「悪者見参」と順番が逆になってしまった「誇り」読了。
もともとフランスW杯の日本初出場と共にユーゴズラビア代表キャプテンとしてJ・リーグ、名古屋グランパスでも活躍するストイコビッチの本をというのが版元の意図で「ストイコビッチ物語」となるはずだったと言う。
しかし、この天才プレイヤーのプレースタイルを描く上でセルビア人の背景として描く事は避けられなかった。後に内紛、祖国空爆というバルカン情勢に詳し . . . 本文を読む
手塚治虫の「どろろ」実写版映画化のニュースを聞いた時、思わず拍手をしたくなったけれども、冷静に考えると実写版で裏切られる事よりも、子供の頃見たアニメをもう一度観たいという気持ちが強くあった。
実は1月13日に新・文芸座のオールナイトにて「どろろ」アニメが上映された。これは昨年から是非行こうと楽しみにしていたのだが、なんと翌日曜日に大事な会議が入ってしまい、会議で居眠りするのもヤバいので自重せざる . . . 本文を読む
「世界中で熱狂的愛好家を生み出した空前絶後の怪作。数々の紋切り型をちりばめ、移り気な御都合主義、荒唐無稽の限りを尽くしたこの映画は、歌劇、怪奇趣味、メロドラマへの偏愛を隠さない。青年貴族イシドールとキャバレーの歌姫<ラ・パロマ>ことヴィオラの“愛と狂気と死”の物語は“空想”のための単なる口実なのだろうか。」
ふと手にした「ダニエル・シュミット監督回顧」のこのチラシの紹介文と「ラ・パロマ」のタイト . . . 本文を読む