■だから英語に落ちこぼれた No.2 ■
聞くときは「ひっくり返そう」(be動詞の疑問文の作り方)
This is chicken.
↓
Is this chicken?
This is your suitcase.
↓
Is this your suitcase?
(傾向)
「be動詞の文の疑問形は、主語とbe動詞をひっくり返して作ります」
日本の英語教育を受けた人なら、何度も何度もこの説明を聞かれたと思う。
だから、試験で「次の文を疑問形に変えなさい」と出題されたら、その文の意味がどうであろうと「機械的に」答えたものだ。本当に楽なものだった。
しかしどうだろうか。自分が疑問を発したいとき、まず肯定形を作り、それを疑問形に変換する作業をしなければならないのだろうか。このような教え方は、テスト向けでしかないことがよくわかる。つまり、日本人は読解とそれを試すテスト対策の英語教育しか受けていないと言っても言い過ぎではない。
いまだに日本国中で、「be動詞の文の疑問形は、主語とbe動詞をひっくり返して作ります」といった英語教師の声がとどろきわたっていると思うとぞっとする。
あるいは、英会話学校での初級者用コースの実体もほとんど変わらないだろう。
Is +this+ your suitcase?
ですか? これは あなたのスーツケース
(対策)
「これって、あなたのスーツケースなの?」と相手に聞く場合、まず表現したいのはyour suitcaseだ。もちろん聞いているのですから、上げ調子となる。
なぜならそれを聞いた相手にも「スーツケース」は見えていて、それが誰のものか聞いているからだ。
だからわさわざ「これって?」と相手に指し示す必要もないだろう.
そしてきちんとした表現へと進むには、上のワンフレーズ表現があって、Is this~?を付け加える。
Is this your suitcase?
これって、あなたのスーツケースなの?
Isn't this your suitcase?
これって、あなたのスーツケースじゃないの?
(英語の発想)
your bag? ----> Is this your bag?
あなたのパッグなの? これって、あなたのパッグなの?
Your boss? ------> Is this your boss?
あなたの上司なの? こちらの人、あなたの上司なの?
Mr. Green's office? ------> Is this Mr. Green's offic?
グリーンさんのオフィスなの? ここって、グリーンさんのオフィスなの?
このIs this~?という*ファンクションフレーズは「近くのあるものや、人を指し示し、その存在を問う」意味を持っている。
Is this ~?
これって~という存在なの?
Isn't this ~?
これって~という存在じゃないの?
また、Is this~?に対応するのが、Is that~?で、これは「離れているものや、人を指し示し、その存在を問う」意味を持っている。
Is that ~?
あれって(それって)~という存在なの?
Isn't that ~?
あれって(それって)~という存在じゃないの?
話し相手が持っていたり、身につけている物を指し示して問うのも Is that~?を使う。この場合の日本語の発想は「それ」だ。
Is it~?は、上の二つのように具体的に指し示すのではなく、「お聞きのそれは」とか、「話題になっているそれは」の意味だ。
Is it ~?
それって~という存在なの?
日本の英語教育にどっぷりとつかってきた方には、わかりにくいことかもしれないが、単語が主語+動詞+補語などと無機的に並んでいるとらえてはいけない。これらをフレーズ(ことばの意味ある単位)を覚えてしまうことが大切なのだ。
最後に、次の文を日本語に訳してください。
This is Tom.
「これはトムです」と訳す人が多いと思う。写真などに写っているいる人をし示してといった場合もある.あるいは「この人はトムです」、「この男の子はトムです」と訳した人もおられると思う。
逆にこう訳した人に対して、そのような訳の英文は次のようになると言われる方もいる。
This man is Tom.
This boy is Tom.
確かに、中学の英作ではこのようなことでペケをもらったり、減点されることもあるだろうが、私にはこのように教え方ははなはだ無意味だと思う。
表現する人と相手にもその人が男や少年であることがわかっていれば、This isで十分通じるし、それがわからなければ、This manやThis boyと言わざるを得ないといったものでしかない。
thisを「これは」、thatを「あれは」、itを「それは」などと丸暗記させるのが問題なのだ。英語を話すから、英語は英語の発想で使うべきだ。
【ファンクションメソッド7つの補語のタイプ】
[主語が単数]
(1) This (lift) is dangerous. ※形容詞
(2) This is a dangerous lift. ※名詞
(3) This (lift) is down. ※方位副詞
(4) This (lift) is under repair. ※前置詞+名詞
(5) This (lift) is to be repaired. ※to+原形動詞フレーズ be to+不定詞の構文
(6) This (lift) is working well. ※ing形動詞フレーズ be+現在分詞、進行形
(7) This (lift) is made in Japan. ※ed形動詞フレーズ be+過去分詞、受身形
(8) This (dish) is what I ordered. ※補語が関係代名詞
(9) This is how to make good coffee.
