稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

生徒が作るPOP

2022-09-24 17:46:28 | ご存知ですか?
9月9日の朝日新聞の記事にふと目が留まりました。
「なぜ図書館の本は読まれない? 「本好き」高校生が気づいた答えとは」
2022年9月9日 朝日新聞デジタル

茅ヶ崎市にある神奈川県立鶴嶺高校の生徒の一人が、「書店には足しげく通うのに、図書館には足が向かない。」と気づき、その理由を考えたのだそうです。
その結論が「図書館の本には書店の新刊本のような帯がついておらず、「読んでみたい」とひかれることが少ないのだ。」ということでした。
そこで「図書館の本にも帯を付けてほしい」と政策提言をまとめて市に提案、さらに市議会への陳情、そしてなんと昨年6月、市議会の文化教育常任委員会で、賛成多数で採択されたのだそうです!
なんだか鳥肌が立つようなうれしい動きですね。

実施段階で、図書装備上の課題が浮上し、かたちは帯からPOPに変更されたけれど、遂にこの9月に、市立図書館に高校生の「推し本」を手書きのPOPとともに紹介する新コーナーが誕生したのです。

調べてみると生徒が作るPOPの事例はけっこうあるんです。
2018年には埼玉県川島町立図書館で、中学生らがそれぞれお気に入りの本を勧める手作りポップ18点が本と一緒に展示されたり、鳥取県でも「県子どもの読書活動推進事業2020・中学生ポップコンテスト」が教育委員会主催で開かれ、こちらは書店に手づくりPOPが登場!

ポプラ社は2018年から「全国学校図書館 POPコンテスト」を毎年開催しています。
応募は学校単位です。
「全国学校図書館 POPコンテスト」のサイト
受賞作品にはそれぞれ本への思いがあふれています!
・2021年 入賞作品のページ

稲城市立図書館でも、生徒たちが作ったPOPが見られたら楽しいですね!
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