■だから英語に落ちこぼれた No.1 ■
be動詞の意味は「です」か?
This is mine.
(1)これは(3)です(2)私のもの --->これは私のものです
These are my children.
(1)これらは(3)です(2)私の子供たち ---> これらは私の子供たちです
(傾向)
-----------------------------------------------------------
もちろん、現在中学で用いられている教科書も多くの種類がある。あるいは皆さんが学ばれた教科書もおのおの違っていたことだろう。一般動詞から始まるもの、be動詞から始まるもの、それこそ多様だ。
しかしどの教科書をとっても初歩の段階で上のような基本文が登場しているし、皆さんも上のような説明を受けられたであろうと思う。「これはSVCという文型だ」すなわち、「英文と日本文は語順が異なっている。日本文に訳すときには番号の順のように「戻り訳」をしなければならない。またbe動詞isの意味は「です」だ」と。
This is mine.
~ハ です ナニ
S V C
These are my children.
~ハ です ナニ
S V C
そんな説明を受けたとき、英語を話す人はやっかいなことをするものだと思われた方も多いだろう。
そうか、彼らは「これは、です、私のもの」「これらは です 私の子供たち」と話すのだ、変な人たちだなと。
ところが、同じbe動詞を使った次のような英文が登場する。
This is for you.
教師は、とうとうと説明する。
Thisは「これは」の意味、isは「です」のだが、この意味は隠れている、そしてforは「~のため」という意味の前置詞だ、最後のyouは「君」の意味だ。また親切な教師は次のような説明をするかもしれない。この文はThis is a present for you.「これはあなたのためのプレゼントです」のa presentを省略されたものだ。「これはあなたのためです」ということは、「これをあげます」「これをどうぞ」という意味になる。
あるいはbe from ~「~出身です」と覚えろと言う.
(対策)
-----------------------------------------------------------
残念ながらこれが英語というものに目を輝かせた子供たちを、数ヶ月で腐った鯖の目にしてしまう我が国の英語教育の現実なのだ。
読者の多くは、どこが問題なのか気がつかないだろうと思う。それでいいのではないかと思われる方も多いに違いない。
しかし、英語教師は根本的に大きな間違いを犯している。それは英語を教えているのに英語の発想を教えていないのだ。もちろん語順が異なるということは当たり前の話だが、英文に番号を打ち、その順に日本語に変換させるというのは英語の発想を教えないで、英語の読解法を教えているに他ならない。それなら番号を打たずに、漢文のようにレ点などの返り点を打てばいい。明治時代の英語教育ではそうしていた。
それでは、ここで登場する英文における英語の発想とは何か。
子供を前にしてこう言えば、そこそこ意味は通じます.
Yours--------Mine.
Your children-----My children.
プレゼントを相手にあげたいのなら、ひとこと次のように言えば、相手にわかる。ちなみにforを「対象・目的」をroot senseにすることばだ。
For you.
それだけで、相手もFor me?と聞き返してくるはずだ。
さて、This isのことだが、be動詞のroot senseは「存在する」とくらい理解しておけばいい。それを無理矢理「です」と教えてしまうから、This is for you.では通用しなくなり、これは慣用句だとばかり、「これをあげます」「これをどうぞ」と覚え込ませざるを得なくなるのだ。これを逆に「これをあげます」という日本文から、This is for you.という英文を連想することを想像して欲しい。
私が、言いたいのは日本の英語教育に、「会話というものは対話者間でなされる」という当たり前のことが欠けていることです.
つまり話題となっているものが、当事者間に認識されていれば、わざわざ「これは」とか「このリンゴは」などと言う必要はありません。
また、さらに困ったことに、日本語の発想には動的な、つまり動詞を使った表現が多くなることです。これが私たちの英語の発想をじゃますることが多いのが致命的なことになる。
Mine. ---> This is - Mine.
私のものよ これって、私のものよ
My children. ---> These are -My children.
私の子供たちよ これら、私の子供たちよ
For you. ----> This (present) is -for you.
あなたに これって(このプレゼント)、あたなのためのよ
For Kyoto. ----> This (bus) is -for Kyoto.
