昨今、“風邪”が流行っているようで、人なかに出るのが危ぶまれる。“風邪”を引いたら「体を温め安静に」、つまり「温まって寝ている」のが一番いいのだが、仕事のある人はそうもいかないだろう。昔、職場の衛生管理者だった頃、従業員向けの『衛生ニュース』を発行していたが、その下書き原稿がいくつか見つかった。これもその一つ。この季節、材料を手に入れるのが難しいのもあるだろうが、できるものを試してみては如何。
【風邪の予防に“ハブ茶”のうがい】
市販の“ハブ茶”(健康食品店にある)をそのまま用いてもよいが、漢方薬局で“決明子”(けつめいし=“ハブ茶”の漢方薬名)を買ってきてフライパンでから煎りし、香ばしい味と香を出してから煎じると、お茶としてもおいしく飲める。うがい薬として用いるときは、お茶の時より4~5倍濃く入れること。
【せきのひどいときは“れんこん”の絞り汁】
“れんこん”を陶磁器(またはプラスチック製)のおろし器ですりおろし、布巾でこして絞り汁だけを盃一杯飲む。飲みにくければ少量のハチミツを加えてもよい。“れんこん”は空気や金属にふれると酸化して色が変わるので、その都度すりおろして飲むとよい。
【子どものせきにも効果的な大根あめ】
大根を1cm角のさいの目切りにし、全量がひたひたに隠れる程度のハチミツを注ぐ。半日~1日経つと大根の成分がハチミツの中に溶け出し、大根がブカブカ浮いてくる。この抽出液をそのままなめさせるか、温湯で薄めて飲ませる。甘いので小さな子どもでも喜んで飲む。
【ひどいせきに梨の蒸し焼き】
これは朝鮮に伝わる民間療法の一つで、安い梨とホウ砂(薬局で買える)を使って簡単にできる。梨の芯をくりぬき、その穴に耳かき一杯のホウ砂を入れ、上からハチミツをたっぷり注ぐ。丸ごとアルミ箔にくるんで10~15分蒸し焼きにして、熱いのをフーフーいいながら食べる。焼きリンゴのようなので、子どものおやつ代わりやデザートにしてもよい。
【体を温める陳皮湯(ちんぴとう)】
陳皮とはミカンの皮を干したもののこと。ミカンの皮を直射日光でカラカラになるまで乾かし、浴槽の中に4,5個ずつ浮かべて入浴する。体中の血行がよくなって体の芯までぽかぽか温まり、湯冷めしない。ヨモギを干して同様に用いても効果的。どちらも風邪の予防になるほか、神経痛、冷え性、婦人病の人にもよろしい。
【常食すると抵抗力のつく陳皮】
ミカンの皮は入浴に用いるだけでなく、粉末にして常食するとよい。この場合は、干すとき皮の裏側にある白い部分をこそぎ落とすと苦味がとれる。十分乾燥させたらすり鉢(またはミキサー)ですりつぶし粉末状にする。味噌汁、漬物、チャーハンなどにかけて毎日食べるとよい。
【風邪に負けない体力つくりにギンナンの油漬け】
ギンナンは食べ過ぎると鼻血が出るといわれているほど栄養価の高い食品。殻と薄皮をむいてごま油をひたひたになるまで注ぎ、広口ビンで完全密閉して約3ヶ月。大人で1日4~5粒、子どもなら1粒が限度。
【のどの痛み、鼻づまりにネギの湿布】
ネギの白い部分を5cmに切って縦二つ割にし、内側のヌルヌルした方を火でしんなりする程度にあぶる。ノドまたは鼻隆にヌルヌルした方を当て湿布する。2~3回取り替えると効果的。
【即席に鼻づまりを治すにはドクダミ】
生葉をよく水洗いして塩もみし、詰まっている方の鼻の穴へ団子状に丸めてつめて寝る。
何かの雑誌か週刊誌から拾ったものだろう、『衛生ニュース』には、こんなくだけた“ナゾナゾ”も載せていた。きつい仕事の中休みの昼食時間、手にする『衛生ニュース』に少しでも関心を持ってもらうための工夫だったように思う。今になってはばかばかしい気もしないでもないが、棄てるのももったいないと思えるので記録しておくことにした。答を見らずに何問できましたか。
【食べものナゾナゾ】
1.自宅で飲むとおいしいジュースはなァーんだ?
2.朝食べるとオナラの出る野菜の名は?
3.お父さんと仲の悪い娘の食べる果物の名まえは?
4.さかなのなかで一番あでやかでキレイな魚は?
5.1匹の馬3頭分もある食べものの名は?
6.あまり頭のよくない人が好きな食べ物は?
7.イモの煮っころがしが大好きな人は?
8.牛肉、馬肉、兎の肉のなかで一番おいしい肉は何の肉?
9.釣り上げたあと、可哀そうになる魚の名は?
