子めくりかれんだー。

子のことを書いたり描いたり書かなかったり。

バック・トゥ・ザ・レトロワールド

2009-02-27 | 
オットが、この春もう1つ新しい店を出す。…と書くとえらい景気がよさそうなのだが、ま、じっさいのところは今のビンボーにさらに拍車がかかるだけだと思われるのだが…、まあとにかくそのためにささやかな資金が要るので、地元の信用金庫に借りることに。また借金増えるのかー。まあ貸してくれるだけ大変ありがたいです。

今日がその実行日だったので、取締役であるところの私が出向く。しかし信用金庫、内装が古すぎて時間の感覚が歪むぜ!いまどき木目の事務机で仕事してる職場なんて他にあるんだろうか。時計だって絶対30年はそこにかかりっぱなしだね。こうなったら壁に油絵なんかも飾りたいところだ。ランプスタンドも置いたりして。昭和の客間ってこんな感じだった。

とか、そんなこと考えるうちに、手続き終了。お世話さまです…。ちなみに、信用金庫のこの担当者さんも黒ブチ眼鏡かけた30年前のサラリーマンみたいで、今あんまり見かけないタイプ。レトロワールドに毎日いるとそうなるのか?




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ミッキーに会う

2009-02-22 | 
もし世の中に「東京ディズニーランド偏差値」、というものがあったとしたら、わが家は相当低い。たぶん35ぐらいかな…。さらに属性を「首都圏」「幼児~小学生のいる家庭」という2点で絞ると、そこにはディズニーランド偏差値上位層ばかりが残るので、わが家なんか25ぐらいに転落することまちがいなし!じつは、子どもが生まれてから東京ディズニーランドには1度しか行ってなくて、しかもそれは現8歳男児が生後4カ月ぐらいのころ。行ったうちに入んねーな、コレ。ハハもオットもあんまりミッキーに思い入れないので、つい「ディズニーランド行くぐらいなら温泉行きたいよね~」となってしまうのが偏差値の低い要因だ。

しかし、小学生2人のいる家庭としてさすがにこれはないだろうということで、10歳女児の熱い要望もあり、ようやく出かけることに。腰重すぎ。で、ミッキー好きじゃないとか言いながら、来たら来たで当たり前のように楽しいんだから、まったくディズニーの思うツボだ。何十年も探していた仇に出合った侍のように、これを逃したら後はないぐらいの気迫でアトラクション回りまくる。

やー遊んだ遊んだ。けっきょく開園の8時から閉園の22時までずっといた。いくらなんでもいすぎだろう…。やはり閉園間際は人がぐっと減ったので、昼間見送った人気アトラクションを狙い撃つ。10歳女児が「どうしてもミッキーと写真撮りたい!」と言うので、いちばん最後に「ミート・ミッキー」に。やー、いた!ミッキー!!こんにちは!!と、ハハもテンション上がる。所詮そんなもんだ…。10歳女児も8歳男児も大満足。


しかし、ディズニーランドの中を歩いてる人という人が、ミッキーの耳やスティッチの耳やありとあらゆる耳をつけて歩いてるんだけど、カワイイ幼児やカワイイ小学生やカワイイ女子高生なんかがつけるのはまあいいとして、私ぐらいのオバサンでもへーきでつけて歩いてるの、アレすげえ。ディズニーのファンタスティックな魔法にかかっちゃうんだなー…。
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映画と携帯

2009-02-15 | 
10歳女児にせがまれたので、重い腰を上げ、子2人連れて近所のシネコンに『ハイスクール・ミュージカル3』を観に行く。ディズニー製作の大ヒットテレビドラマシリーズ、ついに3作めにして映画版となったやつ。わが家もすっかりディズニーの思うツボだ。

8歳男児がぜんぜん集中してないのが気になってしょうがなかった(もーぜったい一緒に行かねー!)以外は、映画は楽しかった!映画版だけあって前2作よりもぐんとショウアップされてるところは好みがわかれるかもしれないけど、エンターテイメントとしてよくできていて楽しい。

この「ハイスクール・ミュージカル」シリーズを私がいいなと思うのは、アメリカ映画にしては、出てくる男の子たちがみんなあんまりマッチョじゃないとこ。バスケットボール部の子たちがたくさん出てくるけど、筋骨隆々=正義、という見せ方してなくて、なんかどっか頼りなげだったりするのがいい。主役のトロイ(バスケ部キャプテンでありながらミュージカルに心が傾いていく、という役)をやってるザック・エフロンも、破格にカッコイイ感じでもないしね。逆にそんなとこがヒットした要因なのかも。


