃんたら。

ま、かおるちゃんの暴走壁も並大抵のものではありませんが。笑

ジダマに言われたコトバがよほど悔しかったのでしょうか。

それともジダマを利用しかおるちゃんと接近しようと…はないか。笑

「俺たちもからかわられるようにならなくちゃならないんだよ!」

俺たちも…。すっかりカップル気取りですが…。

本当に前回の一件で急接近しましたね、この二人は。

そんなケンちゃんの発言に感激しているところに、不良から「そこの少年!」と呼び出しをくらうケンちゃん。

「心配すんな!お前には指一本触れさせやしねぇって!」

なんて今までもこの先も口にしないような男前発言をするケンちゃん。

理由はどうあれかっこよすぎ…

今回のケンちゃんは一味違いますねぇ。

かおるちゃんもさぞ惚れ直してしまったことでしょう。

恐る恐る不良達のもとへ向かう二人。

「小学生がカップルでいて、なんか文句でもあるんですか?」

おぉ喧嘩腰!

手を近づける不良から、ケンちゃんはしっかりかおるちゃんをガードし、一生懸命守る体制を作ります。

イケメンだよ、今回のケンちゃん!

しかし、ケンちゃんのそんなイケメン台詞も不良達は完全にスルーw

「コーラ3本買ってくてくれ。」

とパシリに使われて終了。

仕方なく引き返す2人。

なんとも間抜けな…。

"小学生カップルいびり"

不良と呼ばれる彼らの対象は自分より年下の男。小学生のくせにリア充だなんて許せーん!といった完全なるヒガミでしょう。

しかーし、ケンちゃんとかおるちゃんは哀れにもカップルには見られませんでした。

あえて"カップルでいて…"とケンちゃんが発言しているのにもかかわらず。

何故でしょう?

2人にはカップルと見られなかった大きな欠陥があるのです。

彼らの怒りを煽るのは男女が繰り広げる"いいムード"