【答え(反対から読む)】
スーュジ(ちん俺)ヂンレオ 1
(スガらからぱっ朝)スガラパスア 2
ヤイパパ 3
(麗華)イレカ 4
(馬三)マンサ 5
(鹿馬半)-ガーバンハ 6
人夫ルエニモイ 7
(-しいおぎさう)肉のぎさう 8
(情同)ウョジド 9
まことにおそまつでした。
【風邪の予防に“ハブ茶”のうがい】
市販の“ハブ茶”(健康食品店にある)をそのまま用いてもよいが、漢方薬局で“決明子”(けつめいし=“ハブ茶”の漢方薬名)を買ってきてフライパンでから煎りし、香ばしい味と香を出してから煎じると、お茶としてもおいしく飲める。うがい薬として用いるときは、お茶の時より4~5倍濃く入れること。
【せきのひどいときは“れんこん”の絞り汁】
“れんこん”を陶磁器(またはプラスチック製)のおろし器ですりおろし、布巾でこして絞り汁だけを盃一杯飲む。飲みにくければ少量のハチミツを加えてもよい。“れんこん”は空気や金属にふれると酸化して色が変わるので、その都度すりおろして飲むとよい。
【子どものせきにも効果的な大根あめ】
大根を1cm角のさいの目切りにし、全量がひたひたに隠れる程度のハチミツを注ぐ。半日~1日経つと大根の成分がハチミツの中に溶け出し、大根がブカブカ浮いてくる。この抽出液をそのままなめさせるか、温湯で薄めて飲ませる。甘いので小さな子どもでも喜んで飲む。
【ひどいせきに梨の蒸し焼き】
これは朝鮮に伝わる民間療法の一つで、安い梨とホウ砂(薬局で買える)を使って簡単にできる。梨の芯をくりぬき、その穴に耳かき一杯のホウ砂を入れ、上からハチミツをたっぷり注ぐ。丸ごとアルミ箔にくるんで10~15分蒸し焼きにして、熱いのをフーフーいいながら食べる。焼きリンゴのようなので、子どものおやつ代わりやデザートにしてもよい。
【体を温める陳皮湯(ちんぴとう)】
陳皮とはミカンの皮を干したもののこと。ミカンの皮を直射日光でカラカラになるまで乾かし、浴槽の中に4,5個ずつ浮かべて入浴する。体中の血行がよくなって体の芯までぽかぽか温まり、湯冷めしない。ヨモギを干して同様に用いても効果的。どちらも風邪の予防になるほか、神経痛、冷え性、婦人病の人にもよろしい。
【常食すると抵抗力のつく陳皮】
ミカンの皮は入浴に用いるだけでなく、粉末にして常食するとよい。この場合は、干すとき皮の裏側にある白い部分をこそぎ落とすと苦味がとれる。十分乾燥させたらすり鉢(またはミキサー)ですりつぶし粉末状にする。味噌汁、漬物、チャーハンなどにかけて毎日食べるとよい。
【風邪に負けない体力つくりにギンナンの油漬け】
ギンナンは食べ過ぎると鼻血が出るといわれているほど栄養価の高い食品。殻と薄皮をむいてごま油をひたひたになるまで注ぎ、広口ビンで完全密閉して約3ヶ月。大人で1日4~5粒、子どもなら1粒が限度。
【のどの痛み、鼻づまりにネギの湿布】
ネギの白い部分を5cmに切って縦二つ割にし、内側のヌルヌルした方を火でしんなりする程度にあぶる。ノドまたは鼻隆にヌルヌルした方を当て湿布する。2~3回取り替えると効果的。
【即席に鼻づまりを治すにはドクダミ】
生葉をよく水洗いして塩もみし、詰まっている方の鼻の穴へ団子状に丸めてつめて寝る。
何かの雑誌か週刊誌から拾ったものだろう、『衛生ニュース』には、こんなくだけた“ナゾナゾ”も載せていた。きつい仕事の中休みの昼食時間、手にする『衛生ニュース』に少しでも関心を持ってもらうための工夫だったように思う。今になってはばかばかしい気もしないでもないが、棄てるのももったいないと思えるので記録しておくことにした。答を見らずに何問できましたか。
【食べものナゾナゾ】
1.自宅で飲むとおいしいジュースはなァーんだ?
2.朝食べるとオナラの出る野菜の名は?
3.お父さんと仲の悪い娘の食べる果物の名まえは?
4.さかなのなかで一番あでやかでキレイな魚は?
5.1匹の馬3頭分もある食べものの名は?
6.あまり頭のよくない人が好きな食べ物は?
7.イモの煮っころがしが大好きな人は?
8.牛肉、馬肉、兎の肉のなかで一番おいしい肉は何の肉?
9.釣り上げたあと、可哀そうになる魚の名は?
【答え(反対から読む)】
スーュジ(ちん俺)ヂンレオ 1
(スガらからぱっ朝)スガラパスア 2
ヤイパパ 3
(麗華)イレカ 4
(馬三)マンサ 5
(鹿馬半)-ガーバンハ 6
人夫ルエニモイ 7
(-しいおぎさう)肉のぎさう 8
(情同)ウョジド 9
まことにおそまつでした。