京都行きよ これって(このバス)、京都行きよ
For your eyes only. ---> This (document) is -for your eyes only.
部外秘よ これって(この書類)、部外秘よ
From Japan. ---> This (apple) is -from Japan.
日本産よ これって(このリンゴ)、日本産よ
From China. ---> This (pork) is -from China.
中国産よ これ(このプタ肉)、中国産よ
ちなみに、前置詞forは「対象目的」、fromは「起点」を表します.
Pray for Japan.
ファンクションメソッドによる教材は、「英語のしくみ・発想を学ぶもの」と「語彙力増強のもの」の2つがあります。いずれもファンクションフレーズと補語・動詞フレーズは2色で表記しているのが大きな特色です.
【ファンクションメソッド7つの補語のタイプ】
[主語が単数]
(1) This (lift) is dangerous. ※形容詞
(2) This is a dangerous lift. ※名詞
(3) This (lift) is down. ※方位副詞
(4) This (lift) is under repair. ※前置詞+名詞
(5) This (lift) is to be repaired. ※to+原形動詞フレーズ be to+不定詞の構文
(6) This (lift) is working well. ※ing形動詞フレーズ be+現在分詞、進行形
(7) This (lift) is made in Japan. ※ed形動詞フレーズ be+過去分詞、受身形
(8) This (dish) is what I ordered. ※補語が関係代名詞
(9) This is how to make good coffee.
※補語がhow to+不定詞
[主語が複数]
(1) These (lifts) are dangerous. ※形容詞
(2) These are dangerous lifts. ※名詞
(3) These (lifts) are down. ※方位副詞
(4) These (lifts) are under repair. ※前置詞+名詞
(5) These (lifts) are to be repaired. ※to+原形動詞フレーズ
(6) These (lifts) are working well. ※ing形動詞フレーズ
(7) These (lifts) are made in Japan. ※ed形動詞フレーズ
(8) These (dishes) are what I ordered. ※ed形動詞フレーズ
○ファンクションメソッドによる様々な英語・英会話教材の解説
○「自由に話すためのたったこれだけ英文法」などファンクションメソッドによる電子書籍
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動画再生回数が1万名を越え、本日(4月1日)17,788名となりました。
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This is mine.
(1)これは(3)です(2)私のもの --->これは私のものです
These are my children.
(1)これらは(3)です(2)私の子供たち ---> これらは私の子供たちです
(傾向)
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もちろん、現在中学で用いられている教科書も多くの種類がある。あるいは皆さんが学ばれた教科書もおのおの違っていたことだろう。一般動詞から始まるもの、be動詞から始まるもの、それこそ多様だ。
しかしどの教科書をとっても初歩の段階で上のような基本文が登場しているし、皆さんも上のような説明を受けられたであろうと思う。「これはSVCという文型だ」すなわち、「英文と日本文は語順が異なっている。日本文に訳すときには番号の順のように「戻り訳」をしなければならない。またbe動詞isの意味は「です」だ」と。
This is mine.
~ハ です ナニ
S V C
These are my children.
~ハ です ナニ
S V C
そんな説明を受けたとき、英語を話す人はやっかいなことをするものだと思われた方も多いだろう。
そうか、彼らは「これは、です、私のもの」「これらは です 私の子供たち」と話すのだ、変な人たちだなと。
ところが、同じbe動詞を使った次のような英文が登場する。
This is for you.
教師は、とうとうと説明する。
Thisは「これは」の意味、isは「です」のだが、この意味は隠れている、そしてforは「~のため」という意味の前置詞だ、最後のyouは「君」の意味だ。また親切な教師は次のような説明をするかもしれない。この文はThis is a present for you.「これはあなたのためのプレゼントです」のa presentを省略されたものだ。「これはあなたのためです」ということは、「これをあげます」「これをどうぞ」という意味になる。
あるいはbe from ~「~出身です」と覚えろと言う.
