Comme il pleut sur la ville
巷に雨のふるごとく... というか、commeは不要。
il pleut sur la ville.だよ、せっかくの週末なのに。
今日は昼食に蒸し春巻きBanh Cuon[バンクォン]を教えてもらった。
フランスに帰省した際にBanh Cuonの粉を貰って帰ってきて
家で作ってみたが、
夫に「おいしいけど、これはBanh Cuonじゃない」と言われた。
だから今度フランスに行ったときに教えてもらいたかった一品。
作り方が完全に間違っていたのだ。
私の場合、油をひかずに米粉をフライパンに敷いて焼き、
その上にひき肉やらきくらげの中身をおいて巻いただけ。
↑このボールに入っている野菜を好きなだけ包む
義母の場合、油をひいて米粉をプルンプルンに蒸し焼きあげ、
まな板の上に引き上げる。その上にひき肉やらきくらげ、
もやし、1cm幅に切ったレタス、きゅうり(私はパス)、
ミントを乗せて包み巻いた。
ほ、ほーぅ。
何とも言えないもっちりぷるんぷるんの生地の中に
野菜がたーっくさん包み込まれ、そこにフライドオニオンと
ニョクマムソースに砕いたピーナッツを添えていただいた。
おいしい…。
むにゃむにゃむにゃ、おいしい・・・。
ミントの清涼感もベトナム料理らしく、野菜がたくさんでボリューミー
ボリューミーでありながら、ほとんどが野菜なのでいくらでも食べられる!
こりゃこりゃ、素晴らしい料理かな。
そうこうしているうちに1時半を過ぎたため、娘の御先に出発進行
というのも、私が今使っているグローバルの包丁を義母が使ってその切れ味に感動し、
「私も欲しい!」ということだったので、急きょ、料理の先生に連絡をしたところ
快くご用意いただけるとのことだったので、指定の時間にお教室に引き取りに伺った。
娘と一緒に青山へ
青山へいく電車の中で、またしても缶ビールの広告を見つけた娘。
目が「
キラーん
」と光り、広告を指差して
「ばぁば、ばぁば」と私に教える。
「おぉ、またしても缶ビールだね」と答える私。
すかさず「ばぁば、大事ぃ」と唱えること3回。
そして電車のドアに貼られた、タヌキの親子がドアに注意と唱えるシールを見て、
「ママ、○○ちゃん(自分の名前)」と言い、
反対側のドアに貼られた同じシールを指差して「同じ、同じ」と教えてくれた。
ばぁばが缶ビールで、我々親子はタヌキかいな。どんなだ
想像すると相当おまぬけな女子3代...
ようやく教室に到着し、エレベーターで上階へ。
見上げると青い光が瞬いており、それを見てキラキラ星を歌いだし、
歌い終わったころに到着。
包丁を受け取り、夫たちと新橋で落ち合うために
銀座線に乗ったとたんに夢の中~
お餅のようなほっぺたを私の肩にしっかりとくっつけて、
グーグーとこのあと2時間半も寝入った娘。
その間、ゆりかもめに乗り、レインボーブリッジを渡って、
2年ぶりのお台場に行き、少々物悲しきショッピングセンターを
見て歩いて、記念撮影なんぞもして、水上バスへ。
最終の水上バスは、我々アジア系フランスファミリーとカップルひと組。
以上終了。
(少なすぎ・・・ 我々はいいが、会社は商売あがったりだろう。)
ガンガンにきらめくお台場、品川、汐留を進み、
不夜城とタクシーの運転手さんに言われている
かつての職場の前を通り(もちろん煌々と電気が付いていた)、
自宅付近の船着場に到着。約50分。
娘も義母もキラキラと輝く東京の夜景を存分に楽しみ、
私と夫は撮影隊と化した。
船を下りた娘は「もう一度、船に乗りたい」と駄々をこねたが、
船が出港したので「船もおうちに帰って、まんまを食べてねんねするんだよ」と
言ったら「ばいばーい」と手を振って、勇ましく歩きだした。
雨が降っていたので、フードをかぶせたらキューピーちゃんみたいでおかしい娘。
そんな娘がかわいくて、いてもたってもいられない義母。