忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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今年末、GCが面白い(マリパ編)

2004年10月23日 | 作品紹介(ゲーム)
DSのソフトの感想を読み返してみると、
我ながら歯切れの悪い物が多い。
ハード立ち上げから異端児がゴロゴロ出て来そうなハードだったため
期待が大き過ぎたのかも知れない。
しかし、DSのインパクト不足を補うかのように、今年末GCで発売される
「マリオパーティ6」と「ドンキーコング ジャングルビート」は素晴らしい。

64版の発売当時にこのタイトルと内容と開発元(ハドソン)を聞いた時は、
ラインナップ不足に喘いだ任天堂が苦し紛れに企画した頭数稼ぎの1本だと思った。
が、蓋を開けてみれば大ヒット、以降毎年製作されるようになり、
今や年末には欠かせないパーティーゲームの王様になった「マリオパーティ」。
来月発売になるシリーズ6作目は、マイクを同梱するという新機軸を打ち出してきた。


■GC:「マリオパーティ6」


音声認識システムを使ったゲームソフトと言えば、
1998年12月に64で発売された「ピカチュウげんきでちゅう」(任天堂)や
2003年1月にPS2で発売された「オペレーターズサイド」(SCE)など何本かあるが、
今作ではマイクをただの「おまけ」として扱っているところが新しい。
基本はあくまでも従来の「マリオパーティ」であり、
その中に収録された対戦ゲームのうちの5種類(だったと思う)と、
クイズなどのミニゲームがマイク対応となっている。
マイクは1本しか同梱されていないので、マイクを使う対戦ゲームは
マイクを持つプレーヤーが戦艦を操り、残りの3人が戦艦を攻撃するなど、
1:3の構図になるものに限定されているらしい。

私が最も驚いたのは「ピカチュウ~」の頃とは比較にならないほど
マイクの音声認識機能が上がっていたことだ。
試遊会場にはDSやGBAなどのタイトルも山ほど展示されており、
「大合奏!バンドブラザーズ」などはセッションしようにも
相手の音がまるで聞こえないほどの環境だったにも関わらず、
囁くような声で話しかけてもきちんと認識してくれた。
「ピカチュウ~」の頃は音声認識を謳ってはいたものの、
話す速度や声の大きさなど、かなり気を遣って発音しなければ
ピカチュウが反応してくれなかったものだが、
今回のマイクは私の試した様々なバリエーションにも全て対応してくれた。
例えば「レーザー」という言葉を発する場合、
外人風に「ルウェイザー」と言ってもOK、幼児風の「れいじゃ~」もOK、
他にも色々と変えてやってみたが、全てOKだった。
アドベンチャーなどと違い、認識しなければならない言葉の数が少ないため
ひとつの単語に対して非常に広範囲に認識するように設定されているのかも知れない。

クイズモードに関しても「マリオ」や「ワリオ」などの発音の似ている解答に対しては
「●●●で間違いありませんか?」と聞き返すようになっていたり、
マイクを使用出来ないユーザーは選択肢の中から選べるようになっていたり、
マイクを同梱していながら定価も前作と同じ5800円を維持しているなど、
細部にまで気を配った作りはさすがだ。
マイクを使った対戦ゲームをもう5種類ほど入れて欲しかった気もするが、
この楽しさに免じて大目に見ることにしよう。

マイクの生産体制次第ではリピートに時間がかかる可能性もあるので、
気になる人は早めの購入がお勧めだ。

*なお、開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 数分のプレイによる第一印象であることを断っておく。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:マリオパーティ6
    機種:ゲームキューブ
  メーカー:任天堂 
   発売日:2004年11月18日
    価格:5800円(税込)
    備考:ゲームキューブマイク同梱
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント (4)
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