あずきちゃん勇之助君の様に、目を潤ませ見つめ合うだけでそこの2人の空気は人が羨むいいムードと化すのです。

ただ小学生の男と女が一緒にいるだけではなんとも思わないのです。
更に色気もなく子供っぽいケンちゃんの風貌を見て嫉妬心を狩られることもなかったのでしょう。

よって今回の作戦が失敗に終わったのはケンちゃんの力量不足と言えるでしょう。

「いいからお前はもう帰れ!じゃあな!」
とかおるちゃんに言い放つケンちゃん。

自分勝手w

ですが…決してかおるちゃんを蔑ろにしているといった訳ではないと思うのです。

ジダマに傷つけられたプライドが、今回の事により更に深い傷となってしまったのでしょう…

くそっ!と、不良に渡す前に、見えないところでコーラを振りまくってます。

ケンちゃんなりの小さな反抗心。

3年後に見返してやれ!かおるちゃんとイチャつきながら

一方あずきちゃんは妖しげな題名のドラマに釘付け。

その名も『輝く愛の彼方に』

…キケンな香りがします。

時代のせいですかね。


そして初っ端からキスシーン。

シチュエーションも学校、教室、先生、生徒、禁断の恋…

AV…

失礼しました。

そんなキスシーンに動揺する野山家一同。


しかし空気の読めないだいずは、

「おねぇちゃんもキスした事あるの?」

「何歳ならキスしていいの?」

などと恐ろしい質問を無邪気に投げかけます。

そこであずきママは「キスってね、本当に好きだっていう大事な印だと思うから。」

とキスについての素敵なお話をします。

小学生にキスの意味を教えるとなるとその回答は大正解でしょう。


そこからあずきちゃんは勇之助君とのキスについて意識し始めます。
あたし何考えるのよー!と自分を責める姿がたまんないですね。笑

そしてその晩、なんとも衝撃的な夢を見るあずきちゃん…。

勇之助君に「好きだよ、あずき。」などと言われロマンチックなムード。
そして唇が重なりそうになるのですか、気づけば相手がなぜかケンちゃんに…

ケンちゃん間抜け面w

まさかの悪夢に飛び起きてしまうあずきちゃん。

ギャグですw

夢なんてそんなもんですよ。笑



次の日クラスでは昨晩の妖しげなドラマの話題で持ちきりに。

「もぅ燃えるよね~!ついにやっちゃったってカンジ~!!」

かおるちゃん、そういった発言は控えたほうが…

しかし、盛り上がる女子達をバカにするケンちゃん。
ちゃっかり自分もウワサの妖しげなドラマを見ていたくせにぃ!!このこのー

「だいたい口くっつけ合うなんてエンガチョじゃーん!」

エンガチョって…すごい昔のコトバのような…。

ケンちゃんはたまに昭和入りますよねー。

「エンガチョじゃないよ!本当に好きだっていう大事な印だってお母さんも言ってたし…。」

あずきちゃん、墓穴を掘ります。笑

「へぇ~じゃーあずきは勇之助ともうキスしたのかよ~?」

なんて、衝撃発言をしてしまうケンちゃん。

そんなところにタイミング良くも悪くも?勇之助君ご登校w

気まずいムードが流れます…。


そんなこんなでキスの事から頭が離れなくなるあずきちゃんは勇之助君と一緒に帰るも意識しっぱなし。

「ねぇ、タコ公園寄ってかない?」

あずきちゃん、誘ってます?笑


そして勇之助君の唇ばかり注目するあずきちゃん…

明らかにむっつりすけべです。笑

「ケンに何か言われた?」

そこでケンちゃんの名前がイキナリ出ることに違和感。

よって、
勇之助君は知ってて聞いているに違いありません!

「そういえば朝、キスがどうのって話してたけど…何のことー?」

天然のふりして…確信犯です!

意地悪だなぁ勇之助君も。

いや、わかんないけどね。

「えー何でも話すって約束じゃーん。」

焦るあずきちゃんを更に責め立てる、何気Sっ気満載の勇之助…。

そんなところに先程ケンちゃんらが絡まれた不良に冷やかされる2人。

「イイねぇ、若いうちからアツアツでさぁ~」

若いうちからって…

アツアツって…

この不良、理由を述べる隙もなくツッコミどころ満載です。


「よっ!ご両人!」

………。

この違和感は時代のせいですね。

本当に、20年も経つと日本は変わるんだな~。

危機感を感じた勇之助君は、行こうぜ!とあずきちゃんの手を引くのですが、繋いだ手を不良に引き裂かれ、倒れそうになるあずきちゃん。

「何すんだよ?!」

かっこいい

自分ではないのです。勇之助君にとってとても大事な女の子、あずきちゃんに危害を加えた事が許せなかっなのです。

ケンちゃんにしろ、今日の男子達は直向きな立ち振る舞いで女子を守っていますね。

なんだかんだで小学生でもみんな"男"なんだなぁと感心します。

まこと君なら一目散に逃げそうですが。笑
でもちゃんとトモちゃんの手は引いている
と思います。

しかし…強気な対応の勇之助に対し、ガキのくせに生意気だといってリーダー格の男に殴られてしまいます。

勇之助君も負けじと蹴りを入れ、反撃。

いつも穏やかな勇之助君のこんなに激しく怒る姿は最初で最期かもしれません。
やはり穏やかな人程、怒った時は怖いものです。

勇敢な勇之助君の姿に惚れ惚れしますねぇ。

怒った不良達は残る2人も参戦し、勇之助君をボコボコにし始めるのです。


どうする事も出来ず目の前で行われている現実に恐怖で涙ぐむあずきちゃん。

大好きな勇之助君がこんな目にあってしまっている。
そんなあずきちゃんの気持ち考えても胸が痛くなります。

「もうやめてー!!勇之助君が死んじゃうー!」

ついにあずきちゃんは大声を出し、その声に人が来てしまうのではないかとビビった不良達は、もう懲りただろうと引き返そうとするのですが、

「離せよ、卑怯者!!」

と、袋叩き状態にも関わらず引き下がる様子のない勇之助君を再び殴ろうとするのです。

しかし、不良が殴り掛かろうとしたその腕を掴み、「やめてよ!」とあずきちゃんも必死で勇之助君を守るのです。

小さな身体で精一杯の力を振り絞るあずきちゃん。

なんとも健気…泣けてきます。

「何だこいつ…。」

と不良も拍子抜け。

不良とあれども、さすがに小学生の女の子までに手を出したりは出来ないでしょう。

そんなところに多胡先生が!

不良達は逃げ出し、追いかける多胡先生。


陽が落ち始め、あたりはオレンジ色に染まり、2人きりに。

泣きじゃくるあずきちゃんを、平気だよ、と優しく抱き締める勇之助君。

2人は見つめ合い、自然な流れでキスをします。

勇之助「あ、あれ…?」

あれ?って何だ?笑

キスといってもリアルな表現で描かれているわけではない為不健全な印象はなく、顔と顔がくっつきましたといったような、どちらかというと可愛らしい印象を受けました。

小学生でファーストキス。


今の時代ならまだしも、当時の時代を考えると現実味がない感じもしますが、少女マンガの世界で言えば結構当たり前だったりします。

元々原作は中学生編から少し過激になりますし…。

アニメでの2人のキスシーンはこれが最初で最期となります。

今回は二期、三期と全体的に見たときに『あずきちゃん』の中ではかなり衝撃的な回でもありますね。
暴行シーンも踏まえて。

次回も赤ちゃんはどうやって出来るのかなどと、少し大人な内容なのですが、原作の要素が大きい一期の特徴といっていもいいかもしれません。

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