畑仕事に手をとられていたら、“ワカメ”のことをすっかり忘れていた。友人から催促され、昨年の手帳を見ると3月10日に獲りに行っている。「潮見表」で調べると今日が大潮だったので、早速、友人と出かけることにした。場所は“渦潮”で名高い「西海橋」。佐世保港の干潮の時刻が14時58分だから、西海瀬戸の大村湾入り口はこれより多少遅れる。西海瀬戸の奥に位置する大村湾は佐世保港より約二時間(+175分)遅い。近海でも潮時は違うから、海の漁には手のひらサイズの「潮見表」は必携モノである。
ここの“ワカメ”は潮の流れが速く、海水がいつも入替わっているからキレイだ。秘密の場所が一ヵ所あって、昔と比べれば少なくなったが、そこでは“赤貝”も獲れる。しかし、昨年からすると半月遅いから、船で獲って回る漁師が獲り尽くしているかも知れない。今日の潮位が7で、4月、5月のマイナス潮位ほど大きくないから、漁師が刈り獲ったあとに残っている“ワカメ”の「根株」も獲れるかどうか、行ってみなければ分からない。
(続きは写真付きで後刻報告します)
帰宅が18時近くになったのでアップが遅れたが、以下の写真で説明します。
獲れたワカメを水切りのために干している:
約20キロほどのワカメを入れた袋を、磯から急坂の木立の中を登って車まで(およそ150m)二回運ぶのだが難儀なこと。友人と「欲深いからナァ」と言いつつ、休み休み運んだ。近所にもおすそ分けしといたが、明日からしばらく陰干しして干上がったらビニール袋に収納しておく。一年分ぐらいあるだろう。
獲れた赤貝:
最近は少なくなったが、ここの赤貝は有明海のものと比べて断然味が違う。味噌汁一回分だが、自然の恵みに深く感謝していただきたい。
仕掛けた網を上げている漁師:
手前が赤貝を掘った砂場とワカメの獲れる磯である。西海橋周辺にはいくつかの穴場があるようだが、ここは随分昔から馴染みの場所で、あまり人が入らないからそこそこの収穫がある。年々歳をとって、運搬に苦労することを思うといつまで続くか覚束ない。
磯から見た有名な「針尾無線塔」:
太平洋戦争開戦の暗号「ニイタカヤマ ノボレ 一二〇八」を送信した電波塔として有名。一、二号塔が高さ135メートル、三号塔が137メートル。現在の新幹線トンネルや橋梁ではあちこちで剥落が起こっているが、1922(大正11)年完成のこの塔はいまなお健在。手抜きなし工事の証拠物件?
新西海橋下から見た「渦潮」:
写真奥の方に丸い渦が三つ見える。時刻が上げ潮に移った頃だから渦は小さい。4月、5月の大潮にはこの辺の海面は一メートル以上の段差をつくって流れる。潮位を調べてから「観潮」においでになれば、鳴門ほどではないが壮観な自然の働きがご覧いただけるはずだ。
ここの“ワカメ”は潮の流れが速く、海水がいつも入替わっているからキレイだ。秘密の場所が一ヵ所あって、昔と比べれば少なくなったが、そこでは“赤貝”も獲れる。しかし、昨年からすると半月遅いから、船で獲って回る漁師が獲り尽くしているかも知れない。今日の潮位が7で、4月、5月のマイナス潮位ほど大きくないから、漁師が刈り獲ったあとに残っている“ワカメ”の「根株」も獲れるかどうか、行ってみなければ分からない。
(続きは写真付きで後刻報告します)
帰宅が18時近くになったのでアップが遅れたが、以下の写真で説明します。
獲れたワカメを水切りのために干している:
約20キロほどのワカメを入れた袋を、磯から急坂の木立の中を登って車まで(およそ150m)二回運ぶのだが難儀なこと。友人と「欲深いからナァ」と言いつつ、休み休み運んだ。近所にもおすそ分けしといたが、明日からしばらく陰干しして干上がったらビニール袋に収納しておく。一年分ぐらいあるだろう。
獲れた赤貝:
最近は少なくなったが、ここの赤貝は有明海のものと比べて断然味が違う。味噌汁一回分だが、自然の恵みに深く感謝していただきたい。
仕掛けた網を上げている漁師:
手前が赤貝を掘った砂場とワカメの獲れる磯である。西海橋周辺にはいくつかの穴場があるようだが、ここは随分昔から馴染みの場所で、あまり人が入らないからそこそこの収穫がある。年々歳をとって、運搬に苦労することを思うといつまで続くか覚束ない。
磯から見た有名な「針尾無線塔」:
太平洋戦争開戦の暗号「ニイタカヤマ ノボレ 一二〇八」を送信した電波塔として有名。一、二号塔が高さ135メートル、三号塔が137メートル。現在の新幹線トンネルや橋梁ではあちこちで剥落が起こっているが、1922(大正11)年完成のこの塔はいまなお健在。手抜きなし工事の証拠物件?
新西海橋下から見た「渦潮」:
写真奥の方に丸い渦が三つ見える。時刻が上げ潮に移った頃だから渦は小さい。4月、5月の大潮にはこの辺の海面は一メートル以上の段差をつくって流れる。潮位を調べてから「観潮」においでになれば、鳴門ほどではないが壮観な自然の働きがご覧いただけるはずだ。