※補語がhow to+不定詞
[主語が複数]
(1) These (lifts) are dangerous. ※形容詞
(2) These are dangerous lifts. ※名詞
(3) These (lifts) are down. ※方位副詞
(4) These (lifts) are under repair. ※前置詞+名詞
(5) These (lifts) are to be repaired. ※to+原形動詞フレーズ
(6) These (lifts) are working well. ※ing形動詞フレーズ
(7) These (lifts) are made in Japan. ※ed形動詞フレーズ
(8) These (dishes) are what I ordered. ※ed形動詞フレーズ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/80/9af876143aa5fac6c4ecf4f188d69ff7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d2/cfdd06852a8b84d1c8cfee5048da4b4d.jpg)
(対策覚え書き)
1.単語一つ一つを無機的にとらえないで、フレーズとしてとらえなさい。
2.thatを「あれは」と覚えてしまうのは間違い。「それは」の意味もある。
3.ことばの基礎はワンフレーズ表現にあり。
4.単語の意味は英語の発想で覚えなさい。
*ファンクションフレーズとは、ここでは主体と存在を宣言するフレーズのこと。
ファンクションメソッドによる教材は、「英語のしくみ・発想を学ぶもの」と「語彙力増強のもの」の2つがあります。いずれもファンクションフレーズと補語・動詞フレーズは2色で表記しているのが大きな特色です.
○ファンクションメソッドによる様々な英語・英会話教材の解説
○「自由に話すためのたったこれだけ英文法」などファンクションメソッドによる電子書籍
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動画再生回数が1万名を越え、本日(4月1日)17,788名となりました。
最近では、ほぼ1ヶ月で約1,000人の方が訪れています。
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聞くときは「ひっくり返そう」(be動詞の疑問文の作り方)
This is chicken.
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Is this chicken?
This is your suitcase.
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Is this your suitcase?
(傾向)
「be動詞の文の疑問形は、主語とbe動詞をひっくり返して作ります」
日本の英語教育を受けた人なら、何度も何度もこの説明を聞かれたと思う。
だから、試験で「次の文を疑問形に変えなさい」と出題されたら、その文の意味がどうであろうと「機械的に」答えたものだ。本当に楽なものだった。
しかしどうだろうか。自分が疑問を発したいとき、まず肯定形を作り、それを疑問形に変換する作業をしなければならないのだろうか。このような教え方は、テスト向けでしかないことがよくわかる。つまり、日本人は読解とそれを試すテスト対策の英語教育しか受けていないと言っても言い過ぎではない。
いまだに日本国中で、「be動詞の文の疑問形は、主語とbe動詞をひっくり返して作ります」といった英語教師の声がとどろきわたっていると思うとぞっとする。
あるいは、英会話学校での初級者用コースの実体もほとんど変わらないだろう。
Is +this+ your suitcase?
ですか? これは あなたのスーツケース
(対策)
「これって、あなたのスーツケースなの?」と相手に聞く場合、まず表現したいのはyour suitcaseだ。もちろん聞いているのですから、上げ調子となる。
なぜならそれを聞いた相手にも「スーツケース」は見えていて、それが誰のものか聞いているからだ。
だからわさわざ「これって?」と相手に指し示す必要もないだろう.
そしてきちんとした表現へと進むには、上のワンフレーズ表現があって、Is this~?を付け加える。
Is this your suitcase?
これって、あなたのスーツケースなの?
Isn't this your suitcase?
これって、あなたのスーツケースじゃないの?
(英語の発想)
your bag? ----> Is this your bag?
あなたのパッグなの? これって、あなたのパッグなの?
Your boss? ------> Is this your boss?
あなたの上司なの? こちらの人、あなたの上司なの?
Mr. Green's office? ------> Is this Mr. Green's offic?
グリーンさんのオフィスなの? ここって、グリーンさんのオフィスなの?
