文芸女子になりたくて。

基本的にあずきちゃんネタで攻めます。最近多忙の為更新率は低いです。

感想文:第13話「男のヒミツ!?美容室のケンちゃん」

2015-06-11 00:09:06 | あずきちゃん感想文


半袖にアイス…

すっかり夏ですね

こっちは梅雨入りですよ


道端で嬉しそうにあずきちゃんに駆け寄るケンちゃん。

ケンちゃんにもこんな可愛らしい素直な一面があるのです。

初期のみ…。笑

そんなケンちゃんに月曜でもやっている散髪屋はないかと聞かれます。

そこであずきちゃんはかおるちゃんの美容室をお勧めするのですが…

「大の男が美容室なんか行けるか。」

と、ケンちゃん。

男性が美容室に行く事がまだ習慣になってなかった時代なのかなぁ…

今じゃ散髪屋に行く方が珍しいくらいなのにな。

最近、赤と青のシマシマ見なくなったなぁ。

「イマドキ、男が美容室に行かないなんて言ってたら笑われるよ

なーんて、あずきちゃんに言われてしまい、仕方なくかおるちゃんの美容室へ向かうのでした。

美容室へ行く事をここまで躊躇うのは、時代というより、ケンちゃん古風な考え方故なのかもしれません。

なんのマネだか知りませんが、昔の強盗のように口元を布で隠し、いざ美容室へと挑むケンちゃんなのですが(どっからどう見ても不審者。)かおるちゃんのお母さんにすぐにバレます。←当たり前だw

そんなアホさも可愛いね。

かおるちゃんのお母さんはてっきり遊びに来たのだと勘違いし、かおるちゃんを呼んでしまいます。

大喜びのかおるちゃんはケンちゃんの言い分なんて無視。(というか耳に入ってこないのか)ここから、かおるちゃんのペースにどんどん引きこまれてしまうのです。

そんなケンちゃんを、見張り役のだいずは美容室の入り口で心配そうに見守るのですが…そこにタイミング悪くまこと君参上。

「そんな所から覗いて…キレイなお姉さんでもいるのかなー?」

さすが女好きのまこと君ならではの発言。笑


しかし、だいずは必死でケンちゃんの秘密を守ろうと、まこと君を通せんぼするのでした。


小さな体でなんとも健気な…


ま、あっさり開けられてしまうのですが。笑


一方、ケンちゃんはかおるちゃんに勘違いされたままリビングまで通されてしまいます。

しかしメロンを出され、少しテンションが上がるケンちゃん。

メロンでケンちゃんを釣る…

かおるちゃん、やりますね。

嬉しそうにメロンを頬張るケンちゃんをうっとり見つめるかおるちゃん。

そして、「夢みたい…ケンちゃんが遊びに来てくれるなんて…。」

心の中に納めておけよ…笑

そんなセリフ、素直に言っちゃうかおるちゃんがまた可愛いいのだけど。

そこでケンちゃんは少し困ったような表情を浮かべ、事の真相を話し始めるのでした。

顔を近づけ、じっと髪を確認するかおるちゃんにケンちゃんは照れまくり。

このシーンだけ見たらケンちゃんがかおるちゃんに恋してるかのように見えますね。笑

更に「そのくらいの方が素敵よ、ケンちゃん。」

なんて言われたもんだから、うっかり心を奪われてしまいそうになるケンちゃん。

この時点で、かおるちゃんが自分に気がある事なんてさすがのケンちゃんでも気づいてるんだろうなぁ。

困るけど、悪い気はしないといったところでしょうか。

この事は絶対に誰にも言うなというケンちゃんに、「ケンちゃんとあたしのヒミツね」と妖しげに変換するかおるちゃん。

なにか趣旨を履き違えていますが…笑

天然小悪魔かおるが出ましたね。

秘密を共有するというのは恋愛心理学的にも大いに効果があるそうで。

あえて二人の秘密という言葉を使い、相手を意識をさせることとで親密度がぐっと上がるのです。

ま、まぁな…とぶっきらぼうに言うケンちゃんですが、ちょっとドキドキしてるんじゃないかなー。

でもまぁ、正確にいうとかおるちゃんとケンちゃんの2人だけの秘密ではなく、あずきちゃんとだいずも知っているのですが。ついでにかおるママも。笑

ケンちゃんを心配するだいずとは対照的に、かおるちゃんはきっと喜んでいるだろうと嬉しそうなあずきちゃん。

ケンちゃんの気持ちなんてお構いなし。笑

さっさと髪を切って帰りたいのになかなか帰らないまこと君にやきもきするケンちゃんなのですが、ついに痺れを切らし眠ってしまい、気付けば夜になってるではありませんか。

ようやく髪を切れると思った所にもタイミング悪く今度はジダマが訪れます。

諦めモードにケンちゃんに対し、「野球で言えば9回の裏で諦めるようなものよ。」

と、意外にも野球に詳しいかおるちゃんの発言に親近感を持ち、
更にサッカーより野球の方がずっと好き、と言われ
「こうなったら延長戦覚悟で待ってみるか」と、気を良くするケンちゃん。

