忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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意味のないコラボ

2004年10月04日 | 業界四方山話
METAL GEAR SOLID 3 SUBSISTENCE(初回生産版)

コナミ

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いよいよ12月16日に発売も決まった「METAL GEAR SOLID 3」。
手掛ける作品はどれも3~4年の製作期間をかけて作り込まれるという
ゲーム職人・小島秀夫監督の最新作だ。
先日、発売元のコナミから衝撃的な発表があった。

「MGS3にあのピポサルが登場!」

発表されたスクリーンショットでは、確かにピポサルが駆け回っていた。
このコラボ、誰の発案で、誰をターゲットにしたものなのだろうか。
私は、このニュースを読んで「嘘っ!?マジ?やったぁ!!」と喜んだユーザーは
この世に2、3人しかいないんじゃないかと推察する。
「サルゲッチュ」のメインユーザー層は「MGS」など遊ばないだろうし、
「MGS」に惚れ込んでいるユーザーからすれば、この手のおまけは邪魔でしかないと思う。
以前、PCエンジン版の「悪魔城ドラキュラ・血の輪廻」に追加キャラクターとして
女の子が登場したことがあったが、その時も「ドラキュラ」の熱烈なファンから非難が集中した。
コナミは自社の人気ソフトの世界観を自ら破壊するのが好きなのだろうか。

そもそも、SCEは低年齢ユーザーの獲得に必死なんじゃなかったのか。
ようやく少しずつ認知されてきたピポサルを、
話題作りのためとはいえ年齢制限のかかった作品に登場させるというのはどういう了見なのか。
例えミニゲームとはいえ、「ポケモン」や「マリオ」は暴力的な表現を使用した作品や
血を連想させるような作品には絶対に出ない。
SCEは11月発売の「爆風スラッシュKIZNA~嵐」(後日紹介予定)で
「任天堂ががっちり掴んでいるマーケットを狙う」と豪語していたが、
こういった中途半端なイメージ戦略をしている限り絶対無理だと思う。

ドリームミックスTV ワールドファイターズ ハドソン・ザ・ベスト

ハドソン

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この手の意味なしコラボで最強なのが、
ハドソンから発売になった「ドリームミックスTV」だろう。
タカラ・コナミ・ハドソンの人気キャラクターが大集合!のアクションなのだが、
何のことはない、コナミの傘下に入ったメーカーのキャラクターを寄せ集めただけだ。
高橋名人、ツインビー、リカちゃん、パワプロくん、桃太郎、コンボイ、、、
「コナミの傘下のメーカーだから」という以外、全く説明がつかない。
リカちゃんとボンバーマンが同一画面内で戦っている姿はシュールですらある。

遊び手のこともキャラクターの持つ世界観も無視したコラボレーションは止めるべきだ。
そこからは何も生まれない。
生まれるのは失笑だけだ。
コメント (10)
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