草履

国民の祝日「文化の日」で３連休も終わりだ。
この日は統計的に晴れの日が多い「晴れの得意日」とされているが？
あれあれ・・・今日はお天道様も疲れが出てきたのか、朝から顔を出してくれない。
「晴れの特異日」の「文化の日」も今日はチョッと当てがはずれたみたいだ。

空を見上げながら庭で孫の草履を履いている小町がいる。
なぜ？孫の草履なんか履いているの？
もしかして「ボケ」てしまったのかなんていわれそうだが、

最近の若い人は下駄、草履はほとんど普段は履かないので、
イザ着物を着ると、下駄や草履が履けなくて困る事がある。
我が家の孫もご多分に漏れずに、下駄や草履が履けない。

先日成人式の写真の前撮りをした時の事である。
孫は簡単に着物を着たり草履を履いたりできると思っていたらしいが、
ところがどっこい！着付けをするのにも一苦労し挙句の果てには
草履の鼻緒がきつくて履けないでつま先で立っている。
簡単に前撮りできると思っていた孫は当てはずれだったようだ。

そこで孫はこれでは本番の成人式の時には困るどうしようと、思ったときに！
小町のだんびろ甲高のデカイ足が目に付いた。
そうだ！おばあちゃんこの草履少し履いて鼻緒を広げておいて？
小町も孫の頼みでは嫌とは言えずに、結局小町が孫の草履の鼻緒を広げる役を仰せ付かり、
今庭で草履を履いて鼻緒を広げている。
でも、だんびろ甲高の小町の足のお蔭で鼻緒もだいぶ広がり、
このぶんだと本番の成人式には無理なく履けるだろう。

だんびろ甲高の小町の足・・・こんな所で役にたつとは・・・トホホホ。
まだまだおばあちゃんも役に立つ事もあるのだ元気でいなくてはね～。