ケンちゃんにとってはとんだ災難のこの状況を、かおるちゃんは大いに利用するのでありました。

ケンちゃん、丸めこめられてます…。笑

しかしここでの2人のやり取り、この先もうないんじゃないかと思う程、軽快でテンポ良く描かれています。

これからの2人といったら…なんだかもう本当に焦れったいやり取りが永遠と繰り返されるわけですが。笑

ある意味レアですな。

そして次の日。
かおるちゃんは早速昨日の出来事をあずきちゃんにノロケるのですが、

「ケンちゃんと9時過ぎまで一緒にいたんだもんね!」

というあずきちゃんのセリフだけ運悪くもヨーコちゃんに聞き取られてしまいまいます。

そのセリフを聞いたヨーコちゃんはすぐさま、
「野山さんね、昨日おそーくまでケンちゃんと一緒だったんですてぇ!」と、勇之助君に告げ口します。笑

今度はあずきちゃんとケンちゃんをくっつけようと企むヨーコちゃんなのでした。

「大人しそうに見えて、進んでるぅ」とヨーコちゃん。

うっわー!嫌味ったらしー!!でもそんなヨーコちゃん最高ー

そして、「よかったじゃん、あずき!」と顔色ひとつ変えない勇之助君…。

かおるちゃんは必死に勇之助君の誤解を解こうと試みるのですが、

「いいじゃん、あずきが誰と一緒にいたって。」

と、かなりあっさりとした様子の勇之助君。
ヤキモチ一つ妬かないのはなんだか面白味がないですが、それが勇之助君なのです。

そこであずきちゃんは勇之助君の誤解を解く為にケンちゃんに交渉するのですが…

「勇之助に聞かれたからあずきと一緒だったって言っといた!」

と上機嫌なケンちゃん。

あまりのショックに、ひどーい!!とつい本音が出てしまうあずきちゃん。

そしていつの間にか噂は広まっていたようで、クラスメイトに冷やかされるあずきちゃんとケンちゃん。

参ったなぁ…と嬉しそうなケンちゃんに対し、参ったのはこっちよ!!と激怒するあずきちゃんなのでした。


その場を去ったあずきちゃんを見つめるケンちゃん。

一見、つれないなぁといったところですが、意味ありげな表情です。

美容室に行ったという事をどうしても隠しておきたい気持ちもあるとは思いますが、
勇之助君とあずきちゃんが友達以上の関係かもしれないと薄々気付き始め、どうせなら今回の事件を利用して仲が壊れてしまえばいいなんて事も考えたのではないでしょうか。

しかし、余計にあずきちゃんを怒らせてしまうという結果に。

予想以上の怒りっぷりに、あずきちゃんの勇之助君への気持ちに確信を得てしまったのかもしれません。

行きどころのなくなったケンちゃんの切ない恋心がその表情に現れています。


一方、勇之助からケンちゃんに乗り換えるのは懸命な判断ね、とご機嫌なヨーコちゃん。

「乗り換えてなんていないわー!!!」

と強く主張するあずきちゃんもいいですね。

一方、かおるちゃんはケンちゃんの練習する野球場に一人で観に行きます。積極的ですね…

あの一件でケンちゃんと急接近したと少し調子に乗っているのでしょう。

まだ早い!!笑

素敵ーケンちゃんのユニホーム姿

と呟くかおるちゃん。

どこが素敵なんだ…まぁいいか。笑

しかし「いい加減に帰れよ!ここは女の来る場所じゃないんだ!」

とケンちゃんに怒鳴られてしまいます。

あーもぅ見てらんない


しかし、とうとうジダマに勘付かれてしまい、詰め寄られたかおるちゃんはケンちゃんの秘密を打ち明けてしまうのでした。

ことのいきさつを知ったジダマはすぐにケンちゃんの所へ怒鳴り込みに行きます。
男ばかりの練習場に女1人で怒鳴り込みに行くなんて、ほんと肝っ玉座ってますよね。

正論を詰めまくるジダマにケンちゃんもタジタジ…
頼むから美容室へ行った事は黙っておいてくれと、精を込めてお願いするのでした。

心配そうなだいず。
そこでケンちゃん、名言出ます。笑

「男は女の何倍も辛いことがあるんだ。覚えとけ、だいず。」

小学生が何を抜かしてるんだ…笑

でも、確かに一理あります。

辛い事の数に男女差はないと思いますが、女性は辛さを溜め込まないように上手く発散するのが得意な生き物。

対する男性は辛さを上手く発散出来ずに、どんどん溜め込んでしまう傾向にあり、実際自殺も男性の方が圧倒的に多いのですよね。

次の日、ケンちゃんとの約束は守ると言うジダマなのですが、結局勇之助君への誤解は解けないままという事なので不満げなあずきちゃん。

そんなあずきちゃんに対して、

「勝手に誤解させとけばー?その程度の事でガタガタ言う奴は将来性ないわよ。」とこれまた名言を吐き捨てていくのです。

小学生が将来性って…笑

でも、先程のケンちゃんの名言よりカッコイイよジダマ…

確かにそのとおりです。

勿論勇之助君はその程度の事でガタガタだなんて1ミリも言わないでしょう。

それどころか、ケンとは兄弟みたいなもんじゃないかと大らかな笑顔で言うのでした。

更に、転校ばかりしている勇之助君はあずきちゃんとケンちゃんのような幼馴染の関係を羨ましいとまでいうのです。

なんて心が広いんだ…!清々しい!
季節でいうと勇之助君は迷わず5月です!
あずきちゃんは9月かな…女心は秋の空…。

勇之助君はケンちゃんに対して恋敵だなんてこれっぽっちも思っていないのです。笑

そんな所にまこと君とケンちゃんが「ヒューヒュー(完全なる死語。笑)」と冷やかしに入ります。

ケンちゃんはもうやけくそなのかもしれません

ぽかーんとした勇之助の表情もまたいいですね。

まこと君…ついさっきまであずきちゃんとケンちゃんを冷やかしていたのに…
お調子者とはまさに彼の事ですね。笑

初期はギャグ要素が少なくちょっと重たいムードなのですが、ちらほら出てくるノー天気なまこと君には癒されますね