映画を観た帰りは電気屋へ寄り、懸案だったケイタイ買い替えをやっと遂行。私はべつに買い替えたいともなんとも思っていなかったのだけど、ソフトバンクが「あなたの機種は3月いっぱいで使えなくなります」と告げてきやがったので。まったくソフトバンクには言いたいことも多々あるが、だからといって他社へ乗り換えるほどの勇ましさはなし…。今使ってるメーカーのは壊れやすいというもっぱらの噂だけれど、他メーカーの電話機を今から使いこなす自信もなし…。そんな気弱な消費者らしく、カメラの画素数がムダに大きすぎないことだけを唯一の目安に、今までのにいちばん近そうな機種を買う。じつにガッツに欠ける買い物だ…。

というわけで新しい携帯になったので、非常に使いにくいですー。待ち受けにしてたof MontrealやThe Chewinggum Weekendのお気に入り画像もごっそり前の携帯に置いてきちゃったし…(SDカードを移し替えればいいやと思ってたら前のはminiでこんどのはmicroだった…)。いちいち変なボタン押して変な画面立ち上がらせる、のくりかえしはいつになったら終わるのか。
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タイヘンなことが

2009-02-14 | 
今日は土曜日なのだけど、小学校の「学校公開日」だったので、午前中だけ授業があった。ハハの私も学校に出かけ、10歳女児(小4)が百人一首大会に参加するのを眺めたり(国語)、8歳男児(小2)が自分の名前の由来を発表するのを聞いたり(生活)。ひととおり授業の様子を覗いたあと、「じゃ、ママ先に帰ってるね」と、ひと足先に帰宅した。

「ただいまー」。家に先に帰ってきたのは8歳男児。「おかえり~」と言った私の顔を見ると、その8歳がいきなり「ちょっと大変なことが起きちゃったんだよ…」と言う。な…なによ、またイタズラでもして先生に怒られたとか?それとも…? と、ありったけの不吉な展開を一気に頭にめぐらせていたら、


「まゆにチョコレートもらっちゃったんだよ」


ええええ!!!!いとしのまゆちゃんに!? なるほど、目の前の8歳男児が深刻な顔をしていたのは、あまりの思いがけない事態にうれしさを通り越して戸惑ってしまったからなのか…。で8歳男児、持ち帰った上履き袋からチョコの入った包みを取り出し(っていうか、取り出すのそこからかよ!)、急いで開封する。中には、かわいい手作りチョコと小さな手紙。

この手紙っていうのが、もうラヴラヴ度500%で、カワイイやら、うらやましいやら。信書の秘密というものがあるのでアレですが、「ずっとりょうおもいでいようね」とか、そんな感じの。くーっ、キュンとしちゃうなー。ビバ青春! 8歳だけど。

ランドセルしょったまま一気に手紙を読んだ8歳男児は、すぐにそれをまた封筒に入れて、自分の机のいちばん上の引き出しに大切そうにしまってた。チョコはやはり大切そうに冷蔵庫に。


この日の夕方、たまたま学童保育の連絡網が回ってきたのだけど、これが、うちの次がまさにそのまゆちゃんちなのだ。なので、連絡事項を告げたあと、「今日、チョコありがとねー」とこっそり言ったら、まゆママいわく「こないだ**くんがかわいいハガキくれたでしょ。まゆ、ほんとに**くんのこと好きだったみたいで、すごくよろこんじゃって」「それにお姉ちゃんのほうが『両想いじゃん!』とか言って大騒ぎ(笑)」うはははは、小5大騒ぎ。それで今日のために、まゆちゃんは「本命チョコ」だと言ってうちの8歳に手作りしてくれたそうです。は~恋っていいね。

8歳男児に「どこで渡されたの?」と聞いたら、「体育館の裏のプールの前の…」とか何とか。あーもう、胸キュンすぎてハハのほうが圧死しそうだ…。
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プリーズ・ミスター・ポストマン(Please Mr. Postman)

2009-02-09 | 
8歳男児が、学校の授業の一環で、明日郵便局の見学に行くのだという。それで、各自ポストに入れるので、表裏を書いたハガキを一枚持参してくださいとのこと。「ママ早くハガキ出してー」「ハイハイ」 そういえば、上の10歳娘が2年生のときもそんなことがあったなあ、娘のときはたしか深大寺のおばあちゃん宛に書いたんだったっけ、と思い出して、8歳男児に「誰にハガキ書くの?」ときいたら、「×××。」と名字を言う。一瞬思い当たらなくて「へ?×××?」と聞き返したら「×××まゆだよ!」と怒られてしまった…。そう、8歳男児の恋のお相手。「へえええ、まゆちゃんに出すんだ…」

ところがここで大きな問題が。「あれ、そういえばまゆの住所ってわからないよね…?」 そう、今は個人情報保護の観点で、保育園でも小学校でも住所の入った名簿は配布しないので、ずっとクラスが同じ相手でも、住所知らないのだ。「んー…」超がっかりな8歳男児…。

「あ、私知ってるかも!」と、ここで光明がもたらされる。10歳姉だ。「Rちゃん(まゆの姉・小5)にサイン帳書いてもらったから、たぶんそこに書いてある!」おお、10歳、グッジョブ!持ってきたサイン帳には、確かに住所が。このとき弟には姉が神のような存在に見えただろう!

