ちょっと前までこの横をテクテクと歩いて出社していた私。
今日は家族で後楽園遊園地に行ってみました。
今どき、後楽園なんて言う人の方が少ないのかしら。
正式名称は「東京ドームシティアトラクションズ」。
後楽園でいいじゃんね。後楽園ホール、懐かしいな。
そう言えばスケートリンクもあったっけ(行ったことはなかったけど)。
猛烈な酷暑が続いて、少し外出しようもんなら
シャワーを浴びずにはいられない日が続いていましたが、
日曜日は関西からの雨雲のせいか、夕方になって暑さが和らぎ、
絶好の遊園地日和(?)となりました。
例のごとくスロースターターのわれわれ。
娘と夫が昼寝から目覚めた午後3時に我が家を出発したのでした。
と言っても後楽園まで電車で10分ちょい。
大変に近すぎてハレの遊び場の印象なし。
私が子供のころは、おばあちゃん家から電車に乗って、
丸の内線が後楽園近辺だけ地上に上がるのを
ウキウキしながら待ったものです。
父と弟と行ったっけね、後楽園。
あの時は何に乗ったかなぁ。
後楽園駅で下車して、観覧車なんかを見ながら
遊園地に向かって歩く楽しさったらない。
子供は電車から後楽園が見えた時から
エキサイティングな時間を過ごすことが出来る。
娘ちゃんは、ジェットコースターを指さして
「あっ」と言いました。
フランスで飛行機が見えたときに教えてくれたみたいに。
最初は娘ちゃんのために回転木馬に。
東京ドームシティには、2種類の回転木馬があって、
ひとつは400円、もうひとつは600円。
600円の方が水上の回転木馬ということらしいけど、
観客はぜーんぜん水上である感じはしませんデス。
娘は400円だろうが、600円だろうがどっちだっていいのでしょうが、
今回購入したチケットはアトラクション4回分で2000円という
ちょびっとしたたかな計算をすると得をする仕組みのチケットで、
なるべく、いや絶対に500円以上のアトラクションに乗るべしと
鼻息が荒い私の独断と偏見で水上回転木馬をチョイス。
今回、初めて「馬に乗りました~」!!
(選んだのは夫ですが)
馬はふわ~っと上がったり、ふわ~っと下がったりして、
面白がるかと思いきや、一周するごとにカメラを構えるママを
見つけるほうがよっぽど楽しかったご様子の娘ちゃん。
まぁいいです、楽しんでいただければ。
お次はスプラッシュマウンテンっぽい乗り物に3人で乗って、
3人で水をかぶりたかったのに、5歳以下はダメなんだってー。
ちぇー!
ということで娘だけ水遊び。
お次はお次はビックオー!
これは真ん中がくりぬかれた大観覧車なのだー。
一周15分の空中散歩。
3人で乗っちゃいました。
グルノーブルのカプセル団子三兄弟風ケーブルカーを思い出した。
娘ちゃんはゆーっくりと上がる観覧車に喜んで、
「あっ、ぶーぶー!」
「あっ!」
とぐんぐんと見えるおなじみの物たちを指をさして教えてくれました。
ひとしきり見終えて気が済んだのか、飽きたのか、
今度は観覧車内で音楽を聴くための機械をいじりはじめ、
いきなり大音量で知らないポップソングがかかったり、
いきなり「しーん」と音楽が止まったり、
何とも落ち着かない半周を過ごしました。
そうそう、後楽園の観覧車って、音楽が聴けるだけでなく(もちろん無料)、
クーラーも付いていて涼しいのぉ!!
次は何乗ったっけか。
夕飯を食べて、8時からの噴水ショーを見て、
私が大好きな絶叫マシーン「サンダードルフィン」に乗ったんだ。
名前だけでも怖いねぇ。
「ドルフィン」だけだと怖くないから「サンダードラゴン」にすればいいのにねぇ。
この「雷イルカ」ジェットコースターは
動きしな45度の角度で高さ80mまで登ります。
で、東京タワーの柱と同じ角度の80度で
ザーッと一気に滑り落ちるの!!
通勤時に横目で見ながら「いいなー」と思っていたのですが、
ついにこの日、絶叫が現実のものとなったのでした!
待ち時間10分という破格の短さで、
3本ぐらい見送ったら自分の番になりました。
待っている時間も楽しいもの。
なのに、今回は残念ながら「ドキドキするねぇ」とか
「あの人、すごい顔して戻ってきたねぇ」とか
緊張を共有する相手がおらず、ひとり時折ニヤケながら
自分が一番先頭車両になることを祈っていました。
が、前から7番目・・・
で、やたらハイテンションのクルーの方々の説明にも
それほど応じず(何せひとりなので)、
「早く出発してくれっ」と強く念じる私。
動き始めた途端、娘と夫を探すも見つからず。
「ママはここにいるのよぉ」と心の中で告げ、
これから始まる念願の絶叫マシンに集中しました。
集中するも束の間、すぐに客観的になる私。
なにせ、80mの地点に到着するまでの「スピードが速い」。
乗客をさっさと乗せて稼がねばならない運営側の計算は理解できるけど、
ここはもーっとゆっくりと上がっていかねば、
恐怖感を極限まで溜められないというもの。
最初でダメ出しだもんなぁー。
でも次に待ち受けていた「降下」は最高に素晴らしかった。
本当に素晴らしい。
80度の角度ってほぼ「垂直」なのね。
「お、おちるぅ・・・ ひえ・・・」と
ここばかりは不覚にも叫び声をあげた私。一人で。
このあとは狭い文京区の後楽園地区を縫って走るのだけれど、
乗客サイドとしては大したことはない。
設計&建築サイドとしてはかなり大しているのでしょうが。
(だってビルのすぐ横を走って、ラクーアのビルの穴を抜けるし、
さっき乗った観覧車の真ん中だって走り抜ける)
で「もう終わりぃ~~」と心の中で軽いブーイングで降車。
はぁ~、楽しかった。
「楽しかったよぉ」と夫と娘のもとに駆け寄ると、
娘は泣き疲れて寝ておりました・・・
すんません。