このIs this~?という*ファンクションフレーズは「近くのあるものや、人を指し示し、その存在を問う」意味を持っている。
Is this ~?
これって~という存在なの?
Isn't this ~?
これって~という存在じゃないの?
また、Is this~?に対応するのが、Is that~?で、これは「離れているものや、人を指し示し、その存在を問う」意味を持っている。
Is that ~?
あれって(それって)~という存在なの?
Isn't that ~?
あれって(それって)~という存在じゃないの?
話し相手が持っていたり、身につけている物を指し示して問うのも Is that~?を使う。この場合の日本語の発想は「それ」だ。
Is it~?は、上の二つのように具体的に指し示すのではなく、「お聞きのそれは」とか、「話題になっているそれは」の意味だ。
Is it ~?
それって~という存在なの?
日本の英語教育にどっぷりとつかってきた方には、わかりにくいことかもしれないが、単語が主語+動詞+補語などと無機的に並んでいるとらえてはいけない。これらをフレーズ(ことばの意味ある単位)を覚えてしまうことが大切なのだ。
最後に、次の文を日本語に訳してください。
This is Tom.
「これはトムです」と訳す人が多いと思う。写真などに写っているいる人をし示してといった場合もある.あるいは「この人はトムです」、「この男の子はトムです」と訳した人もおられると思う。
逆にこう訳した人に対して、そのような訳の英文は次のようになると言われる方もいる。
This man is Tom.
This boy is Tom.
確かに、中学の英作ではこのようなことでペケをもらったり、減点されることもあるだろうが、私にはこのように教え方ははなはだ無意味だと思う。
表現する人と相手にもその人が男や少年であることがわかっていれば、This isで十分通じるし、それがわからなければ、This manやThis boyと言わざるを得ないといったものでしかない。
thisを「これは」、thatを「あれは」、itを「それは」などと丸暗記させるのが問題なのだ。英語を話すから、英語は英語の発想で使うべきだ。
【ファンクションメソッド7つの補語のタイプ】
[主語が単数]
(1) This (lift) is dangerous. ※形容詞
(2) This is a dangerous lift. ※名詞
(3) This (lift) is down. ※方位副詞
(4) This (lift) is under repair. ※前置詞+名詞
(5) This (lift) is to be repaired. ※to+原形動詞フレーズ be to+不定詞の構文
(6) This (lift) is working well. ※ing形動詞フレーズ be+現在分詞、進行形
(7) This (lift) is made in Japan. ※ed形動詞フレーズ be+過去分詞、受身形
(8) This (dish) is what I ordered. ※補語が関係代名詞
(9) This is how to make good coffee.
※補語がhow to+不定詞
[主語が複数]
(1) These (lifts) are dangerous. ※形容詞
(2) These are dangerous lifts. ※名詞
(3) These (lifts) are down. ※方位副詞
(4) These (lifts) are under repair. ※前置詞+名詞
(5) These (lifts) are to be repaired. ※to+原形動詞フレーズ
(6) These (lifts) are working well. ※ing形動詞フレーズ
(7) These (lifts) are made in Japan. ※ed形動詞フレーズ
(8) These (dishes) are what I ordered. ※ed形動詞フレーズ
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d2/cfdd06852a8b84d1c8cfee5048da4b4d.jpg)
(対策覚え書き)
1.単語一つ一つを無機的にとらえないで、フレーズとしてとらえなさい。
2.thatを「あれは」と覚えてしまうのは間違い。「それは」の意味もある。
3.ことばの基礎はワンフレーズ表現にあり。
4.単語の意味は英語の発想で覚えなさい。
*ファンクションフレーズとは、ここでは主体と存在を宣言するフレーズのこと。
ファンクションメソッドによる教材は、「英語のしくみ・発想を学ぶもの」と「語彙力増強のもの」の2つがあります。いずれもファンクションフレーズと補語・動詞フレーズは2色で表記しているのが大きな特色です.
○ファンクションメソッドによる様々な英語・英会話教材の解説
○「自由に話すためのたったこれだけ英文法」などファンクションメソッドによる電子書籍
☆ファンクションメソッドによる大好評動画
U-tube「自由に英語を話したい!」
動画再生回数が1万名を越え、本日(4月1日)17,788名となりました。
最近では、ほぼ1ヶ月で約1,000人の方が訪れています。
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動画再生回数が本日(4月1日)8,007名となりました。
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