で、私が出してやったハガキに、ボールペンで勢い込んで住所を書き出す8歳男児。「どれどれ? ちゃんと書ける?」と覗き込むと…あーっ!

郵便番号の欄に元気よく「3××-××××」……それ、電話番号だから!

しょうがないのでもう一枚ハガキを出してやり、「よーく見ながら書くんだよ」とさとす。しばらくじっと書いていた8歳男児が「あっ!」 な、なに?

「東京都○○市△△町」……それ、うちの住所だから!

まゆちゃんは同じ市内だけど、町名はちがうのだ…。いや、わかるよ、ハハもよくやるよ、市が同じだと、習慣でつい続けて自分の住所書いちゃうんだよね…。

しょうがないのでさらに一枚ハガキを出してやる。「よく見て書くんだよ!」「ボールペンじゃなくて鉛筆で書きなよ!」と、もーそばにいるハハと姉、気が気じゃなくて二人がかりでいろいろ指南する。住所も名前も漢字で書く!という8歳男児の男気(…なのか?)のために、ハハは画数の多い「まゆ」の漢字の見本までひとつひとつ大きく書いてやる。

そんなこんなで、やっと表書きは完成。ふー。

裏には何を書くのかな? と見ていたら、まず自分の似顔絵らしきもの、そしてその横にまゆちゃんの似顔絵らしきもの、を描いていた。ここでオットが帰宅したところ、8歳男児、一生懸命両手でハガキを隠してた。そうだよね、真剣な思いをからかわれたくないもんねー。

最後に、ふたりの似顔絵のあいだに大きく「スキ♡」と書いて、そのハガキを大切にランドセルにしまっていた8歳男児であった。

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ハートがドキドキ (Can't You Hear My Heartbeat)

2009-02-09 | 
保育園時代、8歳男児の恋の相手はみゆちゃんだったのだけど、今はもっぱらまゆちゃんらしいという噂は、耳に入ってきていた。まゆちゃんは、8歳男児の保育園からのお友だちで、今もクラス&学童でいっしょの女の子。ここ最近彼に「女の子では誰が好きなの?」と聞くとキッパリ「まゆ」と答えてたし。しかもこれ、相思相愛らしくて、10歳女児(小4)の情報によると「まゆも**のことが好きなんだって。Rちゃん(まゆちゃんの姉・小5)がそう言ってたもん」と。さらには学童の先生も面談のとき「8歳男児くんはやさしいからすごく女の子にモテるんですよー。このあいだも、まゆちゃんもみゆちゃんも『**くんが好き』って言ってましたから」と証言してくれたぐらいなのだ。くそー、相思相愛かよ…。

でも当の8歳男児は、自分の恋ゴコロが相手に通じているとは知らないらしい。(いるね~こういう鈍感な男子…。)つい先日もこんな事件があった。

学校から帰ってきた8歳男児がなんだか見るからにしょんぼりしているので、どうしたのかと聞いてみると、あまりはっきりとした答えではないながら、「まゆに嫌われた」と言う。え~、そんなことないんじゃない、とそのときは慰めておいたのだが、見る影もなくしおれていてかわいそう。8歳の恋もついに破れたか…。

そうしたら数日後、10歳女児が情報を仕入れてきて私にこう言うのだ。「あれね、やっぱりまゆはキライじゃないんだよ。H(8歳男児の友だちの男子で何かとちょっかいを出す)が**に、『まゆが嫌いって言ってた』って嘘言っただけなんだって。まゆのお姉ちゃんがそう言ってた」と。何だよ、その恋愛群像劇…。


とまあ、なかなかな胸キュンスクールデイズを送る8歳男児なのだった。(後編へ続く)
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5日遅れの誕生祝い

2009-02-08 | 
長いこと病に臥していた(といってもまあ1週間だが)8歳男児が、ようやく昨日から復活。布団に横になっていた6日間はまったく言葉を発する元気がなかったのに、土曜の朝に目を覚ました瞬間から機関銃のようにしゃべりだして、まわりに「復活」を印象づけていた。っていうか、元気になるってうるさくなるってことか…。でもまあ元気になってよかった。