(対策)
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残念ながらこれが英語というものに目を輝かせた子供たちを、数ヶ月で腐った鯖の目にしてしまう我が国の英語教育の現実なのだ。
読者の多くは、どこが問題なのか気がつかないだろうと思う。それでいいのではないかと思われる方も多いに違いない。
しかし、英語教師は根本的に大きな間違いを犯している。それは英語を教えているのに英語の発想を教えていないのだ。もちろん語順が異なるということは当たり前の話だが、英文に番号を打ち、その順に日本語に変換させるというのは英語の発想を教えないで、英語の読解法を教えているに他ならない。それなら番号を打たずに、漢文のようにレ点などの返り点を打てばいい。明治時代の英語教育ではそうしていた。
それでは、ここで登場する英文における英語の発想とは何か。
子供を前にしてこう言えば、そこそこ意味は通じます.
Yours--------Mine.
Your children-----My children.
プレゼントを相手にあげたいのなら、ひとこと次のように言えば、相手にわかる。ちなみにforを「対象・目的」をroot senseにすることばだ。
For you.
それだけで、相手もFor me?と聞き返してくるはずだ。
さて、This isのことだが、be動詞のroot senseは「存在する」とくらい理解しておけばいい。それを無理矢理「です」と教えてしまうから、This is for you.では通用しなくなり、これは慣用句だとばかり、「これをあげます」「これをどうぞ」と覚え込ませざるを得なくなるのだ。これを逆に「これをあげます」という日本文から、This is for you.という英文を連想することを想像して欲しい。
私が、言いたいのは日本の英語教育に、「会話というものは対話者間でなされる」という当たり前のことが欠けていることです.
つまり話題となっているものが、当事者間に認識されていれば、わざわざ「これは」とか「このリンゴは」などと言う必要はありません。
また、さらに困ったことに、日本語の発想には動的な、つまり動詞を使った表現が多くなることです。これが私たちの英語の発想をじゃますることが多いのが致命的なことになる。
Mine. ---> This is - Mine.
私のものよ これって、私のものよ
My children. ---> These are -My children.
私の子供たちよ これら、私の子供たちよ
For you. ----> This (present) is -for you.
あなたに これって(このプレゼント)、あたなのためのよ
For Kyoto. ----> This (bus) is -for Kyoto.
京都行きよ これって(このバス)、京都行きよ
For your eyes only. ---> This (document) is -for your eyes only.
部外秘よ これって(この書類)、部外秘よ
From Japan. ---> This (apple) is -from Japan.
日本産よ これって(このリンゴ)、日本産よ
From China. ---> This (pork) is -from China.
中国産よ これ(このプタ肉)、中国産よ
ちなみに、前置詞forは「対象目的」、fromは「起点」を表します.
Pray for Japan.
ファンクションメソッドによる教材は、「英語のしくみ・発想を学ぶもの」と「語彙力増強のもの」の2つがあります。いずれもファンクションフレーズと補語・動詞フレーズは2色で表記しているのが大きな特色です.
【ファンクションメソッド7つの補語のタイプ】
[主語が単数]
(1) This (lift) is dangerous. ※形容詞
(2) This is a dangerous lift. ※名詞
(3) This (lift) is down. ※方位副詞
(4) This (lift) is under repair. ※前置詞+名詞
(5) This (lift) is to be repaired. ※to+原形動詞フレーズ be to+不定詞の構文
(6) This (lift) is working well. ※ing形動詞フレーズ be+現在分詞、進行形
(7) This (lift) is made in Japan. ※ed形動詞フレーズ be+過去分詞、受身形
(8) This (dish) is what I ordered. ※補語が関係代名詞
(9) This is how to make good coffee.
※補語がhow to+不定詞
[主語が複数]
(1) These (lifts) are dangerous. ※形容詞
(2) These are dangerous lifts. ※名詞
(3) These (lifts) are down. ※方位副詞
(4) These (lifts) are under repair. ※前置詞+名詞
(5) These (lifts) are to be repaired. ※to+原形動詞フレーズ
(6) These (lifts) are working well. ※ing形動詞フレーズ
(7) These (lifts) are made in Japan. ※ed形動詞フレーズ
(8) These (dishes) are what I ordered. ※ed形動詞フレーズ
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