で、本日の夜、ずっと延期になっていた誕生日のお祝いを5日遅れで開催。偏差値37の主婦も一応がんばってごちそうっぽいものを作る。ケーキは、8歳男児のリクエストでイチゴのショートケーキを購入。彼は、ケーキの中では断然イチゴのショートケーキを愛する男なのだ。8本ろうそく立てて、ハッピーバースデー歌って、ふうっと消して、おめでとー。

夕食の前に、8歳男児と10歳女児が、パーティーの飾り付けのつもりなのか、紙に描いたケロロやタママやクルルの絵をランプシェードからタコ糸でタラリとぶら下げていた。えーとソレ、ちょっと邪魔なんですけど…、と申し上げてみるも聞き届けられず。ますます、子どもの展覧会見ながらごはん食べてるような状態に。親バカとしてはカフェギャラリーのようだと言いたいところだが、うっとうしいことには変わりない。



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「ぐ~チョコランタン」を語る

2009-02-07 | 
このあいだ1歳児のいるお宅にシゴトで伺ったときに、1歳児ちゃん(双子の女の子だった!)が「おかあさんといっしょ」のビデオを見ていて、その中でスプーがあいかわらずのんびり歌を歌いながら歩いていたので、『スプー、あいかわらずのんびりしてるなー』と安心していたら、だ。

なんと、この3月で「ぐ~チョコランタン」終わってしまうんだって!何日か前の新聞記事で知った。ショック………。

「ぐ~チョコランタン」は、言うまでもないけれど、NHK教育のモンスター番組「おかあさんといっしょ」内で放映されている、着ぐるみ劇だ。私が考える、数少ない「『完璧』の二文字を与えることができる物」のひとつ。何しろ、スプー、アネム、ズズ、ジャコビ、4人(4匹?)の造形と色彩が「完璧」。

右から、スプー、アネム、ズズ、ジャコビ

架空の動物をしかも4種類、あの形に結晶させる想像力と技術って尋常じゃない。二次元のイラストならまだしも、立体で、さらに中に人間が入るという制約までついた着ぐるみなのに。色も1人1人(1体1体)で高度に完結しつつ、さらに4人並んだときのバランスまで完璧になるよう考えられている。4人の個体としてのオリジナリティが突き抜けていて、お互いぜんぜん似ていないのに、4人揃えば同じ星の住人に見える。あんなにキュートで美術的にすぐれた着ぐるみ、世界中探しても他にないだろうな。

さらに、キャラ設定もすばらしかった。これは、声優さんの力が上乗せしてきた部分も大きいと思うけど。一応スプーが主役だけれど、アネムもズズもジャコビも強烈な個性とゆたかな人間性(人間じゃないけど)を持った魅力的なキャラクターで、4人の存在感が等価で、誰がメインでもおもしろい話が展開できた。この4人なら、永遠にいくらでも話を転がしていけると思っていたのに…。(と、つい好きなバンドを語るような語り口)

今10歳の上の子が、ちょうどテレビを見始めたときにスプーは登場した。前代の着ぐるみ劇「ドレミファ・どーなっつ!」をまだやっていて、同時にプレリリースのような形で「スプーとガタラット」が始まったころ(99年4月)。その1年後の3月に、遠い豆腐の惑星に旅立つガタラットとの別れを経て(あのエピソードには泣いた…)、そして4月から、スプーは新しく出合った3人の仲間と「ぐ~チョコランタン」の物語を生き始めたのだ。(と、つい大河ドラマのあらすじを語るような語り口)

いろいろな面で究極の作品だと思っていたので、残念だ…。ほんと好きだったんだ。どれぐらい好きって、毎日せっせとビデオを録りためるぐらい。子どもが見てなくても私が見てたもん。

録ったねしかし

でも「ぐ~チョコランタン」、BSで続くというから、おしまいではないんだね。この先もっともっと長く続いてほしいな。

(…この項、やけに語りまくった)


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美術館

2009-02-01 | 
7歳男児がトツゼン何を思い立ったのか、絵を描いてはリビングの壁にペタペタと貼っている。聞くと、美術館なのだそう。ふーむ、美術館…。

そう言われれば、モナリザがいる。


モナリザの絵のはじっこのほうには白鳥さえ泳いでいる(たぶん。あひるではないと思う…)。名画といえば白鳥が付き物だろう、という7歳児なりの絵画観。


モアイ像もいる。


もちろん、美術館は

終日禁煙なのだ。

美術館全景


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